- お役立ち記事
- プロセス管理の徹底と効率化!リーン生産における作業の標準化
プロセス管理の徹底と効率化!リーン生産における作業の標準化
購買の業務コスト削減に取り組んでいる私たち
さらに突っ込んだ話をどんどんどんどんしていきたいと思います
今日はその中でリーン生産の話の続きをしたいと思います
リーン生産の中で7つの無駄という話を前回したんですけれども
作りすぎの無駄
手持ちの無駄
運搬の無駄
加工の無駄
在庫の無駄
動作の無駄
不良を作るという無駄
この無駄を出来るだけ減らしていきましょう
なんですが
減らすのに時間をかけすぎるとその時間が無駄になります
品質も過剰品質と言うとその過剰な部分が無駄になります
なので費用対効果、掛ける時間に対する成果
エンドレスじゃないので
どこかで線を引かなきゃいけない
その時その時の最善な答え
それで少しでも無駄が減ればと思いますが
無駄を減らすというよりは
会社の売り上げや利益を増やすお客様の利便性
お客様のメリット、利益を増やすっていう所に
少しずつ重きを置く方へシフトしていったほうがいいんじゃないかな
と思うんですね
今日の話のメインは
そのリーン生産方式の中でサプライヤーの改善指導をする上で
何も知らなかったら現場へ行って、ぱっと見て、ここをこうしてください
っていう話はどこまでできるか
そんなこれからやります
知ってますって言われないために
はいその通りだと思います
ただ今すぐには出来ないので
いついつからこういう形で取り組んでいきたいと思います
っていう風に理解を求めて実行してもらうためには
それなりに説得力のあるお話をしなきゃいけないですし
実績のデータだとか過去の成功事例、失敗事例を見せながら
なるほど、それがサプライヤーにとっても
利益が増える
排気ガスが減る
色んなメリットがあるんだって感じてもらう
それが大事ですよね
その中で今日のお話は
その続きとして標準作業
よくマニュアル化されて
動作がほぼ決まっていて
ミスがないようにするということですが
これがだんだんだんだん今は
工場の自動化、ロボット化が進んで
だんだん減ってきました
逆に増える要素として少量多品種の生産になって
標準的な作業がしづらくなっているという現場もあります
なので少量多品種でも標準ってできるの?
できないこともありますし
できることもありますしということで
実際それぞれの製造現場の作業内容だとか
組み立てている部品や原材料
何があるの?というところをキチっと整理した上で
できるできないって
判断をしてかないといけない
購買の場合だと自社の工場よりはどちらかというと
サプライヤー、自分達がオーダーする部品の数がどれだけ絞れているか
という話にもなるんですけれど
絞れないと、じゃあどうするの?
標準作業が無理なの?できないの?ってことですが全てを
まるっきりワンパターンでどうすれば
しまえばいいじゃんって話になるので
その中でできること、今やって効果が上がるもの
これは各主要な現場
やっぱり現場にそのままずっといてぼーっと立っているわけにもいきませんけども
ある程度人の目で見る
それから場合によっては動画を撮影するとか
今いろんな手段で分析する方法、たくさんありますので
そういったものを駆使しながら
どこに無駄があるか、余計な動きをしてるんだ
それをなくすために何をするんだ
ということをして行った方がいいかな
場合によってストップウォッチでこの動作何秒
この動作何秒ってことをやっていました
私がいたBMWもそうなんですね
5分間で人件費単価が決まっているので
この5分間の作業の間で一体何ができるの?
