製造業の購買担当者がAIにかわることってあり得るの?

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【この恋あたためますか】人気ドラマのスイーツ開発について購買調達視点から解説!原材料の調達について学ぼう!

【この恋あたためますか】人気ドラマのスイーツ開発について購買調達視点から解説!原材料の調達について学ぼう!

今日はコンビニのスイーツ

食材の調達についてお話をします

今ちょうどテレビドラマで

TBS

毎週火曜日の夜10時から

この恋あたためますか

というドラマをやっています

これはセブンイレブンとのタイアップのようでして

10月から始まってるドラマなんですけれども

それに合わせてセブンイレブンでは

新しいスイーツを販売開始しました

 

今年コロナウイルスの関係もあって

各業界が非常に売り上げが落ちてると

コンビニ業界も非常に厳しい

在宅勤務で、テレワークで

通常の来店のお客様がなかなか来ない

少しでも売り上げを上げたい

話題を盛り上げてタイアップコラボレーションで少しでも

新しい顧客を取り込みたい

さまざまな取り組みをしている中で

今ちょうど人気の女優さん、俳優さんを使ってドラマをやっています

 

テーマが

スイーツの開発ということもあって

少しでも新しいお客さんを取り込みたい

ドラマのストーリーの中でも

いかにこれまでの既存のお客から新しい顧客を取り込むかという取り組み

結構苦労している

少しでも売り上げを上げたいというようなことをドラマ化しています

 

初回に関してはスイーツの開発について

新しい味をということで

どれだけ採算のある中で

やって行かなきゃいけないか

当然コンビニのスイーツとなると

販売価格の上限が決まっている中で

少しでもおいしいものをとなると

既存の商品と違ったもの

そうは言っても高級な

洋菓子店で提供するような価格で売れるわけではないので

どうやって既存の原材料を使って予算内に収めながら

なおかつ人気ある商品を開発するか

これは開発チームと原材料を調達する購買のスタッフ

かなりせめぎ合う分野だと思います

私もイオンエブリ

テレビドラマでココエブリィと言ってますけれども

私もイオンエブリ

テスコからイオンに買収された食品スーパーですけど

小さなジャンルはほとんどコンビニということで

プライベートブランドの開発もしていました

私の専門は食材以外のパッケージですとか方剤ですとか

そういったものが主だったんですけれども

当然プライベートブランドの商品開発には社員として参加しています

非常に難しいのは

既存商品との差別化

特に原材料の確保

季節商品であれば

その限られた材料の

奪いあいということになりますね

 

この季節ですと

秋、今回のスイーツでいけばどのような新鮮な果物を使うかということなんですけれども

ドラマの初回はシュークリーム

ここにチョコレートということでカカオの豆を

こだわりを持って現地まで調達しに行くっていうような

話になってましたけれども

第二弾としてパンプキンを使ったプディングとかいうことで

私も現物

セブンイレブンまで行って買ってきました

このような商品です

私はこだわりがあるのはやっぱりパッケージもそうですね

食材もそうなんですけれども

後でちょっと食べてみようと思うんですけれども

このカップ

プラスチックの容器なんですけれども

今は環境対策という問題もあってリサイクル可能、可燃

そういったことも考えていかなければいけない

私の住んでいる千葉県は

原材料を確保するには比較的都合のいい場所です

私の自宅の周辺にも

製糖工場の工場があったり

ショートニングという植物由来の油

これの工場があったり

食品コンビナートでチョコレートの工場があったりしています

 

さらにはコンビニで販売するおにぎりですとか

サンドイッチを作ってる工場も

比較的そばにあったりします

更には物流

これに関しても

いろんな運送会社がいろんな契約を結んで

時間ごとのこまめな配送をしているということになるんですけれども

洋生菓子なると温度管理ですとか

途中で揺れたりする時のダメージを防ぐために

どうやってパッケージの中で

いい状態を保つかということなんですけども

このようにクリームとか

メープルシロップがかかってたりするんですけれども

これ揺れたりしてもこの状態を保てるということを

いろいろ気にするわけなので

包装次第だとか運送形態ですとか

その容器だとか

そういったものもコンビニエンスストアの本部では

いろんな取り組みをしています

実際私もイオンエブリ、テスコで

さまざまな包装資材

それから輸送の機器、折りたたみコンテナ

さまざまな取り組みをしましたし、運送会社との契約も随分苦労しました

 

実際に食材以外の

パッケージデザインから始まって

包装資材、PRのためのいろんな宣伝費

様々なコストがかかっていて

それに関しても購買が関わるのか

宣伝部門が担当するのか

会社によって様々だと思うんですけれども

いろんな取り組みをしています

 

購買の話なので

食材についてちょっと説明しますと

このパンプキンのプディング

メープルシロップとそれからクリーム

これだけでどれだけ食材として

原材料が使われているかというと

有頭を主原料とする食品、クリーム、乳製品、パン、砂糖、卵

メープルシロップ、水飴、ゼラチン、小麦粉

食塩、でんぷん、ファットスプレッド、バター、キシロース

加工でんぷん、グリシン、香料、乳化剤

さらには増粘多糖類カラメル色素

さらに乳酸Ca、カルシウムですね

酵素、一部に乳成分、小麦、大豆、ゼラチン等を含む

ということになっていますが

このようなものが含まれている上に

消費期限がいついつ

時間まで指定されてますし

温度は10度以下で保存

ということで県内で生産されて届けられている

 

