投稿日:2022年10月7日

工場のエネルギーをコストダウンできるかな?

今日はコスト削減の中でも工場のエネルギーに関わる話をします 

原材料、部品の調達におけるコスト削減も重要ですが 

会社全体としてのコスト削減 

特に生産における工場のエネルギー削減 

これも非常に重要なテーマです 

私がいた建設機械の会社 

こういったところでも取り組んでます 

この取り組みが非常に進んでいるのが 

アメリカ 

建設機械のメーカーで言うとキャタピラになるんですけれども 

アメリカの国自体が環境に対する厳しい基準があって 

取り組みをしています 

株主からの強い要請もあったりしてなかなか過酷な状況です 

出来るだけ水、それから電気、ガス 

様々なエネルギーを出来るだけ無駄にしないと言う考え方 

水の再利用、循環型 

そして太陽エネルギー 

出来るだけ熱エネルギーと光のエネルギー 

これをうまく光そのものを使う 

それから太陽光発電で電気にする 

それから太陽熱を暖房、冷房にいかす 

蓄熱する、蓄電する 

様々な取り組みを行うことで 

コスト削減をしています 

それから蓄熱されたエネルギーをどれだけ効率よく取り出すか 

という取り組みも大事です 

日本の小松や日立建機、コベルコ 

様々な工場でいろんな取り組みを実際にしていますが 

日本の工場はまだまだ節電というレベルの考え方しかないです 

省力というよりはいかに効率よく使うか 

ってことを考えていく時代に入ったと私は思っています 

  

例えば太陽光 

できるだけ有効活用したいんですけれど 

工場に天井を覆った上で中で照明をつけている 

果たしてこれってどうなんだろうと言うこととか 

温度を一定に保つために 

夏の冷房、冬の暖房、外の夏の暑いこの熱を 

冬にどうやって暖房に使うかとか 

冬の雪をずっと貯めておいて 

夏の冷房に活かすかとか 

小さいレベルではいろんな企業で実験的に行われていますけれども 

もう少し大規模なレベルで 

巨大な工場の中でエネルギーの有効活用 

それから工業用水についても循環型で 

最初は綺麗な洗浄用の水を最終的にはろ過した上で 

それを捨ててしまうのではなく 

洗面所だとか、廃棄物処理のために洗浄用で 

その水を使う 

2次利用3次利用と言うことがあってもいいと思います 

 

そして工場自体も二重構造だとか断熱だとか 

様々な取り組みで熱を逃がさないとか 

逆に遮断するとか 

できるだけ夏の冷房をしない 

0にするのは難しいんですけれども出来るだけ 

少ない電力で温度を保つとか 

  

の暖房もできるだけ中の熱を外に逃さないというような 

構造から始まって 

普段の日中の電気 

それから夜間、割引電気を使うために 

深夜操業をしているという工場もかなり最近あるんですけれども  

電力会社の発電の設備にも関わるんですけども 

どこまで蓄電が難しいこの電気エネルギーを効率よく発電して 

それをエネルギーとして貯めて変動がある 

1日の中でも多い少ないの変動がある中で 

いかに無駄なく、捨てることなく 

電気エネルギーを使うかということを考えていく必要があります 

  

生産の中でも24時間操業は別ですけれども 

日中と夜間で生産の活動が異なるのであれば 

夜間をどれだけ増やすか 

と言うと今度は深夜作業になると 

人件費がアップしてしまいます 

どちらを優先させるかという問題もあります 

 場合によっては集中して生産停止 

ずっと操業し続ける方が効率的 

様々な取り組みをして 

今に至っているのが日本の工場です 

でもその工場のあり方というものも 

根本から見直しをする時期が来たと思います 

実際に発電や送電に関わる設備の見直し 

契約も変わりました 

電力会社も昔の大手8電力会社の区分から 

さらに今は工場の自家発電だとか 

色々な仕組みで電気が手に入る時代になりました 

契約の形態も変わっています 

様々な電力の供給会社 

2次の供給会社も出てきています 

どれだけ効率よく無駄なく電気エネルギーを使うかは 

私は電線会社にいたので 

出来るだけ発電の場所と消費する場所を限りなく 

ゼロに近づけるということが大事なんです 

実際に電線を通ってその電気抵抗でどれだけ 

電気エネルギーが無駄になっているか 

熱や振動や他のエネルギーに化けてしまって 

電気エネルギー伝わらないかっていうのは 

私は十分承知しています 

電気抵抗がゼロになる超伝導が最も理想ですけれども 

今の時代では超伝導はかなり低温 

昔の絶対0度にならないと電気抵抗は0にならなかったのですが 

今はその温度が高温といっても 

まだ液体窒素よりもさらに低い温度で低温にしないと 

電気抵抗をゼロに保つことは非常に難しい 

その中でどれだけ電気抵抗がない状態で 

電気を送電するかということを考えると共に 

 

そもそも省電、省エネの設備になっていれば 

今の電気エネルギーが果たして 

本当に必要なのかということもあります 

それから天井の照明も含めて 

いろんなものを自然の太陽光うまく活用するから始まって 

工場の設備、位置、操業の時間 

様々なものをそっくり見直すことでまだまだエネルギーに関わる 

削減の可能性っていっぱいあると思います 

当然、水力発電のように位置エネルギーを使って 

エネルギーを創出するということがあるわけですけれども 

それだけではなくて工場の中の設備も重力を使って物を運ぶという仕組み 

高いところから低いところへ動かすという配置にすることによって 

電気エネルギー自体がいらなくなるというような 

工場設計もあるはずです 

もちろん簡単ではありません 

いかに平面的な工場を立体的に高さを変えることによって 

その位置エネルギーをうまく活用することによって 

工場内のエネルギーを削減するか 

そういった取り組みも 

ぜひどんどん進めてほしいと思います 

この重力、上から下に物が落ちるという 

この現象、この物理の現象をどうやってこの位置エネルギーを 

最大限に活用するかということも考えて 

工場の設計をしていって欲しいなと思います 

  

当然自然エネルギー、太陽光だけではなくてまだまだ 

風力発電だとかその風力を使った動力 

さらに潮力だとか地熱だとかいろんなものがありますけれども 

まだまだ研究途上ではありますけれども 

このエネルギーをフルに活用できればまだまだコスト削減の余地はあります 

当然、長期的な研究開発ですとか、工場の立地の問題だとか 

通らなければいけない問題というのはたくさんあります  

どこまで購買の領域なのか 

それはエネルギーを司っている総務のマターなのか 

会社の事業戦略なのか 

環境対策として再生エネルギーの活用ということで別のところで 

取り組んでいる課題かもしれません 

様々な部門が協力して 

会社全体の無駄なコストを削減する 

エネルギーを有効活用するということを考えていって欲しいなと思います 

  

今日はここまでになります 

工場のエネルギーの最適な利用 

これについてまだまだ色んな取り組みがあると思います 

そういったことを専門で扱っている会社もあります 

そういったところから提案を受ける、コンサルティングを受ける 

というのも選択肢の1つです 

ぜひこれからも未来を見据えて 

色んな取り組みをしていって欲しいと思います 

今日は以上になります 

是非NEWJIチャンネルの登録をしていただいて 

この先のいろんな話を聞いてほしいなと思います 

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さらにいろんな話が聞きたいとか 

もっとこう言うのがあるとか 

様々な意見があると思いますのでその意見もお待ちしております 

是非これからもNEWJIチャンネルをよろしくお願いいたします 

 本日は以上になります 

 

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