投稿日:2024年8月5日

政府と日本学術会議の対立:独立性か監督か、難航する解決策

最近のニュースについて田中さんと山田さんが興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします!

田中太郎田中太郎:山田さん、最近の政府と日本学術会議の対立、どう思います?政府が学術会議に大臣任命の監事を設置しようとしてる件とか。

山田美穂山田美穂:田中さん、これはかなり複雑な問題ですね。学術会議としては独立性を保ちたいんでしょうけど、政府としては資金提供をしてる以上、監督も必要という立場ですもんね。

田中太郎田中太郎:せやな。でも、監事を受け入れたら学術会議の自由な議論が損なわれる可能性もあるやろ?政府からの圧力がかかると科学的な意見がバイアスされるとか。

山田美穂山田美穂:それも確かにあります。一方で、公益財団法人になるという選択肢もありますけど、こちらは財源の保障がなくなるのが問題ですね。持続可能性に影響が出かねません。

田中太郎田中太郎:まあ、どっちにしても学術会議にはデメリットがつきまとうな。ええ答えが簡単には見つからんな。

山田美穂山田美穂:ただ、海外のアカデミーでも政府と強い関係を築いてる例もあるし、日本もそのモデルを参考にするべきという意見もあるんです。例えば英国王立協会なんかもそうですし。

田中太郎田中太郎:そうやな。せやけど、それをそのまま日本に適用するのは難しいかもしれん。日本の文化や制度も考えなあかんし。

山田美穂山田美穂:確かに。内閣府が進める投票制や多様な財源確保の提案も、学術会議には受け入れがたいところがあるでしょうね。

田中太郎田中太郎:学術会議が反発する理由もわかるわ。科学者としての独立性を守るためには、政府の直接の介入は避けたいんやろ。

山田美穂山田美穂:しかし、内閣府としても国立大学の法人化などの前例があるから、運営費交付金を出す以上は監事が必要だと主張していますし、その理屈も理解できます。

田中太郎田中太郎:ほんまやね。どっちの立場も一理あるし、かんたんには折り合いつけへんな。どこかで妥協点を見つけなあかんやろけど、難しいわ。

山田美穂山田美穂:そうです。さらに学術会議が公開の場での議論を求めているのに対して、内閣府の有識者懇談会は非公開で行われています。これが透明性の問題として浮上しています。

田中太郎田中太郎:透明性も大事やな。非公開やと不信感が生まれるし、これからの大学のガバナンス改革にも影響が及ぶかもしれん。

山田美穂山田美穂:そうですね。国民の総意の下で設置される新生学術会議という理念も、実際には改革を進めるための方便として使われているという批判もありますし。

田中太郎田中太郎:その通りや。結局、誰のための改革なんかをちゃんと考えなあかん。社会全体にとって最善の選択を見つけるのが難しいな。

山田美穂山田美穂:ええ、それが最大の課題ですね。どちらの立場も考慮しながら、社会に対して適切な説明が必要です。それがないと、結局のところ信頼を失ってしまうことになりますから。

田中太郎田中太郎:まあ、どないにせよ、この問題が早く解決することを祈るしかないわな。学術の発展にとっても重要なことやし、皆が納得できる解決策が見つかることを期待しとるで。

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