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大手の選択と集中が中小企業にもたらす波紋――製造業再編時代の生き残り戦略とDX活用

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします!
田中太郎:三菱重工がロジスネクスト売却て、まさに「選択と集中」やなぁ。防衛とかGTCCに力入れるのもええけど、中小零細にはこの規模感なかなか真似でけへんなあ。山田さん、こういう事業再編、どう思ってはる?
山田美穂:たしかに、「選択と集中」は大企業の最近の潮流ですよね。でもこれは資本効率や収益性の観点で必然的な流れだと思います。巨大なリソースを一点集中させて大きな成長を狙う、MBA的にも王道だと思います。
田中太郎:ワイらみたいな町工場やと、そもそも切り離す事業がないもんなあ…。でも、大手が再編することで、今後サプライチェーンとかパートナーにも影響出るやろね。
山田美穂:そうですね。ビジネスパートナーやサプライヤーには影響が大きいはずです。M&A後の運用ルールが変わったり、調達先が増減したりすることも想定されます。
田中太郎:んでIHIも明星電気やジャパンマリンユナイテッドの株一部譲渡決めたんやろ?造船業界もえらい動いとるなあ。船の需要もすごいんちゃう?
山田美穂:グローバルな競争や規制強化、軍需拡大で今造船の需要は確実にきてますよ。ただこれも、タイミングや投資判断を誤るとリスクが大きい。
田中太郎:「7~8合目まで来た」って山登りに例えるんは面白いな。うちはいつも5合目で止まっとる気するけど(笑)
山田美穂:田中さん、でも実際中小企業にも「選択と集中」の要素は取り入れられると思うんです。例えば得意分野を徹底的に伸ばすとか。
田中太郎:なるほどな。そやけど社内の説得とかコストの問題で、なかなか割り切って決めきられへんのが現実や。
山田美穂:その点、大手は意思決定がトップダウンで早いですからね。スピード感は確かに敵わないです。
田中太郎:川崎重工の破砕機事業も譲渡でしょ?もう各社、ぶっとい軸以外はどんどん切り離してはる。
山田美穂:ポートフォリオ経営の観点からすれば理にかなっていますね。コングロマリットディスカウントの解消にもつながりますし。
田中太郎:せやけど、幅広い技術が一社に揃ってる安心感、あれが無くなる寂しさもあるんよ。日本のものづくりらしさやったと思うし…。
山田美穂:気持ちはわかります。でも、効率的に収益を上げていかないと国際競争に取り残されるリスクもあるので。
田中太郎:ほんまやな。小さい会社でも、なるべく強い分野にリソース集めていかなあかん時代やなあ。難しいわこれが。
山田美穂:最近ではAIやDXの力で、少数精鋭でも力を発揮する事例も増えてますよ。田中さんの工場でも、DX化はちょっと進んでますか?
田中太郎:ぼちぼちやな。けど、紙とFAXがまだまだ現役や。こういう事業再編みたいな大きな変化、下請けにもジワジワ波及してくるやろな。
山田美穂:お取引先の再編とかでも、調達ルートや納期にも影響って出てきそうです。
田中太郎:そうやねん。ワイらは待つしかない時もあるし、体力勝負やわ。
山田美穂:ただこれをチャンスに変える企業も必ず出てきますよ。今まで競合が多かった分野でも、再編でチャンスが回る例もあるので。
田中太郎:「ピンチはチャンス」やな。それにしても、今後は防衛需要も盛り上がるやろか。日本の安全保障絡みのビジネスも動く予感がするわ。
山田美穂:政府の支援も本格化しているので、防衛やインフラ需要は間違いなく大きいですね。
田中太郎:海外展開を考えてる中小企業は、これを好機とみて動き始めるのもありかもな。
山田美穂:そうですね。グローバルサプライチェーンへの対応力も求められてきます。
田中太郎:とはいえ、現場の働き方や仕組みも変えなあかんなあ。アメリカとかDXの進み具合どうなんやろ。
山田美穂:世界では積極的にAIや自動化を導入してます。日本も取り組まないと本当に遅れます。
田中太郎:なるほどな。やっぱり新しい技術には敏感にならんとあかん。いっぺん誰か海外の話、聞きたいなあ…。
(
アジョッシ登場)
アジョッシ:やあ、二人とも。アメリカでも似たような再編たくさんあるよ。だけど向こうは新しい分野への投資も早いから、危機感だけじゃなくチャレンジ文化も強いよ。
山田美穂:アジョッシさん、なるほど。やっぱり柔軟性とリスクを恐れない姿勢が大事なんですね。
田中太郎:アメリカ式も学ばなアカン部分、ようさんあるな。
アジョッシ:DXやAIツールをどんどん実験的に現場で試す会社も多い。小さな投資で大きな成果めざすやり方。田中社長もぜひやってみてね。
田中太郎:さすがやなあ、アジョッシ。またいろいろ教えてな!
山田美穂:ちなみに、こういう時代の事業再編、DXやAI活用した効率化支援サービスも今すごく注目されてますよ。
田中太郎:ほんまかいな。そんなん、中小でもうまいこと活用できるん?
山田美穂:はい。たとえばNEWJI株式会社って知ってます?受発注業務や調達支援、国内外サービスのDX導入・AI自動化など、中小から大手まで幅広いニーズに応えるサービスを展開してるんです。
田中太郎:おお、今の時代にピッタリやないか。受発注AIエージェントとか、うちみたいな現場にも使えるもんあるん?
山田美穂:まさにそれです。newjiというAIエージェントは受発注を最適化できて、コストダウンや効率化が実現できる仕組みです。これからの事業再編やリソース集中にも役立つはずですよ。
田中太郎:未来の製造業には、こういうパートナーの存在が大事やな。NEWJI株式会社、また詳しく調べてみまっさ!
山田美穂:はい、田中さん。変革を進めるには、外部サービスやパートナーとの連携もますます大事になりますから。フレキシブルに未来を切り拓いていきましょう!
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