投稿日:2022年10月7日

産業別で異なる購買活動に活かす気象情報

今日は気象、気候 

天気の情報をどうやって購買業務に活かすか 

産業別で話をしていこうと思います 

細かく分けると十いくつにもなってしまうんですけれども 

その中で大事なものをいくつかに集めて 

まとめて9つの分類にしてみました 

実際は十いくつあるんですけれども 

例えば農林水産、これまとめてみました 

製造業としてもひとくくり 

氷おろし、さまざまなサービスも含めて3番目 

  

そして運送、物流、サプライチェーン、倉庫も含めて 

4つ目 

そしてエネルギー供給 

これ電気、ガス、水道とかそういったものも含めます 

そしてスポーツ、レジャー、観光、 

建設土木そして医療、薬品、製薬とか 

今、少子高齢化なので高齢者の医療とか介護とかっていう話も入ってきます 

そして最後、防災関連という形になるんですけれども  

実際にこれ、基本的には日々の天気の中で 

デリバリーがまず間に合う、間に合わないっていうのは 

全て共通になります 

実際に供給が厳しいということであれば 

とまっても大丈夫なように備蓄をするとか様々な取り組みが必要になります 

  

例えば農作物であれば収穫、どうしても早める事ができない 

という  なところがあるので  

例えば  に台風がやってくるので水に浸かってしまうからなんとかしたい 

という時に今までは本当に「なんともならない」になってしまうんですけれど、 

これからは何とかしなきゃいけないところを本当に 

なんとかしないといけないと思います 

どうやって風で倒れるとか、水に浸かるということを防ぐようにするか 

というような工夫をしていかなければいけないと思います 

実際いろんなやり方が考えられるんですけど 

現実かどうかという問題があります 

直前に刈り取ってしまって早すぎてしまえば 

それが商品にならないということであれば 

どうやってカバーをするか、防ぐか、 

風や雨を防ぐか、被せるか 

避難させるって事は無理なので 

どうするかということになってくると思います 

 

日々の問題だとか 

例えば収穫の時期、ベストのタイミングを少しも良い状態で出荷したい 

というようなところでこの数日の天気が食べ頃です 

というタイミングで出荷するということを 

みなさん、いろんな工夫をしてやっていると思います 

そういうのが長期的な見通しになると例えば日照不足で 

果物、糖度が落ちてしまいましたとか 

なかなか収穫までに雨が多くて  不足ですとか 

いろんなことがあったりします 

農作物も一部は工場の中で生産するという形になってきています 

これが完全な工場の中での電子栽培、水耕栽培になっていくか 

どうかっていうのはまた別の問題ですね 

全てを屋内のビニールハウス 

しっかりとした工場建屋のような中で  

太陽光を取り入れながら作っていくかどうかという問題もあると思います 

なかなか厳しいものがあります 

水産だってそうですよね 

今、枯渇しそうなもの 

例えばさんまとかイワシが、高級魚のレベルまで漁れない 

これは気象の問題だけではなくて 

いろんな要因があるわけですけれども  

さあ、こう言ったものをどうするか 

それから日々の漁のために天気を気にしながら 

出漁するとかっていうレベル 

台風を避けるとかっていう問題もあるんですけれども 

もっと大きなトレンドで温暖化対策というところにも 

話は及んでいってしまいそうです 

さまざまな情報を仕入れていても 

だから何?知ってはいるけれど、じゃあ対策はどうするの? 

というレベルのこともたくさんあります  

このように生産量レベルでいけば 

原材料部品を例えば台風に備えて 

欠品にならないように早めに  とか 

逆に生産スケジュールを遅らせて 

工場を止めて操業停止にしてしまえとかということをしたり 

さまざまな工夫でロス、事故 

そういったものをなくすというような取り組みをしています 

 

実際小売なんかも典型的です 

明日台風が来るから多分数字上 

備蓄用でこれが売れるとか、非常食がということで 

買いに走るお客さんのために店頭に並べるというような 

工夫だとかをしていると思います 

   台風が来る時には当然お店開けられないので 

クローズの間は当然保管とか保存だとかそういったことを工夫しながら 

開店を待つ、再開を待つということになるわけですけれども 

そういうことは普通に当たり前のようにやっていて 

今後さらに中期的、長期的な見通しの中で 

小売業が何を売っていくんだ、何が売れなくなるんだとかという話を 

メーカー側と物流会社、共同で色々取り組みをしていかなければ 

いけなくなってくると思います  

 

単純に運送物流、当然台風で電車が止まりますとか 

道路、通行止めですとか 

海が荒れてしまって船がスケジュール通りにつきませんというようなこと 

だいぶ今、最近、台風の進路予測とかかなり精度があがってきているので 

一週間先まである程度読める  

どうやって避けるという飛行機に関しても 

飛ぶ、飛ばない、あとはルートを変えるとか 

さまざまな取り組みがどんどん進んできています 

それでも空港は想定以上に長引いて閉鎖になってしまう 

なかなか自宅へ帰れないで空港に泊まるということが 

  起きてしまってどうしてそう言った手配だとか 

準備がなかったんだとか 

色んな事を言われる時代になってきていますけれども 

そういった備えもどこまでやるかということになると思います 

  

鉄道だとか空港だとか 

複雑になっている運行管理の中で 

どこまで最近は計画的に運休させるとか進化していますけど 

まだまだ万全ではない 

お客様の期待もレベルが高いので 

期待に応えらるいろんな取り組みも必要になってきます 

エネルギー供給、特に停電やガスが    

特に停電は鉄塔が倒壊して復旧するのが時間かかるとか 

いろんなことが未だに頻発していますし、 

これをバックアップでどうやって短期間で復旧させるかというのは 

至難の技です 

現場へなかなか行き着かなかったりすると、 

分かってはいるんだけど復旧に時間がかかるとかということがあるので 

そういった対策も必要になってきます 

   

