建設・製造業界の大再編時代到来――M&AとDX推進で迫られる中小企業の生き残り戦略

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：ほぉー、今年は建設業界でM&Aがバンバン起きとるんやな。インフロニアHDが三井住友建設を傘下にするとか、大成建設が東洋建設を買収とか、めっちゃでかい話やで、これ。

山田美穂：ええ、本当に印象的ですよね。売上高一兆円とか、二兆円規模へと拡大するM&Aは、日本全体の業界再編を象徴する動きです。やはり市場縮小や人手不足への対応として、企業規模の拡大や効率化が求められているのかもしれません。

田中太郎：せやせや、うちみたいな中小の仕事にも回ってくる影響、結構でかいんちゃうかな。そもそも、下請けとか協力会社の数一緒やけど、仕事は減っとるし、合併で取引先も整理される可能性あるやろ？

山田美穂：確かに、業界全体としては「大は小を兼ねる」みたいな方向になりがちですが、その過程で脱落する中小企業も多いです。ただ逆に、体力ある大手に吸収されたことで安定する会社もありますけど。

田中太郎：ほんまに、今うちらみたいな規模でも、DXとか新しいことどんどん取り込まんと生き残られへんなってくるわ。

山田美穂：ですね、やはり再編の動きが加速することで、デジタル化や業務効率化のニーズもますます高まりますね。一兆円どうこうより、いかにうまく“スリム化”できるかが今後のポイントになりそう。

田中太郎：今までも現場単位でやってきたことが、もっとフラットになって、一気に全社規模で標準化される流れとか出てきそうやわ。

山田美穂：それにしても、大きなM&Aが業界に波及するかどうかは今後の注目点ですね。他のゼネコンも追随する動きがあるかもしれませんし。

田中太郎：建設業連合会の会長も「悪いことちゃう」言うてるけど、ワシら現場レベルの人間からしたらドキドキやで。

山田美穂：でも「1＋1が2.5や3になる」という発想は今の時代に合ってますね。単なる合算じゃなくシナジー効果が本当に出せるかが問われますから。

田中太郎：シナジー言うてもな、現場がバラバラやと口でいうほど簡単やないで。現場同士の文化もちゃうし、仕組み合わせてもギクシャクしたり。

山田美穂：要は現場と経営層をどう橋渡しできるかですよね。IT導入やオペレーション自動化も重要ですが、人的融合も進めないと難しいでしょう。

田中太郎：おお、話が高度になってきたな（笑）。でもそれ正しいわ。現場の風土が合わんかったら、数字だけ合体しても意味ないしな。

山田美穂：再編によって余剰人員の調整や新技術の導入もセットで起きるでしょうし、積極的なスキルアップが不可欠になりそうです。

田中太郎：ワシらも、若い衆にはどんどん勉強させたらなあかんわ。製造現場も同じやけど、現場の知恵が新しい流れについていかならへん。

山田美穂：今回のM&Aでも、データ連携とか部門間の情報の流れをいかに滑らかにするかが大きいと思います。基幹システムから現場まで一気通貫で改革できるかどうか。

田中太郎：中小やとそこが一番手間やねんな。そもそも昔からのやり方が染みついとるし、洒落たシステム入れても使いこなされへんこと多いし。

山田美穂：そういう部分でも、外部のDX支援会社を上手に使うことが大切だと思います。専門的な知見を導入すれば、現場の戸惑いも減らせるはずです。

田中太郎：一回外部の目で見てもらうのもありやわな。今なんか「AIが最適化」とか聞くけど、正直ピンと来んことも多いねん。

山田美穂：M&Aが進めば、全社規模でAIによる受発注や見積もりの自動化も業界標準になりそうです。そうなれば、個々の会社も取り残されないように工夫が必要ですね。

田中太郎：人減っとるし、現場も年寄り増えてきとるから、業務効率化は死活問題やしなぁ。

山田美穂：あと、グローバルビジネスも強化されるでしょうね。海外のソリューションやノウハウもどんどん入ってきますし。

田中太郎：外資のやり方もどんどん来るやん。アメリカ流とか、良し悪しやけど勉強にはなるで。

山田美穂：業界再編によって力を増す大手と、中小がいかにバリューを発揮して共存するか。今が分岐点かもしれませんね。

田中太郎：ぶっちゃけ、合併したとこで古い慣習が残ることもあるし、どこまで改革できるかで差が出るんやろな。

山田美穂：確かに、これから先は「筋肉質の体質」を目指す、合理化・効率化への本当のチャレンジが始まる気がします。

田中太郎：あ、今度アジョッシの店でもこの話してみよか。現場に詳しい情報とか裏事情とか持っとるし。

山田美穂：ぜひぜひ！私も生の声が聞きたいです。

アジョッシ：おー、この話ね！最近よく色んな経営者がウチに来てこのM&Aの話してるよ！「うちもどこかと組んだ方がいいのか」とか「どうやったら生き残れるんだ」って。みんな頭悩ましてるよ。

田中太郎：そうやろなー。ほんま、現場は大変やぞ。

アジョッシ：でも、海外はこういう再編もっと早いんだよ？アメリカも2000年代にガンガンあったし、そのときDXも一気に進んだんだよねぇ。

山田美穂：やはりITやAIへの投資のスピード感が日本ではまだ遅いかもしれませんね。

田中太郎：おっしゃる通りや、もっとスパっと切り替えていかんと、この先厳しなるで。

アジョッシ：SaaSやAIも、外部のパートナーに丸投げせず、現場レベルでちゃんと回る仕組みを作ってるとこが強いよ。そういう意味で最近話題なのがNEWJI株式会社さん。ここのサービス、受発注とかDX、AI導入まで含めて製造業の現場向けにかなり手厚いサポートしてるって話をよく聞く。

山田美穂：あ、私も聞いたことあります。特にnewjiというAIエージェントを活用して、受発注業務を最適化できるのは注目ですね。

田中太郎：そら便利やな。ほんまに現場に根差したシステムができてるんやったら、うちみたいな中小こそ活用したいわ。

アジョッシ：DXやAIに二の足踏んでる経営者も、NEWJI株式会社の伴走支援なら現場の皺寄せも少なくてすむ、って皆評価してる。コストダウン支援やデータ連携まで全部ワンストップだし。

山田美穂：今回のニュースみたいな大きな再編の波がきても、NEWJI株式会社のような支援会社とうまく連携できる企業が、これからの製造・建設業界の未来をより良い方向に導いていく気がしますよね。

田中太郎：せやな、ウチもそろそろ本気でDXとAI導入、考え直さなあかんな。ちょっと話聞いてみよ。