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偏光サングラスOEMで水面反射をカットするUV400 TACレンズ多層コート

目次
偏光サングラスOEMとは何か?
偏光サングラスOEMとは、企業やブランドが自社名義で販売するために、外部の工場や業者へ製造を委託して作る偏光サングラスのことです。
OEMは「Original Equipment Manufacturer」の略であり、日本語では「相手先ブランド製造」とも呼ばれています。
昨今、アウトドアやスポーツ、自転車・釣りなどレジャー用途だけでなく、工場や現場など産業用途においても、偏光サングラスや作業用アイウェアの需要が急増しています。
その背景として、紫外線対策意識の高まり、現場作業員の健康配慮、厳格な安全基準への準拠、また働く現場の多様化が挙げられます。
OEMで偏光サングラスを製造するメリットは、
・ブランド独自の仕様やデザインで差別化できる
・品質や素材の管理がしやすい
・小ロット・多品種生産に対応できる
・コストパフォーマンスが高い
などがあり、市場の変化に迅速に対応できる大きな強みがあります。
水面反射をカットする偏光レンズの仕組み
屋外作業やフィッシング、ドライビングなどで最も困るのが、水面やガラス、金属板などからのギラついた反射光です。
この強い反射は「偏光」と呼ばれる一定方向の光が主成分で、それを効率的にカットするのが「偏光レンズ」です。
偏光レンズは、特殊な偏光フィルムをレンズ内部に挟み込んであります。
このフィルムが、特定方向に振動している光のみを通し、眩しさや反射を和らげます。
例えば、釣り場で水中の魚影をはっきり見たり、工場の床表面の反射を軽減したりと、実用面で大きなメリットがあります。
OEMの現場では、顧客要望ごとにカット率や偏光効率、視認性のバランスをカスタマイズ可能です。
現場目線で見ると、例えば繊細なラインの目視確認や溶接・精密組立工程での視認性向上、安全パトロール時に目の疲労を軽減するなど、生産性や安全性に直接貢献します。
UV400とは?紫外線カットの重要性
UV400とは、400ナノメートルまでの波長、つまり紫外線(UV)A波・B波の両方を99%以上カットするレンズ特性を指します。
通常、太陽光に含まれる紫外線は目の健康を損なう大きなリスク要素です。
白内障や角膜炎、目の老化促進、ひいては人体への影響も懸念されています。
特に屋外での長時間作業では、紫外線から目をいかに守るかが労働安全衛生の重要テーマとなります。
OEMの現場では、原材料のトレーサビリティや取得可能な各種認証(CE、FDA、ISO等)も問われるため、UVカット性能や耐久性の厳格な試験データの提出が常識化しています。
過去は海外格安製品で書類だけが流通していた時代がありましたが、いまや要求水準が飛躍的に高まっています。
また、UV400カットは一般消費者からの信頼獲得にも直結します。
「安いサングラスは本当にUVカットできているのか?」という不安の払拭は、OEMによる品質管理が決め手となります。
TACレンズとは?現場で求められる性能
TAC(Tri-Acetate Cellulose)レンズは、偏光サングラスの主流素材です。
透明性が高く、軽量で割れにくい、安全性にも優れています。
TACレンズの最大の特徴は「多層構造」です。
6~9層にわたるレイヤーが積層されており、それぞれ役割があります。
たとえば、
・表層にハードコートや撥水コート
・次に耐スクラッチ層
・中央に高機能偏光フィルム
・UVカット層
・下層に耐衝撃性や反射防止層
と順に積み重なることで、軽量・堅牢性・視認性・偏光機能・耐傷性・UVカットの多機能を一枚のレンズに集約できるのが魅力です。
現場で必要とされるのは、
・溶剤や油、埃などに強く、曇りにくいこと
・長時間使用しても疲れない軽さ
・急な温度差や衝撃にも強いこと
・肌当たりの優しさ
などです。
近年は、顔へのフィット感や防曇性、ブルーライトカット、抗菌コートなど+αの機能も求められるようになっています。
多層コートの役割とメリット
多層コート技術は、いまや偏光サングラスの競争軸となっています。
各層の機能を最適化することで、単なるファッションアイテムから、プロフェッショナルツールへと進化しています。
