製造業の購買担当者がAIにかわることってあり得るの?

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スチールワイヤーについて、コスト削減の手法を徹底解説!

スチールワイヤーについて、コスト削減の手法を徹底解説!

今日購買に関わるお話は

原材料、部品のコスト削減の中で

スチールワイヤーについて

ちょっとお話をしたいと思います

2種類大きな違いがあるんですけれども

何がどう違うんでしょうか

ロープでも一緒なんですけれども

右にねじっているのか、左にねじっているのか

これで大きな違いがあります

この違いの呼び方を

右撚り、左撚りどっちにねじってあるかということを

普通はアルファベットのZとS

それで区別しています

Zよりだとか、Sよりだとかっていう言い方をします

スチールワイヤーでもナイロンのロープでも糸でも

なんでも細いものを束ねてある時

単にまっすぐな線を寄せているのか

それをもう少し丈夫にするためにねじってあるのか

このねじり

方向によって二種類あるんですけれども

実際、このねじり方

圧倒的にどちらか一方が多いです

その理由も明確です

さてZよりとSより

どっちの方が圧倒的に多いでしょうか

これは人間の特製

これに影響しているんですね

 

主に右利きなのか左利きなのか

全ての人が右利きということではないんですけれど

なぜか右手が利き手の人って多いですね

左利きの人にとっては

この話ってのはちょっと不利なんですけれども

右利きであることが

物の組み立てにも影響してきます

例えば

ねじを止める

どっちへ回すかですよね

 

右へ右へ回すのか

左へ左へ回すのか

通常のネジは圧倒的に右へ右へ回す

方の切れ込みになってるネジが多いですよね

ロープも一緒で撚った時に

どっちへ撚った方がいいのかということで

答えはZ撚り

こっちへこっちへっていう風に

撚ったものが圧倒的に多い思います

強度を保たせるために

ねじる

撚るんですけれども

撚りが強いとピッチが狭いとか広いとかっていうような

表現になるんですけれども

実際どういう違いが現れてくるか

このピッチが強い

上からこう見てると

実際螺旋状にこう

ぐるぐるぐるぐる巻いてある訳ですよね

このピッチが強いということは

この螺旋の巻きが強いが緩いか

スプリングなんかもそうですけど

スプリングは完全に螺旋ですよね

これが緩いのか、きつく巻いてあるのかで

強度とともに必要となる材料の量も変わってきます

 

ある一定の長さが欲しい時にピッチが狭いと

極端な話、コイル状

バネのようにぐるぐるぐるぐる巻いてあるのか

もうほとんど直線に近く緩く回っているのか

 

これによって一定の長さの重さ、

必要な原材料、堆積

微妙に変わってきます

ロープぐらいになるとネジと違って

そんなにピッチの差が極端に

2倍も3倍もっていうほど

原材料の差にはなりませんけれど

ほんのわずかですけど違ってきます

強度も変わってきます

何を吊り上げるか

 

そのスチールワイヤーでどのぐらいの重たい荷物を吊り上げるとか

いろいろな条件によって当然変わってきますね

さらにピッチが強いと小さく巻き込めるか

例えば滑車に巻かなきゃいけないって言った時に

強度は保たせたいのだけれども

小さく巻き込めなくなるので

緩く大きく巻くしかない

そういったいろいろな条件があって

太さがどのぐらいかとか、引っ張る強度がどのぐらいだとか

どのぐらいを吊り上げなきゃいけないとか

さらにはその材質、屋外で使うから

錆びては困る

ましては港で海水をあげるから

塩、海水に強い相当さび止め

グリス塗ったり色々するんですけども

さらに金属の合金の比率を変えるとか

柔軟性を保つのか、強度を保つのか

いろいろな研究がなされていますが

実際に上海の展示会で

いろんな企業の

スチールワイヤーのメーカーの技術者の人

営業の人と話をしましたけれども

Z撚り、S撚りの問題と

それから今はその太さ

引張強度、ピッチの問題とともに材質

スチールじゃなくて

樹脂だとかナイロンだとか

そういった別の素材のワイヤーでも

いいんじゃないかっていうことも

今、比較検討される時代に入っています

 

