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孫氏の兵法!これからの時代を生き抜く調達購買の武器とは?
今日はこれまで何回かに分けて解説してきました
孫子の兵法をビジネスに生かすというテーマの中で
少し詳しくお話をしていきますけれども
今日はその中の作戦編
これからの時代を生き抜くための武器を持て
しんぼう強く待つ、我慢すること、見切りをつけて撤退することが紙一重ということなんです
けれども
今日お話するテーマはですね
ここにある通りで
全部で十番から十七番まで八つの項目です
あなたは何を武器に戦うか
いち早く仕掛けて主導権を握る
負けパターンも頭に叩き込んでおく
不得意分野で無理して戦ってはいけない
他人が放っておけない人材になる
喧嘩別れは愚の骨頂
ライバルさえも味方に取り込む
一番を狙っている人についてみよう
とこうあるんですけれども
今この2022年4月に入りましたけれども国際情勢は
ロシアがウクライナに侵攻し、アメリカ、EU各国
それに対してロシア側につこうかどうしようか
日和見の中国やインド世界が二つにわかれようとしています
日本の経済、物流、原材料、資源、エネルギー
日本単独で生き残るのは非常に難しい中で
どうやってこれから生きていくのか
既にロシアに頼っていた天然ガスですとか
ウクライナから大量に輸入している小麦
こういったものの供給不足ですとか
価格の高騰ですとか
ロシアで取れるレアメタル、パラジウムとか
さまざまな問題が生じ始めています
ロシアの上空を飛べなくなると
ヨーロッパ向けの航空機を迂回しなければいけないとか
さまざまな問題が生じています
その中でこの資料を実際に作ったのは
もっとこのようなことが起きる前の
穏やかな時代にかつての三国志の時代の中国
魏(ぎ)、呉(ご)、蜀(しょく) の時代、この時に
どうやって小さく分かれていた
中国の国ですけれども同盟を結ぶとか
期待せずに和解をしながら
浪費を避けるかとかいうことをやっていたわけですけども
この孫子の兵法は
今のビジネスに活かすということを考えて
多くの人たちが解説本を出していますけれども
その中の一冊
私も数冊読んだ上で
丁寧に見た上で
自分がこれまでやってきた仕事
購買ですとか、総務、企業の中でどうやって会社をうまく回していくか
競争相手がいてお客さんがいて
原材料調達の資材購買でいけばサプライヤーがいて
それを使う生産現場がいて
どうやって最適な状況を維持するかということを考えてみました
ここに
武器とか戦うとか物騒な言葉が
孫子の兵法ですから使われているんですけれども
今このウクライナの情勢を考えると
つい現地の紛争、戦争状態を思い浮かべてしまうんですけれども
もっと穏やかな未来
これを考えて争うとか戦うとかということを避ける
戦わずして勝つようは
勝ち負けと言っても
相手を叩き潰すということではなくて
どうやってそういったことを切り抜けて
少しでも協力し合いながら
日々過ごしていくかということを考えることが大事なんだと思います
実際にここに挙げている
八つの項目
あなたは何を武器に戦うか
武器といってもビジネスにおいては
例えば技術力だとか人材だとかノウハウですとかね
いろんなものが競争に勝ち残るための手段となるわけです
ここに書かれている海外で勝負するとき
最も重要なのは自分にしかない能力と専門的な能力
知識、経験を明確にすること
この知識
今ではインターネットで世界中どこからでもいろんな情報が取れるんですけれども
いくらでもあるからこそ
価値のある情報って何
自分が使える必要なものって何
能力みんな持ってるけどどこが違う
これを明確にする
たくさんある情報、データの中から必要なものって何
自分の経験でいけば研究メーカーですとか
自動車メーカーですとか
食品流通だとか医学ですとか
自然エネルギーの土木工事の現場ですとかね
電線会社とかいろんなところで
購買や総務の仕事をしてきましたけれども
三十数年の経験
成功も失敗も全てその経験は蓄積すれば役立っていきます
この特殊な能力、経験
他にない人にない、より役に立つものにするためには
これを整理していかなければ
いけないんですけれども
ただ蓄積しているだけでは全く役に立ちません
いろんな分類方法で
縦、横、奥行き、3Dで
検索して取り出せるように
ピンポイントで一個ではなくて
関連するものを
数珠つなぎで串刺しにして
拾い集めるという仕組み、システムを作った上で
データ、情報を保存
取り出せる状態にしておく
ということだと思うんですね
海外で勝負をするとき
いま日本はいろんなものが輸入に頼っている
グローバルな中で仕事をしています
その中で現地では雑務を行う
サポーターを雇い
自分はビジネスに集中できる体制を整えるとあるんですけれども
実際私が5年間中国で仕事をした時に
コミュニケションは難しい話
通訳に任せて
自分は自分のこれまでの経験をいかに伝えるか
っていうことに集中しました
中国語を学ぶということも選択肢としてはあったんですけれども
必要最低限のコミュニケーションを取るレベルにして
あとは通訳に任せると
通訳も大学それもかなりレベルの高い武漢大学出身だったので
優秀だということもあってそれでも彼も
全てを把握してるわけじゃないんですけれども
検索して情報を抑えるという点では私よりもはるかに優れているということ
自分は日本語と英語が使えるということで
それでコミュニケーションを取るというようなことをしていました
それでもし中国語を学ぶ時間を使ってしまえば
いろんな情報を収集、分類、選択して
相手に伝えるという時間が削られてしまうので
それはもったいないという判断からあえて通訳をつけて
役割分担をしながら仕事をしてきました
それによって最大限
自分の経験、知識そういったものが伝えられて
業務の改善ですとか
レベルアップとかが進んだんだと思っています
