製造業の購買担当者がAIにかわることってあり得るの?
コスト削減目標達成するための10か条
第8回目
今日は実際に使用する部門の立場になって考えるというお話をします
購買部門が原材料、部品
ものを調達する時に自分達で勝手に買うということは多分ないと思います
必ず最終的に出来上がった製品を使ってくださるお客様
この事を考えると思います
使ってくださる時にどういう品質の状態だったら便利なんだろう
どういった材質だったらより使いやすいんだろう
事故がないだろう、安全に使えるだろう
性能が高まるのだろう、というようなことを考える
こういうことを考えないと単に安く買う
これが品質の問題だったり
代替品で別の素材を選んだ結果
購入単価は下がったけど
使いづらくなったとか、壊れやすくなったとか
様々な問題が起きてしまってはその製品自体が売れなくなってしまいます
売れなくなってしまえば原材料の調達数量は減って
購入条件が非常に厳しくなります
そういうことにならないようにするためには
ぜひ売れる製品、そのためには使いやすさ、品質、耐久性
見た目のデザイン、様々なものを考えて
どうしたらお客様の満足を得られるか、売れる製品になるか
ということを考えて調達する
その時には設計部門ですとか、マーケティング、営業
アフターサービス、いろんな部門の意見を聞いて
ということになります
購買部門ができるだけ様々な部門と連携をとり
それをサプライヤーに伝え、いかに
良い製品として売れる
それ=大量に製品を作る、購買の条件もさらに良くなる
ということを考えるために
使用する人の、ないしは使用する部門の立場になって考える
実際にエンドユーザーだけではなくて
組み立て加工や製品をつくる生産現場の人たちにも使いやすい
組み立てやすいという形や素材
いろいろあると思います
ネジが留めにくいとか
折り曲げづらい形とか
組み立てが非常にめんどくさい
というようなことがあってもなかなかコストが下がりません
生産部門のコスト
いかに短時間で正確に品質良いものが組み立てられるか
加工ができるか
ということを考えた時に単にエンドユーザーだけではなく
途中の生産、組み立て
こういった人たちの意見も必要だと思います
購買部門はそれをサプライヤーに伝えて
どのように組み立てやすい原材料、部品
場合によってはユニット、モジュール化されたものを調達するか
ということになります
だから場合によっては自社の工場だけではなくて
外部の協力会社へ外注化する
下請けに立つ、協力会社の力を借りる
様々な選択肢があると思います
そう言ったものが最終的にトータルコストの削減につながる
ということだと思います
ぜひこの発想を
コスト削減の考え方の中に加えて頂いて
目標達成をしていただきたいと思います
さらにまだまだこの話は続きます
次回また別の形からコスト削減に必要な考え方
必要な意見
どこから話を聞くのかという続きをしたいと思います
本日は以上になります
是非皆様のご意見、高評価のボタン
そしてNWEJIチャンネルの登録よろしくお願いたします
本日は以上になります
調達購買業務の効率化だけでなく、システムを導入することで、コスト削減や製品・資材のステータス可視化のほか、属人化していた購買情報の共有化による内部不正防止や統制にも役立ちます。