ペイント 塗装はもうロボットがやってます
組立、溶接、ネジ止め、
みんなもう機械がやっています
じゃあ人間どこで何やってるのということなんですけれども
まだまだ一部の部品の装着
モジュールの部分を組み込む
というところがどうしてもロボットで
まだまだやれるけれど時間がかかるとか
複雑な動きをさせるよりは
人間がやっちゃった方が早いと
色んな所で作業残ってます
だからこの手作業を動作ごとに分解して
その中で無駄な部分があるのかっていうことですよね
三次元の立体空間の中で
人間がどうやって移動しているのか
原材料、部品の供給どこから届いたものを取って
それを製品本体に付けるか
っていうその移動の距離、長さ
高さ、幅、置かれている場所
工具や原材料部品の置かれている場所
それがどこから届けられてそこへ供給されて
それをどうやってつけるか
ロボットが掴んでつけても
人間がつけてもその作業
今までこう回ってたの直接こうやればいいじゃんとか
いろんなことがあるんですけれども
それをもし出来ないんだったら
原因は何?っていうものを分析しながら少しずつ完成すると
これ標準作業って話をしてたら
まだまだ高度経済成長期の頃なので
ロボットがまだまだ進んでいる途上だったので
人の作業もまだまだ多かったんですけども
これは今後どんどんどんどん
急速に内容が変わってくる部分だと思います
それでもまた中国の工場ってロボットの導入で
コスト、メリットが出ないところが多いです
それぐらいまだまだ高騰した人件費ではありますけど
まだまだ安いです
目安があります
中国の人件費
物価がそもそも全然違うので一緒になりませんけども
地域格差もありますけれども
刻々と変化しているのであくまでも参考程度に知っておいてほしいんですけれども
上海は東京の1.2倍から1.4倍、場合によって1.5倍の人件費です
中国の方が上を行きます
えー?ですよね
それだけ中国は上海においては日本を抜いてます
ITのプログラマーとか
システムエンジニアの人件費単価
上海の方が東京より上です
中国に抜かれてます
かたや私がいた湖南省の長沙
東京の60%から80%、安いですね
2割から4割
こういった人件費が微妙に勝負なるかならないか
さらに奥地へ行くともっと実は安いです
貴州省とか雲南省とか
それなりに奥地なので重工業はあまりない
どちらかと言うと繊維産業とか
運んでも運賃がかからない軽いもの
軽工業、小さいものが多いですね
比較的奥地で重工業が盛んなのはそれだけの人口を抱えている
四川省の重慶、成都、チョンドゥンチョンジン
こういったところは何千万人って人がいるので
輸出しなくてもそこの中だけで1つの国のような消費量、経済力があるので
そんなところでもトラック作っていたり
重工業いっぱいあるんですけれども
日本じゃ考えられないですよね
あれだけ奥地でそういったもの
というように人件費のこと考えて
どれだけその人件費を減らすかってための標準化になるんですけれども
さらにもう一つの目安として
大卒の初任給
今、建設機械メーカーの大卒で日本円換算にして
ほぼ10万円って言われてます
大学院卒になると
その1.5倍くらいのお給料もらってます
これが上海や北京とか天津とか香港とか深圳とか
そういうとこ行くともうちょっと高いですね
っていうくらいホワイトカラーの人件費は高いですけど
ブルーワーカー
工場の作業員の人たちの人件費だとか
サービス系、例えばホテルとかレストランとか
そういう所で働いてる人たちのお給料って
いくらのなの
大卒の初任給が10万円と言われてますけれども
その1/3ぐらいしかないですね
えー?っていうくらいの月給で皆仕事をしてました
これはちょっと驚きですね
だからそういうお給料で何千元
1元今16円とか17円
これ換算して日本円で
そんなお給料でやってるの?
色んな工場で日本の下請けで作業してる会社
日本の電気メーカーとか
自動車、部品メーカーの下請けで仕事してる会社の人件費はそれぐらいで回しています
それでもさらに生産性を高めるために
無駄な動きを失くして
同じ人件費で
少しでも多くの部品を作って
供給して欲しいということであれば
そういった無駄な動作、作業、高難易度
そういった目で
削ぎ落としていかないと駄目ですね
だから単価安くしろって言うと
素材の品質が落とされちゃうので
こういう動作とかこういうロスとか
こういう無駄を減らしていきましょう
無駄がなくなってそれだけ利益出たでしょ
出たらその先でそれを返してよ
っていう話に持っていくということになりますよね
実際にトヨタの考え方、BMWの考え方
その他 とか色々な各メーカーさんの考え方、色々あります
トヨタのカンバン方式
見える化だとか色々言われてる
自ら進んで改善しましょうという話
さらには私が中国で指導してきた
こういったところはこうしましょうよっていう
その場その場ですぐやってもらうべきところ
こういった指導内容
いくつか工場の画像もご紹介します
ご覧の通りのものがあります
こういった国ごとで違う
それから国をまたいで
輸出輸入があったりするものは
それぞれの国の価値観だとか
文化的な背景て縛られて
資料ダウンロード
QCD調達購買管理クラウド「newji」は、調達購買部門で必要なQCD管理全てを備えた、現場特化型兼クラウド型の今世紀最高の購買管理システムとなります。
ユーザー登録
調達購買業務の効率化だけでなく、システムを導入することで、コスト削減や製品・資材のステータス可視化のほか、属人化していた購買情報の共有化による内部不正防止や統制にも役立ちます。
NEWJI DX
製造業に特化したデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を目指す請負開発型のコンサルティングサービスです。AI、iPaaS、および先端の技術を駆使して、製造プロセスの効率化、業務効率化、チームワーク強化、コスト削減、品質向上を実現します。このサービスは、製造業の課題を深く理解し、それに対する最適なデジタルソリューションを提供することで、企業が持続的な成長とイノベーションを達成できるようサポートします。
オンライン講座
製造業、主に購買・調達部門にお勤めの方々に向けた情報を配信しております。
新任の方やベテランの方、管理職を対象とした幅広いコンテンツをご用意しております。
お問い合わせ
コストダウンが利益に直結する術だと理解していても、なかなか前に進めることができない状況。そんな時は、newjiのコストダウン自動化機能で大きく利益貢献しよう!
(Β版非公開)