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麺を口に含んだ瞬間に広がる弾力と、噛むほどに感じる強いコシ。
これらを両立させる最大の要素は、小麦粉に含まれるタンパク質量とデンプン質、そしてブレンド比率にあります。
一般的に、強力粉だけでは弾力は出ても粘弾性が強すぎ、もちもち感が失われる場合があります。
反対に薄力粉だけではタンパク質が不足し、歯応えが物足りない麺になりやすいです。
そこで、複数種類の小麦粉を配合し、それぞれの特性を最大限に生かすブレンドが重要となります。
パンや中華麺によく用いられ、グルテン形成力が高い小麦粉です。
粘弾性が強く、しっかりしたコシを与えますが、多すぎると硬い麺に傾きます。
うどんや和そば用として流通することが多く、適度なコシともっちり感を両立できます。
強力粉と薄力粉の中間的性質を持つため、汎用性が高いのが特徴です。
ケーキやクッキー用のイメージが強いですが、もちもち食感を補完する柔らかさを与えます。
ただし単体ではコシ不足になるため、必ず強力粉や中力粉と組み合わせます。
パスタの原料として有名で、独特の黄色味と歯切れを持ちます。
グルテンの質が硬質で、もちもち感より弾力重視ですが、香りと風味を強めたいときに少量ブレンドすると好バランスです。
強力粉 400g
中力粉 400g
薄力粉 200g
タンパク質平均値は約10.5%となり、コシともっちり感のバランスが取れます。
強力粉を全体の40%に抑えることで硬くなり過ぎず、薄力粉20%が柔らかさを演出します。
この配合は、手打ちうどんやラーメン、焼きそばなど幅広い麺種に応用可能です。
強力粉 500g
中力粉 300g
薄力粉 200g
タンパク質平均値は約11.2%。
噛み応えを重視するラーメンや太麺焼きそば向きです。
強力粉 300g
中力粉 400g
薄力粉 300g
タンパク質平均値は約9.8%。
水分をやや多めに加えることで、粉の保水力が高まり、とろけるような柔らかさとコシが共存します。
鍋用うどんや冷麺におすすめです。
デンプンの粒子サイズが細かいほど、茹でた際の滑らかさと透明感が高まります。
国産小麦は粒子がやや粗く香りが良い一方、外国産は粒子が細かく滑らかさが出やすいという傾向があります。
香り重視か喉越し重視かによって産地を選択し、適宜ミックスすることで完成度が上がります。
もちもち感を劇的に高めたい場合、総量の3〜5%をタピオカスターチに置き換えます。
タピオカ特有の粘性が麺に加わり、冷めても硬くなりにくいメリットがあります。
タンパク質量を簡単に底上げできます。
ただし入れすぎるとゴムのような食感になるため、1〜2%が上限です。
もちもち麺には、吸水率35〜40%が一つの目安です。
水分が多いほど内部に保水層ができ、茹で上がりに透明感と粘弾性が出ます。
塩は小麦粉1kgに対し30〜35gを溶かし込むことで、グルテン網目を引き締め、生地を扱いやすくします。
さらにアルカリ剤(かんすい)を0.2〜0.3%加えると、たんぱく質同士の結合が強まり、独特の弾力が生まれます。
急激に練るとグルテンがちぎれやすく、均一な網目が形成されません。
粉に水分が行き渡るまで5〜10分低速で混ぜ、30分ほど寝かせてから再び5分捏ねる二段階方式がおすすめです。
温度が高いとグルテンがゆるみ、加水が多い生地はダレやすくなります。
4〜10℃でゆっくり熟成させると、デンプンが水和して甘みが増し、弾力も安定します。
一晩寝かせることで、より滑らかな麺肌と伸びを得られます。
もちもち感を最大化したい場合、麺幅2.5〜3.0mm、厚み1.6〜1.8mm程度がバランス良い太さです。
手打ちなら麺棒でやや厚めに延ばし、切刃番手10〜12番を選択すると家庭用鍋でも茹でムラが少なくなります。
ゆで時間は太さ×1.2~1.5倍(例:2.5mm幅なら3〜4分)が目安です。
・タンパク質平均値10±1%を基準に上下させる
・ブレンド比率は3種類程度に抑え、計算を容易にする
・弾力不足には強力粉+小麦たんぱくを少量追加
・柔らかさ不足には薄力粉+タピオカスターチを追加
・試作ごとに吸水率を1%刻みで調整し、最適値をメモする
A:国産小麦はタンパク質がやや低めでも弾力が出る傾向があるため、強力粉50%、中力粉50%からスタートし、薄力粉は使わず吸水率を38%程度に設定すると良いです。
A:総量の5〜10%以内であれば風味が増し、もちもち感も保てます。
ただし吸水率が上がるため、水を1〜2%追加するか、寝かせ時間を長めに取ると締まり過ぎを防げます。
A:薄力粉比率を10%程度下げてタンパク質平均値を11〜12%に上げることで、乾燥後も割れにくくなります。
さらにデュラムセモリナを5%加えると、ゆで戻しでもコシが維持しやすくなります。
もちもち麺のコシを出す鍵は、強力粉・中力粉・薄力粉のバランスを取り、タンパク質平均値を10%前後に設定することです。
そこへタピオカや小麦たんぱく、デュラムセモリナをサブ材料として活用し、求める食感へ微調整します。
水分量と塩、練りと熟成の工程を最適化することで、家庭でも専門店に匹敵する麺が実現可能です。
今日紹介した黄金比を基盤に、用途や好みに応じて配合をカスタマイズし、理想のもちもち麺作りに挑戦してみてください。

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