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板金ハサミの使い方と選び方
目次
はじめに
板金加工業界において、適切な道具を選び、正しい方法で使用することは極めて重要です。
特に、板金ハサミはその代表的な道具の一つであり、その適切な使い方と選び方を理解することは仕事の効率と品質を向上させます。
本記事では、板金ハサミの基本的な使い方と選び方について、具体的な事例を交えて解説します。
板金ハサミの基本的な使い方
準備と安全対策
板金ハサミを使う前に、まず必要な準備と安全対策を行います。
適切な作業服、手袋、保護メガネを着用して、怪我を防ぎます。
また、作業台を安定した位置に設置し、必要なスペースを確保することも重要です。
正しい持ち方
板金ハサミを持つ手の位置は非常に重要です。
片手で操作する場合、しっかりとハサミのハンドルを握ります。
両手で操作する場合、片方の手でハサミを持ち、もう一方の手で材料を支えます。
このとき、手の動きと切断する方向が一致するように心がけます。
切断の基本動作
板金ハサミの刃を材料に当て、ゆっくりと切り進めます。
急いで切ると、材料が割れたり、刃が損傷したりすることがあります。
特に厚い板金を切る場合は、数回に分けて切ると安全です。
また、刃のギザギザがしっかりと材料に食い込むように切断角度を調整します。
事例:アルミ板の切断
たとえば、アルミ板を切断する場合、板金ハサミを使うことでレーザー切断と比べてコストを抑えることができます。
まず、切断するラインをマーキングし、ハサミをそのラインに合わせて切り始めます。
アルミは比較的柔らかい素材ですが、一気に切ると変形しやすいので、ゆっくりと切り進めることがポイントです。
板金ハサミの選び方
材料に応じた選び方
板金ハサミは、切断する材料の種類によって選ぶべき種類が異なります。
たとえば、鉄板やステンレス板を切る場合は、耐久性の高いステンレス製のハサミが適しています。
一方、アルミや銅など柔らかい金属を切る場合は、軽量で扱いやすいハサミが適しています。
刃の形状と用途
板金ハサミの刃の形状も選び方において重要な要素です。
直線切り用の刃は、長い直線をまっすぐに切るのに適しています。
一方、曲線切り用の刃は、複雑な曲線や細かいカットをするのに便利です。
また、万能タイプの板金ハサミもあり、多用途に使える汎用性があります。
グリップの形状
長時間の作業を考慮すると、グリップの形状や材質も重要です。
人間工学に基づいたデザインのグリップは、手にかかる負担を軽減し、疲れにくくなります。
手が汗ばむ現場では、滑りにくいラバー素材のグリップを選ぶと良いでしょう。
事例:多様な用途への対応
ある製造現場では、素材や形状が異なる多数の部品を製造しており、それぞれに適した板金ハサミを揃えることが不可欠でした。
直線切り用、曲線切り用、万能タイプを用途に合わせて使い分けることで、作業効率が向上しました。
また、どのハサミも高品質なものであるため、部品の切断面がきれいに仕上がり、後工程での処理が簡単になりました。
まとめ
板金ハサミの使い方と選び方は非常に重要です。
適切な道具とその正しい使用方法を理解することで、作業の効率と品質が大幅に向上します。
材料に応じた板金ハサミを選び、正しい持ち方と切断の基本動作をマスターしましょう。
これにより、板金加工の作業がより安全かつ精度高く行えるようになるでしょう。
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