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完成品がどれだけ売れるかの始まり、それが購買
購買部門が必要とする情報の続きになります。今回は完成品、製品に関わる情報です。
いかに購買部門が調達した原材料や部品が組み立てられ、完成品になり顧客の手に渡り、それがどのように使われているか、どれだけ売れているんだなどさまざまな情報も購買業務にプラスになるので、ぜひ入手してそれを活用してほしいと思います。
目次
購買部門が必要な完成品に関わる10の情報
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自社の製品の生産計画
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サプライヤーの生産計画
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仕様変更、設計変更
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新製品の開発と販売予定
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既存製品の販売終了時期
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製品の故障不具合、事故
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顧客からのクレーム、改善要求
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販売実績数量
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製品在庫
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製品の使われ方
生産計画
まず自社製品の生産計画なんですけれども、今後の発注数量いつまでこれを使い続けるんだということで必ずこれは必要な重要な情報になります。
サプライヤーの生産計画
そしてサプライヤーの生産計画 。サプライヤーに発注するとき今後増産になるか、減産になるかによってサプライヤーの生産は変化します。
自分たちのためだけに作っているのか、いや競合他社にも供給しているんだということであれば、その生産計画、どこまで余裕があるんだとか どこまで優先を高めてやってくれるんだということを知っておく必要はあると思います。
仕様変更、設計変更
そして仕様変更、設計変更。長期在庫を出さないために仕様変更があるのであれば原材料の在庫、現状の既存品、古い部品がどれだけあるんだっていうところから発注数量を決めたり、製品の切り替えをするタイミングをはかったりと様々なことをしていく必要があると思います。このタイミング、非常に重要です。
新製品の開発と販売予定
そして新製品の開発と販売予定。新しい製品がいつ出るんだということに合わせて前もってサプライヤーには図面が渡り、仕様書が渡り、生産を開始するわけですけれどもそれが社外秘の重要な機密だったりすればそれをどれだけ機密を守るかという情報の管理ということが必要になってきます。
既存製品の販売終了時期
そして既存製品の販売終了時期。補修部品を含めていつまでサプライヤーにオーダーをし続けるんだ、そのタイミング終了はいつなんだなどの情報はは非常に重要です。これと情報が正しく伝わらないと生産しないのに使えない部品を作り続けるということが起きてしまって、その部品は誰が引き取るんだ、責任はどうするんだという話になりかねない。これをいかに防ぐかということが大事です。
製品の故障、不具合
そして製品の故障、不具合。故障事故の原因を究明して再発防止をする。人の命が最優先ですのでこれをどれだけ優先度を高めて早期に解決するかということが大事です。購買にとっては不良、事故、不具合、故障などのお客様の声を直接耳にしないんですけれども、アフターサービス部分から確実にこの情報を仕入れてサプライヤーに伝え、早期の対策を取るということが必要になると思います。
顧客からのクレーム、改善要求
そして顧客からのクレーム、改善要求。故障事故にすぐにはつながらないけれども、可能性があるとか、もっとこうした方が便利だとか、プラスアルファの情報をいかに設計部門、開発部門、さらにサプライヤーに伝えるかということが大事になってきます。
販売実績数量
そして販売実績数量。現状がこうだから将来こうなる、という予測のために必要な情報になってきます。ぜひこの情報を活かして設備投資だとか新しい製品の改良のためにどれだけ研究費用をつぎ込んで改善していくんだっていう見極めとても大事です。
製品在庫
そして現状の製品の在庫。欠品しないためにお客様から
え?もう品切れなの?
というふうに言わせないために、原材料部品の調達、生産管理などそういったスケジュールや数量管理、在庫管理これは怠ってはならないと思います。
いかに調達においてサプライヤーから適正数量を調達して欠品しないで作り続けるかということ、さらに逆に作りすぎて在庫を抱えすぎないかっていうためにこの製品在庫の数量に関わる情報も必要になってくると思います。
製品の使われ方
そしてその製品の使い方なんですけれども、供給する側が想定していること以上のこととか、以外のこととか、想定を超える使い方とか実際に起きているのであればそういったことも知る必要はあると思います。
そうしないために操作マニュアルだとか、いろんなもので営業員とか販売員、アフターサービスの人たちが伝えていくわけですけれども、伝えきれない時にどうやってその対策を取るのかということも必要になりますし、
そういうふうに使われるのであればそれに合わせた製品の改良だとか機能の追加だとか様々なことが考えられます。
そのためにもこういった情報をいかにサプライヤーに伝えて次の製品に活かしていくかということも大事です。
ここまでが購買が入手したい製品に関わる情報の主だった内容です。
この後まだまだサプライヤー、競合他社や新しいさまざまな購買部門が必要とする情報についてお伝えをしていきます。
ぜひ詳しい購買が必要とする情報、価値ある情報をいかに購買の業務に活かすか、企業の利益、顧客の利益につなげていくかということを考えてほしいと思います。
本日は以上です。
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