投稿日:2022年10月7日

トップ建設機械メーカーのコストダウン事例を深掘り!

今日はコスト削減の戦略の中でも 

具体的な事例、建設機械で日本のトップメーカー 

小松が今まで取り組んできたコスト削減の事例について 

詳しく説明をしていきます 

実際にこのプランを立てたのは数年前ということで 

もうインターネットに公表されている情報ですので 

コンフィデンシャルな内容ではないと思います 

かなり大雑把な話ですし、これを具体的に 

各企業のコスト削減の戦略に当てはめるには 

細かいカスタマイズが必要になります 

基本的な考え方を示すという点では 

原材料、部品の値下げ以外のことが多く含まれていますので 

ぜひ参考にしていただきたいなと思います 

 

小松が数年前 

約5年前に実際に掲げた5つの項目プラスアルファ 

これについて説明をしていきましょう 

大きく分けて5つなんですけれども 

固定費の抑制 

製造原価の低減 

電力使用量の削減 

更に具体的にはこれ、太陽光の発電ということを掲げています 

そして4つ目 

集約された情報をもとにし生産性を向上する、人件費を削減する 

そして5つ目 

部品在庫の削減で金利負担を軽減する 

この5つを挙げています 

 

実際に固定費の抑制なんですけれども約5年前 

小松グループ全体では2000年と比べて約2倍に成長している 

ということだったんですけど 

15年間でほぼ倍の売り上げまで伸びたいうことで 

固定費が少しずつ増えていった 

これを小松の戦略としてはほぼ定額 

一定の金額の中に収めれば売り上げが増えることによって 

固定費比率が削減されるという考え方を取っています 

 

無理に削るというよりは 

企業の本来あるべき現状の姿を保ちつつ 

効率を高めることによって固定費は今のままで 

売り上げを増やしていくという考え方を取っています 

2つ目の製造原価の低減なんですけれども 

これは具体的には組立ロボットですとか 

溶接ロボットのような 

機械化、自動化っていうものを推進していく 

小松の工場も世界各地にありますし 

日本の工場も古い工場から新しい工場までいろいろあります 

最新の工場は関西の方にあるようなんですけれども 

そちらもインターネットで画像を入手することができました 

かなり広いスペースの中に効率的に組み立てができるラインを持っています 

部品が横から供給されて緩やかにコンベアで製品が前に進んでいきます 

両側から同時に組み付けるという生産ラインになっていて 

片側から組み付ける中国の三一重工と比べると 

かなり効率的な配置という事になっています 

組み立て作業、自動車のように完全自動のロボット化 

というのは難しいんですけれども 

手作業でやる部分についてもかなり2倍の速度 

片側からやるより両側から同時に作業をすることによって 

作業効率、スピードは相当上がります 

ただ両側からやるということで 

人がかなり必要になるんですけれども 

そこもうまく人員の配置をする 

それから原材料、部品の供給のスタイルだとか 

倉庫からの搬入も広いスペースを確保することで 

合理的になっていくという設計になっています 

 

そして3つ目の電力使用量の削減なんですけれども 

さまざまな電力に関わるコスト削減の取り組みというのはされています 

実際にはこの5年前の小松が取り組んだこととして 

新しくできた工場が省エネタイプということで 

バイオマスの発電設備を稼働させることによって 

かなり電気に関わるコスト削減っていうのは進んだようです 

さらにそこに加えて太陽光発電ですとか 

再生可能エネルギーの活用によって関西電力さんとか 

いろんな電力会社から供給を受ける電力 

かなり抑制することによって自家発電とか 

いろんなことを導入することによって 

コスト削減に成功したというふうに言われています 

そして集約された情報をもとに 

生産性の向上 

人件費の削減ということなんですけれども 

2015年からいろんな着手をしている中で 

モノのインターネット 

できるだけ見える化とか自動化とか 

データをうまく活用して無駄をなくす 

工作機械、ロボットを効率よく使う 

単に入れただけではなかなか省力化、自動化っていうにはならないので 

そこをうまく活用するための 

生産設備の設計から設備の配置から 

色んなたくさんある製品をいかに効率的に組み立てるかという生産計画 

日々のそういう作業の効率化 

様々なことに取り組んだ上での省力化ということを取り組んでいる 

ということのようです 

 

そして最後、5番目 

部品の在庫の削減 

これはそれこそ新製品だけじゃなくて補修部品も含めて 

コマツでは約200万点の原材料、部品を在庫してるということで 

さらに補修部品に関しては常に常時、持っているのが30万点 

建設機械においては補修部品、消耗品の供給というものが 

新製品の販売以上に大きい売り上げになります 

実際に10年ぐらい稼働することによって 

新製品以上の金額を建設機械を利用している顧客が払うことになります 

この30万点の部品、いかに予備 

あまり、過剰に持たないかということで 

在庫金利を思い切り負担削減ということを進めていたようです 

これによって小松は2015年の取り組みとして 

コスト削減ということを実現しています 

非常に参考になることが多いかと思います 

また別の機会に更に詳しい話を進めていきたいと思います 

 

今日は小松 

建設機械の日本のトップメーカーである小松のコスト削減 

5年前に取り組んだ原材料、部品以外のコスト削減も含めて 

このようなことをしてきたという話でした 

是非この内容に対するコメント 

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是非これからも宜しくお願いいたします 

以上です 

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