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VAVEのコスト削減目標達成の10か条!其の八
今日はコスト削減
目標達成するための10か条の付録として
これまで購買部門がやるべき10項目
そしてサプライヤーが行うべき6項目
そして今日はそれに加えて
購買部門以外の各部門がすべきことという話
会社の中のそれぞれの部門の中でも
やっぱりコスト削減に協力をしてもらう
ということでお話をしていきます
大きく分けて4つの項目に分かれます
まず生産部門とか品質管理部門、研究開発部門
それぞれもコスト意識を持ってほしいな
アフターサービスや営業も一緒です
コスト削減の意識というのは
どういうことかって言うと
どれだけ無駄をしないかということ
たとえば営業部門であれば
在庫品、古いタイプのものを
どれだけ売り切るかとか
アフターサービス部門、補修部品をどこまで顧客のために用意するか
うまく切り替えて使えなくなった部品を処分する
この処分をできるだけ
少ない量、少ない金額で押さえるか
という工夫、見通しを立てるとか
それから設計部門、組み立てしやすいように
ないしは部品の点数を減らすとか
当然使いやすいとか、性能アップとか
安全性のために改良するんですけども
それに加えてない
どうやったら少ない工数だとかコストで加工、組立
例えば溶接、ネジ止め、プレス
いろんな加工の方法から始まって素材の選択
これを使うことによって
より安い丈夫な安全なものに変わると言うことであれば
そういった研究開発
それを製品に活かす
こういった取り組みをやっていって欲しいと思います
私が中国で指導した会社が
この研究開発部門がそういう意識があまりなくて
単に見た目のカッコよさで設計してしまって
それが意外と加工組立の作業で面倒だとか
作業に時間がかかるとか
組み付けが非常にしづらいネジ止めが自動でロボットでつかない
どうしても手作業で手を裏から回してつけなきゃいけないと言うような
そういった設計をしちゃうと
なかなか大変
ネジもいろんなサイズ、バラバラになっていて
部品の標準化、共通化が図れない
というようなコストアップになることが存在してました
何のために改良、設計、変更するかっていうことを
分かってない人もいたりして
もう話にならないとようなこともありました
そういったことがないようにするためには
そう言った部門の人達にも
意識を持ってもらなければいけないと
特に新製品の開発とか、既存品の改良とか
単に見た目のデザインじゃなくて
本当に使いやすいその裏には組立、加工がしやすいから、壊れにくいとか
いろんなことを含めた上での製品
ということになると思います
そして購買部門のコスト削減の協力
例えば発注数量で無駄なくから始まって
発注ロット出来るだけ購買部門としては
営業部門とか、アフターサービス部門、
いろんな部門に協力したいし
研究開発部門はこれで設計したから
この形で部品を調達してくれということであれば
それに見合った形で出来るだけ調達したいですけど
工業規格のサイズ
こうすればもっと安く買えるということ
設計との間にギャップがあれば
やっぱり攻めぎわになるのでどっちを優先させるかと言った時に
最終的にお客様にどっちがメリットがあるんだとか
どちらの方が安全なのかとか
耐久性があるんだとか
さまざまな比較要素を比べた上でどちらを採用するんだ
ということを考えてもらう時に
購買部門がコスト削減の意識から
当然、安全性だとか品質、耐久性も含めてこっちがいいと言った時に
実際にそれを設計するとか
顧客の意見を聞いて「こう改良してくれ」と言った時に
それぞれの意見が戦った上で
どこまでコスト削減のために調整がきくかということです
そういった部門のコスト意識、協力
こういったものも必要になります
一方的にお互いが主張し合うのではなくて
どこまでお互いが協力し合うかということだと思います
なぜ協力するかというと
それは一緒に協力して何の為?
お客様の為とか、安定のためとか
別の共同の共通の目標、目的のために
購買部門と他の部門が協力するということです
そういうことがないとなかなか購買部門のコスト削減は
自分達だけのためにコスト削減
単に値下げ交渉で成果を出したということでは駄目です
必ずそれぞれの部門にとって会社全体の利益
その先にあるお客様の利益に繋がるんだっていうことで
話をしていかないとこのコスト削減の目標というのは
達成できないということになります
そして4つ目
計画に従った購買申請
長期、中期、様々な年間
様々な計画があって
それがやはり刻々と変化していく習性がある
キャンセルになるとか
増産になるとか様々な変化
これできるだけ
その計画、見通しを誤らないように
今は人工知能だとかいろんなことで
計画の精度が上がってきたりしていますけれども
その計画通りにきちっと調達できるかは
直前の変更がないようにするということが大事です
そのためには各部門の協力があって
計画に見合った購買
本当に直前での変更というのは購買部門にとって非常に辛いですね
購買部門の理由で変更するっていうのはまずないと思います
大体製造部門、さらにその先の営業部門
顧客の要求があって変更するということが非常に多いです
その変更どれだけ少なく抑えるかというのは営業の話でもあり、事業政策
会社の方針にもなるので
そこなかなか難しいですけれども
調整が是非必要ですので
購買部門としてはそういった部門との意思の疎通っていうのは欠かせません
そして事前に購入の関わる製品の情報を必ず前もって
研究開発部門、設計部門、購買部門に伝えないと
サプライヤーに直前になって仕様変更になります
これで作って下さいと言っても間に合わない
必ずそういった情報を
早め早めに伝えるということ
特に設計をしている部門、研究開発部門は
購買部門に早期に情報を伝えるということが必要になります
これを守ることによってコストはまだまだ下げられる余地があります
逆にこれが守れないとコスト削減ってなかなか難しいですね
なので購買部門はこういった各部門の協力を得て
コスト削減を実行すると
成果が出たら購買部門だけの成果ではなくて
協力してくれた部門との共同での成果になるので
これ人事部門の成果の評価方法だとか
そういったことも改善していかないと
これは誰の成果なの?って言った時に
コスト削減だから購買でしょうということでは
協力してくれた各部門が多分納得いかないと思います
自分達は購買部門のために協力したのに
なんで自分たち評価されないのってことになってしまうので
そういったことがないようにするためには
相互の信頼関係、情報の共有
それが早期に情報が伝えられるということをしていかないといけません
ことごとく私が指導した中国の企業は
この挙げた項目が実はほとんどできてなかった
だから一生懸命購買がやったことって言えば
サプライヤーに対して、安くしろとしか言えなかったんですね
それでサプライヤーは価格を安くしないです
もししたとすれば当然品質も落として
利益を確保しようとします
その結果不良が増えて事故につながり
ということで双方の信頼関係は崩れという事
悪い事ばかりでした
それをなおすためには一時的にはもう値上げしてても
品質を改善するというところから始まって
各部門に協力を仰ぐという話を地道に
3年も4年も続けて少しずつ改善をしてきたということになります
是非ともこういった購買部門、それから社内の各部門、サプライヤー
いろんな部門の協力を仰いだ上で
最終的にコスト削減の目標達成する
ということを目指して欲しいと思います
今日はここまでになりますけれども
さらにまた時間をおいて
それぞれの細かい話
具体的な戦略、戦術、テクニックについて
おいおい話をしていきます
これそれぞれ一つが重要で簡単なものではありません
何年も何年もやってきているとだんだん行き詰ってきて
色んな策が効果が薄くなってきます
なのでこれらの様々な戦略をいかに組み合わせて目標を達成するか
ってことになっていきます
これからもNEWJIチャンネルよろしくお願いいたします
本日は以上になります
是非これからも宜しくお願いいたします
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