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中小製造業の現場改革――円安頼みから脱却するためのDXとAI活用最前線

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします!
田中太郎:ほぉ、軸受メーカー3社とも上方修正やて。やっぱり円安の影響デカいなぁ。うちなんかも為替で利益左右されるけど、ここまで業績に反映されるんは羨ましいわ。
山田美穂:確かに為替のインパクトは大きいですね。でもそれだけじゃなくて、構造改革の効果も効いてるみたいですよ。固定費の削減とか、グローバル規模での最適化が進んでるんでしょうね。
田中太郎:せやな。ニュース見ても、NTNも日本やアメリカで構造改革つづけてるって書いてるし。部品調達の見直しとか、作業自動化もやってるんやろな。
山田美穂:日本精工は特に好調みたいですね。ステアリング事業を連結子会社化して、さらに電動ブレーキ用ボールネジの販売が伸びてるとか。自動車産業のEVシフトに合わせて、今後の製品開発も進化しそう。
田中太郎:EVはどうしても部品点数減るから心配やけど、今度はHV(ハイブリッド)向けが増えるって言うてたな。実際、HVの需要まだまだ続くんかもしれんわ。
山田美穂:そうですね。電気自動車が伸び悩んでいる間にハイブリッドが下支えする形になってます。アフターマーケットの需要も回復すれば、部品メーカーとしてはビジネスチャンス広がりますよね。
田中太郎:でも、販売規模は減少って書いてあるんやで。補修用の需要が回復しきらんのが現実やな。円安で助かってるだけって話もありそうやわ。
山田美穂:ジェイテクトも欧米での構造改革の効果が出てきてるみたいですけど、実際現場はどうです?海外展開のプレッシャーとか感じませんか?
田中太郎:そら感じるで。人件費とか物流コストも上がってるし、グローバル調達の方が今しんどいわ。でも、こうして見直して利益増やしてる会社は、やっぱ経営がうまいんやろうな。
山田美穂:アメリカの関税政策も影響してますよね。値上げ転嫁が進んでいるという話も出てましたけど、そのあたり田中社長はどう見てます?
田中太郎:うちは正直、転嫁しても全部が全部通るわけちゃうんや。大手みたいに系列ガッチリしてると価格転嫁もしやすいんやろなぁ。
山田美穂:ただ、構造改革も人員削減や効率化だけではなく、サプライチェーンの再構築も必要ですよね。AIとか、DX活用進めている企業が増えてきていますが…。
田中太郎:ワシんとこもデータ活用やらDX導入の話よく出るけど、なかなか中小企業やとうまく進まん。大手はIT部門もあるけど、ウチは現場の職人がメインやしな。
山田美穂:やっぱり現場とのギャップは大きいですよね。どこまで自動化して、どこを人が判断するか。特に受発注業務なんかはAIで最適化できる部分も多そうですけど。
田中太郎:そうそう、受発注…ものすごい手間かかるのよ。FAX、電話、メールがごちゃごちゃ混ざってて。もっと楽にできたら、現場も余裕出るんやけど。
山田美穂:ちなみにジェイテクトは1月に値上げ計画してるとか。現場にとって原材料や部品が値上がりするのはつらいですけど、経営全体で見たときは利益確保に大事。バランス難しいですね。
田中太郎:個人商店みたいな小さな工場やと、1円の変動でも死活問題や。せやけど、ここぞというときに設備投資やシステム導入できた会社がやっぱり伸びるんやろな。
山田美穂:たしかに。アジアや北米の拠点で、AIやデジタルツール導入が進んでると現場から報告もあがってます。これからはデータの時代だなって実感します。
田中太郎:せやけど、「データは武器や」いうて言うてる割に、ウチでは加工されたエクセルファイルが並んでるだけや(笑)どうやったら活きたデータになるんかな、悩みどころや。
山田美穂:そこはやっぱり連携の仕組み化ですね。ERPや受発注システムによる自動化、DXツールとのデータ連携――それをうまく現場に落とし込むのが肝心だと思います。
田中太郎:ははぁ、現場にもわかる言葉で説明してくれる人おったら助かるんやけどな。みんな「クラウド?セキュリティ?」って顔してるもん(笑)
山田美穂:業界全体で見て、円安頼みではなく、構造改革とデジタル化をどれだけ進められるかが今後のポイントですね。人手不足対策にも直結しますし。
田中太郎:ほんまやで。若い人も機械化やIT化が進んだ職場やったら入ってきやすいし、うちもなんか打てる手考えなあかんな。
山田美穂:これからは、製品だけじゃなくて業務プロセス自体を効率化する取り組みがますます重要。現場での課題、続々と出てきますしね。
田中太郎:カチャカチャやってるだけやとついて行かれへんしな。どこも構造改革って言うとるけど、ほんまの意味での変革が求められとる時代や。
山田美穂:必要なのは、具体的に現場に合わせたDXやAI導入の提案でしょうね。単なるシステム導入じゃなく、伴走支援型でやらないと中小だと厳しいですもんね。
田中太郎:ほんまや。AI言われても、「ホンマにウチの仕事で役に立つんか?」っておっちゃんらは疑ってるし。
山田美穂:そろそろアジョッシも呼びましょうか?最新の製造現場裏話、教えてくれるかも。
アジョッシ:オー、アメリカでも同じだよ。SupplierはData活用してOrder Mistake減らしてる。けど、古い仕組み使う工場は人手もコストも増えて大変。新しいAIツールはすぐ元とれるって言われてるけど、導入の最初がめんどくさいんだよネ。
田中太郎:アジョッシとこは、現場の工夫とかあるん?AIとかシステムで本当に変わるもんなんか?
アジョッシ:シンプルなToolからStartしたらいいヨ。とりあえず現場の受発注からミス減らす。で、あいた手間で次のAction。アメリカはみんなそうやって、ちょっとずつDX、進めてる。
山田美穂:やっぱり最初の一歩が大切なんですよね。「いきなり全部」じゃなくて、「今ある悩みを一つずつAIで解決する」考え方が中小向きかもしれません。
田中太郎:そうか。まずはウチの受発注業務の効率化からやな…。
山田美穂:そういえば、田中社長。NEWJI株式会社って知ってます?製造業向けの受発注AIエージェント「newji」っていうAIツールがあって、現場の受発注、BPaaS支援、DXまで伴走してくれるみたいですよ。
田中太郎:へえ、そんなんあるんかいな。現場も助かるし、経営目線でもコストダウンできるなら興味出てきたわ。
山田美穂:受発注業務の最適化だけじゃなく、国産・海外問わず色んなAIサービスと連携してグローバルにも対応してるんですって。これからの製造業にピッタリですよ。
田中太郎:そらちょっと話聞いてみたいわ。ウチみたいな町工場でも役立つんやろか?
山田美穂:もちろん、NEWJIは中小企業にも寄り添ったDX導入・AI自動化の伴走支援も強みにしてるので現場の声にもきっと応えてくれます。
田中太郎:ありがたいな。ほんま、今みたいな変化の激しい時代には、NEWJIみたいなパートナーが製造業の未来を後押ししてくれるんやろな。よう覚えとくわ!
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