投稿日:2022年8月1日

ヤバい…知らなければその先はない、購買に必要な情報

今日は購買部門が必要とする情報について詳しく話をしていきます

これは10回にぐらいに分けて

細かく話をしていきますが

今日はまず第1回目

そのたくさんある全てを網羅すると

20項目になるんですけれどもこれの総括をしていきます

そして次回以降個別に詳しい内容についてお話をしていきます

まず総括として購買部門が必要とする情報

全部で20項目に分類しました

原材料、部品を調達するにあたりサプライヤーと価格交渉をするとか

数量や納期の交渉をする時にどんな情報が必要か

当然最低限何をどれだけ作るんだっていうところでだから

この形状この仕様の部品がこの数、この納期で欲しいんだということになっていきます

そういった基本の情報から中長期的に購買契約を結ぶ時

年間契約ですとか3年5年の中期契約を結ぶ時に何が必要な話になるのか

どれだけ設備投資をしたらいいのか

生産設備の能力をアップさせたらいいのか

逆に縮小すべきか

さらには新しい製品のために

既存の生産ラインは縮小したらいいのかとか

サプライヤーを変更したらいいのかとか

新規サプライヤーを探さなきゃいけないのかとか

いろんなことがあると思います

そして日々刻々と変化するもの

毎日同じ数量を作っているのか、季節ごとで大きく変わるのかとか

食品のメーカーでいけば季節による大きな変動

それから農産物の数量の変化に伴ってどうやって工場を回していくのか

とかいろんなことがあると思いますね

それから自然災害や経済情報

さまざまなものがあります

そういったものを含めて

購買部門として日々アップデートする情報

1年間で数回アップデートするもの

3年から5年の中期長期でトレンドを見なきゃいけないこと、様々あります

ではその20項目についてお話をします

 

まず1つ目

基本的に当たり前のことなんですけれども自分が必要としている

原材料、部品の基本情報

これは仕様書ということとか

例えば図面とかという話になってきます

またこれ個別、詳しい話はしていきます

そしてその原材料、部品にかかわる必要な基本データ

これ仕様書に書かれている数値情報、形状は図面の情報になりますけれど

これがまず1項目目

 

2項目目は生産に関わる情報

これは具体的な生産のスケジュール、納期

それから仕様、品質に関わる話になります

 

3つ目

製品に関わる情報

最終的に自分が調達した原材料、部品がどのように組み立てられて完成品になるか

これを知っておく必要があると思います

 

そして4番目

サプライヤーの情報

実際に原材料、部品を作ってくださっていると

サプライヤーに関わる様々な情報

生産能力ですとか

営業が競合他社に売っているのかとか

事業戦略として今後この事業を伸ばしていきたい

製品を売っていきたいということを考えているのかとかさまざまな

サプライヤーに関わる情報

これも詳しく話をしていきます

 

そして5つ目

競合他社の情報

競合他社2通りあると思うんですね

自社の製品の競合、それから自分が調達している

原材料、部品のメーカーの競合他社

この情報も必要になります

 

そして6つ目

新しい技術、近未来に関わる情報

既存の原材料、部品がさらに品質の向上や

新しい形状、新しい技術でさらに

効率よく高性能で作られるというようなことに関わる新しい技術の情報

 

そして7つ目

自然環境と地理

例えば最近でいけば台風ですとか気象災害

これによって日々の生産に影響が出るとか

農産物だったら影響を受けて被害を受けて

生産量が落ちるとか

それから物流においてえ納期遅延が起きるとか

様々な問題がある

こういったことにも気を配る必要があります

 

さらにそれに関連して8番目

サプライチェーン、物流、梱包、運送、倉庫の情報

これは非常に重要です

メーカー、サプライヤーで作られた

原材料、部品が自分たちの工場に必要なタイミングで

無傷で届くということが大事になってきます

いかにこれを合理的に短時間で安いコストで

それも安全に確実に届けられるかということが必要になります

 

