製造業の購買担当者がAIにかわることってあり得るの?

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優先順位の時間配分

優先順位の時間配分

これはかける時間と得られる効果のグラフです 

右へ行け行けば行く程時間掛かります 

右へ行けば行くほど効果が上がります 

グラフがだんだんだんだんなだらかになっていきます 

掛ける時間のわりには 

ある一定のところまでいくと 

効果が減ってくるということを示しています 

このように品質を向上させるとか 

コスト削減を行うにあたって掛ける時間 

いつまでもダラダラダラダラやっているのではなく 

ある程度のところで時間を区切るということが必要になります 

品質やコスト削減の目標達成 

100パーセントを目指すのもいいんですけれども 

時間には限りがあります 

限られた時間の中で出来るだけ多くの仕事をこなしたり 

効果を出そうと思うのであれば 

80パーセント、90パーセント達成したところで 

次の課題に取り組むということや 

目標を切り替えるということも時には必要になります 

グラフにある通り最初のうちは目に見えて 

どんどんどんどん効果が見えてきますけれども 

ある程度までいくと 

だんだんだんだん効果が見えなくなってきます 

時間も掛かります 

なのでこの目標の設定が非常に難しいです 

 

購買の仕事は価格交渉、納期交渉、サプライヤーの調査 

支払いに関わる問題 

さらにはいろんな関係部門との調整 

経理部門では支払い 

研究開発部門では新製品の開発、新しい図面の取得 

それをサプライヤーに伝える 

日々の生産調整に関わる発注数量の調整など 

刻々と仕事の量は増えたり、減ったりしています 

その中で限られた時間で 

より大きな成果を出すための考え方として 

どこで区切るかということが大事です 

最近では品質を一万分の一の不良率にするとか 

さらに百万分の一にするとかというところまで求められているようですが 

一定のところで区切って数件の不良であれば 

それはアフターサービスやメンテナンスで対応する 

お客様相談室や保証、サービス、保険などを使って対応するというような 

別の手段も検討材料になります 

投資対効果 

どれだけお金と時間をかけるか 

人の力を掛けて仕事をするかということと 

得られる会社の利益 

顧客の利益を比較した上で 

最適なところを目指す必要があると思います 

 

増して今、日本は少子高齢化で 

若い人が不足しています 

その中でどんどんどんどん仕事が増えていきます 

それは今まで求めていた品質や性能、機能では 

  満足しなくなっている世の中 

少しでもよいものを少しでも不良をなくしたり 

サービスを高めたりするためには 

かけなければいけない時間とか手間というのがあるんですけれども 

それと裏腹で限られた時間と人材と資源、お金 

この中でできることは限界があります 

バランスよくどれをというのはなかなか難しいんですが 

これは事業の戦略、部の方針 

それぞれの個人の目標に従って 

時間の配分、資源の配分、 

サプライヤーにどこまで求めるか 

他の部門へどこまで業務を依頼するか、サポートを受けるか 

ということも考える必要があります 

大体80パーセントの達成率から先 

今まで掛かってきた時間と同じぐらいで 

残りの数パーセントの改善だったり 

伸びだったりしか得られないことが多いです 

時間に余裕があれば更にその上 

90パーセント、100パーセントを目指すこともできるんですけれども 

実際そこまで余裕はありません 

限られた時間と費用 

この中で成果を出すにはどこかで線を引く 

価格交渉もそうですし 

その他の条件交渉もそうです 

エンドレスで時間をかけて100パーセントを目指すということが 

実際は無理ですので 

限られた時間の中で交渉だとか、条件を決めるということで 

ある程度 

妥協ではなくて最適を目指すということを考えて 

時間配分、購買の仕事をやっていってほしいなと思います 

  

自分の経験ではどれが一番お客様に会社に利益になるか 

ということに多くの時間を割いて 

そうでないものが優先順位を下げて 

かける時間を少なくして効果を出すということをやってきました 

それも日々、最優先の仕事が変わっていきます 

緊急の事態が発生すればそれが最優先になりますし 

突発事故、その他色々な営業部門とか 

いろいろなところからいろんな要求があるので 

優先順位もどんどんどんどん変わっていきます 

その変化に日々対応できるかどうかが 

購買部門、購買担当者の評価ということになります 

自己満足に用いるのではなく 

できるだけ多くの人、お客様 

他の部門から信頼される、期待に応えられる購買部門であるためには 

そのような時間配分 

是非考えて仕事をしてほしいと思います 

  

そしてもう1つお見せしたいグラフがあります 

こちらのグラフが物の値段、数量と価格の関係です 

発注数量が増えればだんだんだんだん購入の単価は減っていきます 

支払総額としてはそれほど変わらないので 

左側m数量多いときの単価は非常に高く 

右側、数量が非常に発注数量が少ない時は単価が非常に上がる 

という関係を示しています 

これは先程お見せしたグラフと 

ちょうど逆の曲線を描いていますけれども 

これもそれぞれ限界があって単価を引き下げるために 

どんどんどんどん大量発注をしたいということを考えるんですけれども 

それには限界があります 

単価は最終的にはゼロにはなりませんから 

どれだけ安くしたいかのために 

数量を増やすというところも限界があるので 

これは生産設備の能力と予算 

それから需要に基づいてできるだけ多く 

できるだけ多くを注文したいということであれば 

できるだけ多く営業に売ってもらいたいということになりますので 

購買と営業、生産部門の連携が必要になってきます 

この関係についてはまた別途詳しくお話をさせていただきます 

今日は以上です 

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