製造業の購買担当者がAIにかわることってあり得るの?
コスト削減目標を達成するための10か条
今回第9項目
使用者の意見聞くという話をしていきます
実際に購入前だけじゃなくて購入した後
お客様が買ってくださってそれを実際に使ってみて
それに対する意見、クレーム、要望、
さまざまな情報を仕入れてそれを次の改良品に活かす
そのために購買部門は
設計部門やマーケティング部門
営業部門、アフターサービス部門
いろいろなところから入ってくるエンドユーザー
お客様、顧客の意見
そういったものをできるだけ仕入れて
それを次回の改良品の製品
そのために原材料、部品の調達
それをサプライヤーに伝えるということがコスト削減につながっていきます
すぐ値下げ交渉のように効果が出るものではないんですけれども
これが積み重なって2年、3年、5年、10年と
こういったデータ、情報がコスト削減につながっていきます
いかに売れるないしは競合他社と比べて差別化
高品質なものが売り上げを増やす=コスト削減
どういう関係かというと
当然売れなければ原材料調達の数量は減ります
そうするとサプライヤーからの調達に関わる
支払い総額って減るんですけれども
購入単価はだんだんだんだん上がっていきます
購入単価が上がれば
原材料の原価比率として
どんどん上がれば利益は安くなっていきます
設計、研究開発
さまざまなところでお金が必要なんですけど
そういう費用が捻出できません
そうなってしまえばより良い物を作る
という環境がだんだん厳しくなります
そういう風にならないためには
できるだけお客さまの意見を聞いて
競合他社と差別化を図り、
より良い物を作るためには当然
顧客の意見、情報、時にはクレームといった
厳しい意見も聞いた上で
それをどうやって活かすかということになります
コスト削減、単に単価を下げるということではないと思います
どれだけたくさん買ってくださって
それを喜んでくださって
また次回、買い替えも
自分たちの会社から買ってくださるか
ここへつなげるためには継続してこういった意見を聞いて
どこを改良したらいいのかという考え方、場合によっては
ごそっと思い切ったデザインの変更ですとか軽量化
小型化、多機能化、逆に機能、いらないものは捨て去る
シンプル化、さまざまな考え方があると思います
場合によっては全く違う
同じ目的を果たす別の製品への開発に
つながっていくかもしれません
いつまでも同じ設計変更の上で考えるではなくて
場合によってはまるっきり新しい方向、新しい事業
そちらへ活かすために
様々な情報が必要になると思います
是非ともこういった考え方も含めて
コスト削減ということに取り組んでほしいと思います
ただ短期で成果を出すもの
長期に渡って少しずつ取り組んで
少しずつ成果を出していくもの
さまざまなものがあると思います
このような考え方を含めてぜひコスト削減
自分たちの製品や
自分が関わっている原材料、部品に当てはめてみて
何が使えるか、どういった情報が
この10か条の中で活きていくのか
っていうことを考えてほしいなと思います
本日は以上になります
あと残り最後の10項目目については
また別途お話をさせていただきますし
さらにはサプライヤーがすべきこと
そしてえ各事業部、生産現場だとか
研究開発部門だとか営業部門、アフターサービス部門
それぞれがやるべきことっていうのもあると思います
彼らもコスト削減のために
自分たちが自分たちの仕事の中で
できるコスト削減っていうのがあると思います
それぞれが独自でやるのではなくて
それぞれが役割分担をしてトータル管理ができる役員がいて
会社全体のコスト削減が達成できる
ということになっていくと思います
また続きは10回目のお話の中でさせていただきます
本日は以上になります
調達購買業務の効率化だけでなく、システムを導入することで、コスト削減や製品・資材のステータス可視化のほか、属人化していた購買情報の共有化による内部不正防止や統制にも役立ちます。