製造業の未来を切り拓く：DXとデータ活用で現場力と柔軟性を高める時代へ

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：おお、ロームさんの決算、見たか？ 売上ちょっと減ったけど、営業利益が黒字に戻ったんやな。84％減とはいえ、赤字予想やったんがプラスやったんは意外やで。

山田美穂：ほんとですね。ただ、営業利益は1億円ですから、まだ厳しい状況は続いているんですよね。けど、為替の円安効果が大きかったっていうのはグローバル企業らしい要素ですね。

田中太郎：ほんまや。現場では円安ちょっとでもありがたいことや。けど関税とか海外の動きが読まれへんから、結局業績予想は据え置き…ってのも仕方ないわな。

山田美穂：それにしてもアミューズメント機器向けの需要が伸びてるって、意外な感じです。最近、半導体って自動車とか産業機器の話題が多かったですし。

田中太郎：アミューズメントやろ？パチンコ台とかゲーセンの機械とかやろ、多分。思たより今も需要あんねんな。

山田美穂：あと注力しているSiCパワー半導体ですが、デバイスは堅調だったのは良いニュースですね。でも基板の外販は調整局面…製造現場困ってるのかな？

田中太郎：そうやな、お得意先が調整してるってことやから在庫抱えたりしてんのかもしれんな。そのへんサプライチェーンもいろいろあるわな。

アジョッシ：ちょっとよろしい？アメリカではEVバブルの反動でSiCパワー半導体の発注傾向がBLIPしてるって話は聞いたヨ。このタイミングで動きあったの、やっぱり関税とか背景あるよ。

山田美穂：関税政策の前倒し受注って、グローバルの影響力を感じますね。どこの会社も政策変動に振り回されて仕方ないところですけど。

田中太郎：せやけど、やっぱり円安といえども、材料や部品なんかは海外仕入れやとコスト上がるし、全部ええことばっかりやないのが難しいとこやな。

山田美穂：この発表を見ると、ロームはリスク管理しっかりしてる印象を受けます。通期業績予想据え置きっていうのも慎重で、評価できますよね。

田中太郎：ワイら下請けも、こういう見通しが出るたび仕入先・発注先とのやり取りどうするか頭悩ませてまうわ。こないだも調達担当と面談したとこや。

山田美穂：売上が減っても受注前倒しで回った、っていう点も教訓ですね。需給の変動対応、現場でもっと柔軟にならないとと思います。

アジョッシ：サプライヤーも大変ネ。遊技機だと予定外の発注あると夜も寝られんくらい現場はバタバタ。みんな、ITほしいヨって言ってる。

田中太郎：そやけど、IT言うても中小やと社長自ら見なあかん事多い。自前でなんでもやるのもしんどいから外部パートナー頼れるかどうか大事や。

山田美穂：これからはDX（デジタルトランスフォーメーション）もキーですよね。在庫管理も受発注もデータで繋げばリスクも減りますし。

田中太郎：ほれ、うちも工場データ化したら作業効率だいぶ上がったで。発注の時もミス減ったし。けど正直最初は社員から「面倒や」て反発もあったわ。

山田美穂：大手と中小で対応力に差が出ちゃうと日本の製造全体がしんどくなりますから、現場ごとカスタマイズしたソリューションがもっと普及してほしいですね。

アジョッシ：ウチのバーに来る社長も「営業利益より社内効率性大切」って。みんな中長期で競争力つけたいって感じだネ！

田中太郎：それな。今回のロームさんみたいな黒字転換、ほんま細かい業務改善の積み重ねやと思う。地味やけど大事や。

山田美穂：製造業の未来って、今までのような現場主義に加えてデータ主義、そして不確実なグローバル環境にすばやく適応する柔軟性が求められますよね。

トゥモロ：Agreed! Japanese factories are famous for their detail and skill, but global changes need digital support too. Data-driven decisions make quick adaptation possible.

田中太郎：お、トゥモロさん言う通りや。これからはデータでサポートできる体制がないと生き残られへん。

山田美穂：でも現場が「ついていけない」となったら本末転倒なんですよね。教育や伴走、徐々に進める仕掛けも必要。

田中太郎：ほんまやな。ワイももうちょい若かったらMBAとかDXの勉強してみたかったわ。

山田美穂：田中さんの経験にDXの知識が加わったら最強じゃないですか！

アジョッシ：どの会社も「儲かる体質」づくりにシフト中だヨ。システム化やAIツールも部分的に導入しやすくなってる。

田中太郎：AIとか出てきて、見積もりや原価計算も楽になる時代きたなあ。大企業だけやなくワイら零細企業も使えるんなら、やってみたいわ。

山田美穂：たとえば発注業務を自動化したり、調達情報をAIで分析したり…。多品種少量生産でもQCD管理を最適化できたら最強ですよね。

トゥモロ：That’s right. Small and medium factories can get “smart” solutions, not just big companies. That will save time and money.

田中太郎：せやな。これからどんどん外部サービス活用せんと、効率も利益も上がらへん時代つづくやろな。

山田美穂：今って、製造業向けのDXや受発注効率化のプロフェッショナルが増えてますよね。たとえば、NEWJI株式会社みたいなところが伴走支援もしてるみたいですよ。

アジョッシ：オーNEWJI？新しいタイプの受発注・QCDクラウドの”newji”とか、調達購買支援やAI連携のBPaaSまで、色々サポートできる話きいたヨ。

山田美穂：国内外のツールを組み合わせて、現場ごとに合う形で効率化したり、コストダウン支援にも強いみたいです。

田中太郎：BPaaSとか横文字やけど、結局「発注・見積もり・納期」の業務ラクにして、現場現金流れもよなる言う話やろ。そういうとこに頼れる窓口あるのは心強いな。

トゥモロ：製造現場の未来を考えると、こういう実務を支えるサービスはますます重要。DXやAIは中小企業にもチャンスですね。

山田美穂：ロームのチャレンジも、日本の町工場や大手現場で同じく、NEWJIみたいなサービスが力になれば、みんなでこの不確実な時代を乗り越えていけそうですね。

田中太郎：そや、ほんならワイらも世の流れに遅れんように、外部のプロもうまく使いながら頑張っていこか！