最近は成分表示として炭水化物ですとか

それからどのような原材料使ってるか

特に遺伝子組み換えでないとか

さまざまな表示

カロリー表示とか

さまざま記載が求められています

こういったシールもプリントの印字も

購買の仕事だったりしますし

印刷をどこでやるかとか

そういうことも重要な仕事になってきたりします

 

そして一番のこだわりというか

大事なところは

品質なんですけれども

当然温度管理、衛生管理は当たり前のことであり

なおかつその上でおいしいという味ですよね

味はなかなか数値で表わしづらいですけれども

当然スタッフ

できるだけ多くの人たちに

試食をしてもらうということになります

テレビドラマでは

かなり限られた人が最終的な

役員決済で承認ということになるんですけども

実際に私が経験したスーパーでは

お菓子屋スイーツ担当の担当者だけではなくて

いろんな部門のスタッフの意見を聞いて

アンケートを取り

好みなのかそうでないのかから始まって

味の良し悪し、見た目いろんな評価項目があって

多くの人の意見が反映されて

決定するということになります

 

ちょっと一口食べてみようと思います

結構大変です

作る人の苦労が偲ばれる

最近流行りなのが

こういったもの

さまざまな食感

硬い、柔らかい、なめらか、サクサク

いろんなものを一つの中で楽しめるという工夫がされています

こういう状態を保てるかっていうことも

購買の担当として各原材料のメーカーの人たちといろんな話をしていると思います

 

この動画はスイーツの味のことではなくて

購買の調達に関わる話なので

全部食べるということはしませんけども

後ほど完食はします

とてもおいしいです

おいしいというだけではなかなか難しくて

こういった食材の調達において

美味しいは当然大事なんですけども

具体的な数値で

甘味だとか風味だとか食感、滑らか

さまざまな評価項目があります

専門的な評価は専門チームで当然

数値を出して決めたりするんですね

場合によっては試験機械

機械を使って測定をしたりということもするんですけれども

 

素人、一般の顧客がどう思うかっていうことも実は重要で

普通に感覚として

あ美味しいねって思うことなのか

いやこれ風味がいいねということなのか

既製品と比べてここが違っていいよねっていうこととか

いろんな評価があります

当然工業製品と違って特に金属ですと

プラスチックと違って

季節や産地によって

金位が常に一定ではないですね

どこから輸入するかとか

どこで加工するか

そういったことによって味も当然変わってきます

 

例えば砂糖に関しても

サトウキビからなのか

甜菜からなのか

もっと違う甘味料を使って甘みを出すのか

今回砂糖の他にメープルシロップを使ってますけれども

そこは甘味だけじゃなくて独特の風味、季節感

こういったものと

今回パンプキンということで

カボチャをうまく使って季節感を引き出そうと

こういう取り組みをしているんですけれども

どれだけ購買として実際に商品を開発しているチームの期待に沿った原材料を調達できるか

当然予算があって価格の中に納めなければいけない

品質も保たなければいけない

味も良くなければいけない

そういうことが各社競争でやられている中で

どうやってお客様に手に取って、味わってもらうかということになるわけです

 

非常に難しいのが

これだけの情報があふれてる中で

今回テレビドラマとのタイアップ

これはインターネットにも表示されていますし

セブンイレブンのネットの配信でも情報が伝わっています

 

そうすると当然人気の商品となれば

季節限定とか数量限定となれば

店頭に並んだ瞬間になくなってしまうということで

欠品になるリスクもあるわけですね

余ってはいけないし

食材をできるだけ廃棄ロスを少なくしたい

だけど欠点も避けたいとなると

この数量をどれだけ調達するかっていうのが非常に難しい

まして作りだめができない生の洋菓子となると乳製品も含めて日々

新鮮なものを入れなければいけない

作り溜めができない

その中で他の生産ラインでは日常生産している他のお菓子とか

っていうものを流れていくわけで

どうやってこの商品のためにラインを確保するか

人材を確保するか

原料を適正な高品位のものを確保するか

というせめぎ合いになる訳ですね

 

なかなか非常に難しい中で出来上がって

テレビドラマと実際にコンビニエンスストアが手を組むと

こういったものが出来上がる

これは相当全勢力をつぎ込んだ非常に

これを作った企画をした人たちの苦労が偲ばれる製品です

多くの人が携わっています

テレビそれからコンビニエンスストア、食材を調達している

原材料のメーカーの人達

工場でこれを生産している人たち

さまざまな人の苦労があって

それを運送会社の人がタイムリーに届けて

店舗のコンビニのスタッフの人が

期限、状態を確認しながら販売するということで

お客様の手に届くわけです

こういった中で購買の役目

いかに美味しいと言われる製品の原材料を

的確に確保するかということになります

常にいろんな気候や気象条件に左右される農産物

野菜や果物、その他の原材料、調味料

これをどれだけ最適な品種で最適な量を適切な価格で調達するか

これが購買の仕事

とても大事だと思います

 

今回たまたま

こういった形で紹介しましたけども

自分も数年前にイオンエブリというところで

携わってた仕事を思い出しましたので

皆さんの成果をお伝えしたくて

このような動画を撮影させていただきました

 

ぜひ次の商品

来年以降も

いろんな企画でいろんなものが多分製品として登場すると思うんですけれども

期待したいと思います

今日は以上になります

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ではまた

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