当然金属よりも樹脂、ナイロン

軽くて丈夫でこういうところで

まだ炭素繊維の話は聞いてないんですけれども

実際に金属を撚り合わせるときに

金属同士が擦れ合って、摩耗して切れるというリスクがあるんですけれども

巻き上げる時に必ず滑車

この滑車と直接触れる部分は摩耗するので

一定の期間

太さやいろんな条件で

条件を満たさないと

そのスチールワイヤーの交換になるんですけれども

その交換の頻度

交換の頻度を

減らすためにみんないろんな工夫していますね

表面が摩耗しないために、潤滑油、グリスを塗ったり

その巻き

どれだけ緩やかに巻くのかというような工夫ですとか

さらにある程度の摩耗が進んだところで

センサーが働いて交換時期っていうのを知らせる

というような工夫もしてますし

そのセンサーもですね

別に赤外線だとかめちゃめちゃ難しい

高度なものじゃなくて

マイクロメーターで自動検知で

一定の太さを下回ったら交換ですと

ただシンプルなアラームが鳴るような仕組みをつけているところが

非常に多いですけども

特に大型クレーン

私が中国で顧問をやっていた会社では

何百トンも吊り上げる

大きなクレーン

二種類作ってたんですね

普通のトラックにクレーンが付いている

ラフテレーンクレーン

それからクローラー式

これを履いて

それこそ何百トンっていう重たいものを積み上げる

こういった機械

いろいろなパターンがあるんですけれども

その性能っていうのは

どれだけ重たいものを安全に吊り上げられるか

ということになるので

この主要な部品であるワイヤー

これは非常に重要な話です

一番重要なのは当然切れないという丈夫さになってくるんですけれども

それをいかに安く作るか、一定の品質、耐荷重

これをクリアしながら

どれだけ軽くて丈夫でっていうものにするか

いろいろな工夫ですよね

材質の問題、そのピッチの問題、撚り方の問題

さまざまなことを考えた上で

さらに合わせた時に

そのわずかな隙間を埋める為に

いろいろな樹脂、

劣化したり、錆びたりしないようなものを充填させる

生めるんですね

そういったものの材質についても

まだまだ発展途上です

 

こういった金属なのか

それ以外の材料なのかっていう比較検討ですとか

目的、どのぐらいの強度が必要とされるのか

どれだけの耐久時間

年数を求められているのかによって

ふさわしいスペック、性能、機能

本体が十数年の耐用年数だったりしても

ワイヤーの交換頻度っていうのは

その機械の稼働率によって決まりますので

例えばあまり使う頻度が高くなければ

半年でいっぺんの交換でいいとか

もっと長く持つという場合もあります

1年2年、十分に持つというケースもありますし

何時間この作業だと何回上げたり、下ろしたりという頻度で

どのぐらいの往復運動の長さで

その摩耗時間数と摩耗の状態、減り方

これで両方を見ながら変えていくというようなことになるんですけれども

求められている予算の中に

原材料、部品のコストを抑えるという中で

どれが最適かっていう比較検討した上で

サプライヤーを決める、材質を決める、強度、機能、設計

何本撚り合わせるとか

いろんな条件で比較検討した上で最適なものを決めていくということになります

この比較の方法は

スチールワイヤーだとかロープだとかネジだとか

撚るとかねじるとかっていうものに

結構共通なことってあります

ねじった時の強度

ねじれに関する数値っていうものも

次数企画、国債(国際)の企画で決められていて

どのぐらいの力でねじった時に

強度が保てるかという試験方法とか

みんな決まってます

そういうものも購買としては

基礎知識として知っておくことが必要だと思います

ぜひこういった素材ひとつひとつの詳しい話を

私も全てではないですが

経験してきた主要な原材料、部品についてこれからも話していきますので

よかったら高評価ボタン

それからもっとこういう話が聞きたいとか

まだまだこの話は大雑把で足らないから

ここを知りたいとかっていうコメント

さらには継続して話を聞きたいときに

チャンネル登録

ぜひお願いします

 

まだまだ品目ごとのコスト削減の方法だとか

品質の向上のために目指すべき内容とか

お話ししていきたいと思いますので

これからもよろしくお願いいたします

今日はスチールワイヤーを中心に

お話をさせていただきました

ではまた

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