そして9番目

歴史的な情報

これは過去に遡ってどのようなことがあったかという歴史的な話になります

 

そして10項目目

アフターサービス、クレーム、故障事故

これは不良に関わる話ですとか今後の品質を高めるために必要な情報になります

 

そして11項目目

営業

実際に製品を売った時にどれだけ売れるから始まって

お客様が何を望んでいるのか

今後どのような形で

その製品がさらに売れるのか縮小になるのか

競合たちが何をしているのかというような営業の情報

 

そして12項目目

法務、各種法令

コンプライアンスに関わる話

これは契約の記載内容から始まって守秘義務違反ですとか

瑕疵担保責任ですとか

さまざまな契約不履行、納期遅延に関わる罰則だとか

いろんな契約に関わる問題

さらには違法行為だとか

未払いだとか様々な問題、下請法に引っかかるかとかいう話

かなりさまざまな法律に関わる基礎知識は必要です

専門は法務部門ですとか

顧問弁護士に任せればいい話なんですが

最低限購買部門として知っておくべきことはあると思います

 

そして人事、人材、教育に関わる情報

特にサプライヤーの人材がどのようなスキルの人たちがどのぐらい働いているのか

というおおよその話を知っていればいいと思います

細かい人事制度ですとか教育のプログラムまで

必要はないとは思うんですけど

ある会社によってはそのサプライヤーの技術者の教育指導、研修まで行なっている

というようなケースもあります

 

そして14番目

労働安全、衛生に関わる話

健康管理の話

すべてが自動化、ロボット化していない現在の中で

人が製品の品質やさまざまな効率に関わる話

影響がある部分については購買部門として

知っておくべきだと思います

 

更にサプライヤーの

工場の安全衛生は

製品の納期とか品質にも関わってきます

コストにも関わります

このような高齢に適用した完全な工場であるかどうかということは

サプライヤーの管理、ないしは視察の中でも重要な項目となりますので

このようなことも知っておいてほしいと思います

 

更には健康管理やヘルスケア

今さらに先へいく時代になっています

 

次が15番目

リスク回避、リスクマネジメント

様々なリスクがありますよね

購買の中では欠品から始まって不良

それから運送途上の事故

それからサプライヤーの倒産

それから支払いに関わる問題とか

様々なリスクがある中で製品や新しい技術

契約に関わる機密情報が外部に漏れるとか

こういったことをどうやって防ぐか

さまざまな取り組み

こういったことにかかわる情報も非常に重要です

 

そして16番目

考え方

発想の転換

購買のコスト削減や品質の向上のために

既存の考え方ではなかなかうまくいかないときに

どういった発想で

その現状を打破するかという考え方

 

そして17番目

政治経済

大きなトレンドとして今後どうなっていくかということを

おおよそ知っておくということが大事です

拡大経済なのか縮小なのか

少子高齢化でどういった分野が今後衰退していくのか

伸びていくのか様々な金利の話ですとか

為替の話、大きなマクロの話からミクロに至るまで

おおよそのところを知っておくということが大事です

 

そしてサイエンス

直接の原材料、部品に関わらなくても

間接的に必要な知識として

数学や化学、物理、生物、地学

様々なサイエンスに関わる話

品目によっては医学ですとか

専門薬学必要な情報はたくさんあると思います

 

そして19番目

社会貢献関連

今後企業は様々な活動をしていく中で

社会に認められる中ではこのような社会貢献

必要なことが増えていきます

こういった情報も必要です

 

そして最後に20番目

これはサプライヤーとコミュニケーションを取る上で

ないしは社内のいろんな部門

そして自分の仕事、生活の中で必要な情報

必ずしも絶対必要ではないですけど

知っておけばプラスに働くというような趣味やスポーツ、芸術、文化活動

様々なことを知っておいて損はないという話

 

ここまでを

この購買部門が必要とする情報という中で

詳しく今後話をしていきます

ぜひこの情報を駆使して購買の業務のスキルアップ

レベルアップを図ってほしいと思います

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