スポーツ、レジャー関係 

これはだいぶ今、ウェザーニュースさんの 

ピンポイントの情報提供で 

かなり精度が上がってきています 

私もBMW時代にオフィスの前の駐車場で 

夜、ビアパーティ 

ただ夏場なんてにわか雨、雷雨が予報で出ています 

実施しますか、しませんか 

お昼ギリギリまでウェザーニュースの最新の情報を有料で手に入れて 

この時間から雨が上がるのでいきますと言って 

開催したという経験があります 

そういうように今、さまざまな形で 

サッカー場、野球場とか 

アウトドアのキャンプだとか 

いろんなレジャー、観光地、こう言った天気予報を有料で情報入手して 

無駄をなくすということをしてることが多いと思います 

  

建設、私がこの3月4月で鳥取で太陽光発電の工事で 

いろんなものを調達しに行ったわけですけれども 

購買の仕事1か月やりましたけれども非常に大変だったのは 

3月4月の鳥取って日本海側なので非常に天気が悪い 

そうすると雨が降った段階で工事中止になります 

何が困るかと言うと 

人を集めて作業をするということが 

全部止まって先送りになります 

調達した資材、納期をきちっと守って届けてもらったものが 

その日に使えない 

これは本当にもったいないです 

特急でスペシャルな物流費をかけて届けてもらったものが 

その日に使えないとか 

一生懸命かき集めた専門の作業員だとか 

電気技術者だとか特別の作業機械だとか 

1日いくらでリースしているものが、レンタルしているものが使えない 

というのはものすごく痛いです 

こういうもの、特に建設工事だとかゲリラ豪雨だったりして 

屋外の作業ができないとかということが今、頻発して起きていて 

予想を超える激しい変化のなかで  

どれだけそういった無駄をなくすかというのも 

今後の課題です 

みんなやってはいるんですけどなかなか難しい 

 

そして医療、  

実際に台風だとかいろんな災害で 

高齢者の人達の健康管理から始まって 

花粉症の季節にはそう言った予報が出て 

どうやってみなさんその情報をもとに予防するか 

ということを、最近ですと冬場にかけてのインフルエンザ 

さらに今は新型コロナウイルスの関係で 

低温、乾燥、一発で拡散する 

感染するリスクが高まるという情報がある中で 

どうやって予報をみんながしっかり守って 

注意喚起でこの感染を防ぐかという 

取り組み、これは人の命に関わるし 

日本経済にもこれだけ今年の前半 

影響が出たわけですからそれを低く抑えるかということのためには 

気象の情報、本当に実は重要です  

 

そして防災関連、当然今年の熊本県の人吉で起きたような 

台風の被害 

そして去年の長野県や東北地方の水害 

ちょうど満潮時にダムの放流するかしないか 

すごく難しい決断を迫られた多摩川の下流域 

実際川崎で溢れてしまって水没してしまったマンションとかあったりしたんですれけど 

満潮で海水が上がってくるときに上流でいっぱい雨が降って 

どんどんどんどん流れてくる 

これどうしたらいいんでしょうって本当にこれも 

本当にどうしようもないです 

なのでどれだけいいタイミングで避難するかなんです 

実際にはそれがもし深夜だったりすると 

そんな深夜に避難勧告出すのかということになります 

ピンポイントでちょっと山の向こうで雨は降らなかったところが 

山のこっち側でものすごい集中豪雨で   

放流しなければいけないという判断になった時に 

放流すれば下流で溢れる、満潮時だ 

どっちを選択しても 

選択した方に関しては非難を浴びることになります 

このようなことがどんどん起きつつある中で 

どうやってリスクを分散させて 

被害を最小限に食い止めるかという話になってきます 

だから防災対策に関わる行政だとか 

民間企業でもできることを最大限にやろう 

当然起きてしまいそうな場合には 

いかにその被害を最小限に食い止めるかというレベルまで 

今なってきてしまっています 

防ぎきれないのであればどうやってリスクを最小限に抑えるかです 

当然防ぐための努力はみんなやっているわけで 

さまざまな情報を駆使していろんな調整をしているということです  

  

このせめぎ合いも何に優先順位をつけるかという話は 

一民間企業だけではなくて業界、それから地域、 

それから行政、国、 

これが一体となって動かないと 

今後の防災対策というのは動かない 

未然に防ぐというのはできない 

なのでこの情報をみんなが共有して企業のロスを減らす 

=私たちの生活を守る 

ということに繋がっていくので考え方を  

もう少し視野を広く持ちながら情報を共有して 

責任分担、役割分担をしていくということが必要になると思います 

是非今までの狭い見方ではなくてもう少し視野を 

広く持っていただいて 

これからさらに地球温暖化でゲリラ豪雨だとか 

スーパー台風が頻発することが予想されていく 

さらに新型コロナウイルスの中で 

避難所でなかなか密を防ぐということが難しい 

色んな問題を抱えている中で 

それを全て両立させて取り組まなければいけないという時代になっています 

ぜひ一人ひとりの知恵を絞ってできることをやっていくしかないと思います 

全てをいっぺんに解決することは無理なので 

できることからやっていきましょうというのが今の時点で私が言えることです 

  

ここまでで気象、天気、気候に関わる購買として取り組むべきこと  

どうやってその必要な情報を入手して日々の購買業務に活かすか 

という話から少し枠を広げて 

もう少し広い視野で物を見るという話を今日はさせていただきました 

また別の機会に天気、気象に関わる購買のテクニック 

もうちょっと、ピンポイントの品目別の詳しい話を 

別の機会にしたいと思います 

 

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