そして次
いち早く仕掛けて、主導権を握るということなんですけれども
海外ビジネスでは地の利は相手にある
長期戦に持ち込まれないように迅速に動いて主導権を握る
これはそうですよね
自分が得意な分野って地元
相手が地元で戦おうとするのであればできるだけ有利な
公平になる第三の地ですとか
いろんなところで話し合いをするとか
ビジネスを行うとか物を売るとか
原材料を調達するとかっていうことになるんですけれども
まさに今、世界のあちこちで起きていることを考えると
どれだけその現状を物理的な地形ですとか文化的な背景ですとか
そこに居る人ですとかそういったことを掌握しているか
分かっているか
これがビジネスをするにおいても
どうやって売るか、品質を管理するか
人材をマネジメントするかという話になっていきます
そして例えば私が顧問としていた中国市場においては
日本、アメリカ、ヨーロッパ企業にこの動きをされないように
地元の企業が迅速に動いて
これから電動化で自動車の市場世界トップになった中国ですけれども
地元の企業が有利です
例えば燃料電池、リチウムイオン電池
BYDですとか明徳自動ですとか
相当な力をつけてきています
例えば白物可燃のメーカー
メディア、ファーウェイ
さらにはインターネットのテンセントですとか
いろんな企業が力をつけてきています
単に物を作るだけじゃなくて
情報やネットワーク、インターネットを使ったビジネスにおいても
今までヨーロッパ、欧米、日本が得意としていたところも
これからは中国ですとかインドですとか
東南アジアの国も力をつけてくると思います
東南アジア、インド、中南米、アフリカでは
双方が海外ビジネスになるので
持久力をつけるか短期決戦を目指すということが
今の状況なんですけれどもこれはどんどん崩れつつあります
特にインド
発展途上の国ではなくなりつつあります
インドネシアもそうですね
かなり経済発展が進んでいます
侮ってはいけないと
この時代の変化についていくために
常に新しい情報を収集して
分析を行う
そして主導権を握れる状況にあるのは
いつなのか
どこなのか
誰となのかということを考えていく必要があります
そして負けパターンも頭に叩き込んでおく
作戦において勝つ方法ばかりを考えがちですけれども
それと同じくらい
どうなると負けてしまうのかっていうことも想定しておくことが大事ですね
不利を理解してこそ有利に戦うことができます
そして不得意分野で無理して戦ってはいけない
来た仕事は何でも受けるという気概は重要ですが
そのような仕事ができるには迅速性、正確性が必要で
それが伴わない無理だ
実力が伴わない不得意分野の仕事を無理することで
お客様の信頼を失ってしまうとか
競争相手に負けるということであれば
あえてそこに
貴重な人材だとかコストだとか技術力だとか
つぎ込みすぎないということが大事で
失敗によるダメージ、損失を最小限に食い止めるということが大事です
そして他人が放っておけない人材になる
ということで
自分にとって不得意な分野でもそれが得意な人は周囲にいるのであれば
そのような人材が活用できるか、ネットワークとして
その人の力が借りられるかどうかということを考えていくことも必要になると思います
そして喧嘩別れは武の骨頂となっていますが
意見が対立した相手とも最後は握手して別れるべきで
後々のことを考えると人間関係を作っていくということが大事で
いつどういう形で一緒になって仕事をするのか
競争相手として敵対するのか分かりません
敵は一人でもないですし
少ない方が有利であるということは言うまでもないんですけれども
過去の歴史を置いてもいつ同盟を結ぶとか、敵対関係になるかというのは常に変化しています
まさにロシアとウクライナ
その周辺の各国、中国、北朝鮮、韓国、日本、アメリカ
こういった関係を見ているだけでも
常に一定ではないです
かつて日本とアメリカが戦った
今は日米で中国と争わずに台湾とかいろんな問題を解決していくということを考えると
できるだけ争うということを避ける
孫子の兵法の戦わずして勝つという結果を導き出すためには
最後には握手して別かれるべきということは大事だと思います
そしてライバルさえも味方に取り込む
敵を徹底的に打ちのめすことは督促ではない
自分にもダメージ、時間の無駄であるということを心得て
ときには相手も味方に付けることが自分のプラス
戦力になるということを心得ておくべきということになります
そして一番を狙っている人について
理想の上司はしっかりとした戦略を持ち
一番になれるだけの実力と運を兼ね備えている人物
一番になれる人物から学ぶことは幅広い
できるだけ多くの総合力を学ぶことが重要
その業界にとってトップでないのであれば
トップといかに仲良くなるとか、情報を得るとか
人材交流でいろんな知識を出すとか、経験ですとか人材ですとか
そういったものを獲得するとか
相互協力を得る関係を築くとか
いろいろなことがあります
国のレベルでも企業のレベルでも個人レベルでも
トップを取っている企業、国、人材、学ぶべきところは多いので
いろんな方法を使って吸収するということは大事かと思います
今日はここまでで
孫子の兵法をビジネスに生かすという中の作戦編ということで
これからの時代を生きていくための武器を持て
辛抱強く待つ、我慢すること
見切りをつけて撤退することは紙一重ということで
お話をさせていただきました
ぜひこれからもこの続きの話もしていきますし
企業の動きですとか
世界情勢も含めて
どうやってコスト削減をするかとか
SDGs に対応するかという話もしていきますので
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今日は以上です
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