具体的には、
・反射防止コート:作業現場の照明、屋外の強い日差しや夜間照明の眩しさを軽減
・耐スクラッチコート:砂埃や金属粉などハードな現場でも傷つきにくい
・撥水、防曇コート:雨や汗、湿気環境でも快適な視界を維持
・抗菌/防汚コート:現場での清潔維持や感染症対策
特に製造業現場では、毎日の厳しい環境下で耐久性とクリアな視界が生産性を左右します。
多層コートは、現場作業員の安全衛生面に直接寄与する重要なイノベーションといえます。
OEM導入時にバイヤーが考えるポイント
ここからは、バイヤー(購買担当者)の実際の目線に立って解説します。
まず、バイヤーがOEM調達時に重視するポイントは下記の通りです。
1. 品質基準の明確化
独自仕様を設計する場合は、「どの現場で、どんな使われ方をするか」を具体的に、図面・試験基準と紐付けて定義します。
現場で頻繁にサングラスを付け外しする場合、ヒンジ部の耐久性やパッド(鼻当て)の素材選定が品質トラブル防止につながります。
2. コストとQCDバランス
単価は重要ですが、それ以上に「品質(Quality)・納期(Delivery)・コスト(Cost)」の三拍子をどこまで両立できるかが最重要となります。
安さだけを優先し、納品遅延や不良発生で現場が止まれば本末転倒です。
3. サプライヤー選定の現実
OEMパートナー候補については、過去実績、製造ライセンス、第三者認証、サンプル対応力など多角的に評価します。
直近では地政学リスク・サプライチェーンの安定確保も重要テーマです。
4. 継続的改善(KAIZEN)
品質不良や現場からのフィードバックを元に、PDCAサイクルを回せるパートナー選びも欠かせません。
固定観念にしばられず、柔軟に改善提案をしてくるメーカーとは信頼関係も構築されやすいです。
サプライヤー視点:昭和的アナログ感覚からの脱却
多くの製造業サプライヤーは、”言われたことを作る”という昭和的な受身姿勢が根強く残っています。
しかし現代のOEM取引では、単なる受託加工から「提案型」へのシフトが求められています。
現場で起こりやすいのは、
・現場実情を知らずに観念的なスペック提案しかしない
・工程上のリードタイム短縮や在庫圧縮など、“現実解”を提示しない
・納品後のクレームやフィードバック対応が消極的
これらを脱却するには、製品や素材の知識だけでなく、「顧客はなぜこの仕様を求めるのか」「現場はどこで困っているのか」を現場感覚で掘り下げ、現場に寄り添った対話と改善を繰り返すことが不可欠です。
たとえば現場ヒアリングから「現場の汗でレンズがすぐ曇る」「耐薬品性が足りない」など、潜在ニーズをすくいあげ、新しい多層コートや機能追加というアウトプットに落とし込めるかが、信頼と商機を生み出します。
これからの偏光サングラスOEMはどう進化するか
生産現場・アウトドアメーカー・一般消費者、すべての顧客ニーズは急速に多様化しています。
DX化やデジタルツールも普及しつつあるものの、高齢化が進む製造現場のアナログ空気もいまだ根強いです。
これからのOEMには、
・消費者視点と現場視点の両方をもった「発見型提案」
・トレーサビリティ、サステナビリティの透明性向上
・多機能、かつパーソナライズ可能なマスカスタマイゼーション対応
・現場からのフィードバックを即座に製品開発へ反映
など、昭和的量産型から脱却し「一歩先行く付加価値型OEM」へと進化していく必要があります。
まとめ:偏光サングラスOEMが工場と現場に与える真の価値
偏光サングラスOEMは、単なる紫外線対策やファッションアイテムではありません。
現場目線の視点、そして最先端の多層構造や高度なコーティング技術によって、“使える”ツールへと進化を遂げています。
現場の「困った」を解決する方策も豊富で、これからのOEMパートナー選びでは「現場を知る・現場と未来を変える」視点がますます重要になります。
そして、バイヤー・サプライヤー双方が、単なるコスト交渉だけでなく、課題解決や新たな価値提案を共創する時代がすぐそこに来ています。
偏光サングラスOEMを、自社ブランドの発展や現場作業員の安全・快適性向上の起点にしてみてはいかがでしょうか。
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