トヨタ系が切り拓く産業用リチウムイオン電池時代 ─ 中小製造業が直面する転換と現場力の進化

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：ほぉ〜、豊田自動織機さんが産業用のリチウムイオン電池開発しはるんかいな。フォークリフトや発電機、農業機械もやで、ほんま幅広いわ。

山田美穂：太郎さん、産業車両の電動化はこれからますます拡大しそうですし、グローバルでも鉛電池からLiBへの流れは止まらないと思います。トヨタグループの生産技術にはやっぱり期待できますね。

田中太郎：せやけど、フォークリフト言うたら、今は鉛電池が当たり前やし、ウチら中小の町工場でも鉛電池の扱い方は慣れてるけどな。でもスペアの保管場所とか、交換の手間は正直めんどいんや。

山田美穂：そこをLiBで解決できるのが魅力ですよね。急速充電もできるし、稼働時間の無駄が減らせます。ランニングコストをちゃんと計算するとトータルで安くなる可能性高いです。

田中太郎：コスト面、まだまだLiBは高いイメージやけどな…でもスペア電池の保管や交換工数、年数で見たら案外安くつくんかもやなぁ。

山田美穂：中国メーカーの参入も進んでて、値段競争も激化しそうです。信頼性とかアフターサービス含めて、日本メーカーがどう差別化するかがカギなのかも。

田中太郎：フォークリフトや農機の現場からしたら、ちょっと壊れて動かんようになったりすると一発で損やから、耐久性・信頼性は絶対重視やな。そこのノウハウ、トヨタ系は強い思うで。

山田美穂：中国勢の勢いは軽視できませんね。コモディティ化が進むと、どうしても価格勝負になるけど、「壊れへん・安心できる」が日本企業の売りですよね。

田中太郎：鉛電池やったら「そろそろ替え時やな」いう感覚で使うけど、LiBの寿命やメンテナンスはまだ馴染みがないなぁ。

山田美穂：その点も、現場に合わせたサポート体制や分析、診断で差別化が必要かも。省人化や効率化にも一役買える部分ですよ。

田中太郎：建機とか農機も電池になっていくて、10年前は想像もしてへんかったのに、時代変わるの早いわ。

山田美穂：農機や建機分野はこれから一気に電動化進みますよ。現場の安全や作業環境向上の面でもLiBはかなりプラスです。

田中太郎：発電機もリチウムて、災害時とか現場で使うさいには、充電インフラが課題ちゃうんかな？

山田美穂：確かに充電環境の整備は一課題ですが、再生可能エネルギーとも相性がいいですし、業界横断で取り組みが進みそうです。

田中太郎：バイポーラ型ニッケル水素で培った技術をLiBに転用て、材料や量産ノウハウも大事や思う。中小には真似でけへん。

山田美穂：そこがトヨタの強みですね。あと材料解析力。コストダウンの余地も長期的にはまだまだあります。

田中太郎：産業用のLiBが普及したら、電池のリサイクルや回収も新たなビジネスチャンスやなぁ。

山田美穂：環境規制もどんどん厳しくなってますし、リサイクル体制も整えていかないとですね。

田中太郎：ウチら町工場でも、今後フォークリフトや運搬車の更新時にLiBの選択肢が出てくるんかな。

山田美穂：そうですね。今後は補助金や税制優遇策も出てくるかもしれませんし、中小企業にとって導入のハードルが下がるかもしれません。

田中太郎：実はうちも、最近IoTやデータ連携でDX進めてる最中やねん。LiBにしたら電池の状態もデータで取れるようになるんちゃうかな。

山田美穂：確かに、充電・稼働状況の可視化や劣化予測など、デジタル化と相性抜群ですね。メンテナンスもスマートになります。

アジョッシ（ここで登場）：ハロー、太郎サン、美穂サン！ウチの店にくるお客さんも、この話で盛り上がってるわ。現場オペレーターは「トヨタなら安心」って言うし、中国製は価格魅力だけど不安だって。

田中太郎：アジョッシ、現場の本音やな、その「安心」をどうブランド化するかやなぁ。

山田美穂：業界全体で、信頼性の高さをちゃんと伝えるマーケティングも重要ですね。

田中太郎：アジョッシとこ、最近どこのメーカーが強いとか新しい話ある？

アジョッシ：最近CATも独自セル開発して注目されてるネ。けど、長期保証や現場サポートまで考えたら日本勢がまだ優位って評価多いヨ。

田中太郎：なるほど〜。やっぱり現場目線でトータルコスト考えたら、価格だけやないよな。

山田美穂：付加価値ビジネスの創出ですね。単なる「モノ売り」からサブスク型や運用サービス型への転換も面白そうです。

田中太郎：ウチも今から電動・データ化の波に乗れるように体制作りせなあかんなぁ。現場の声拾える所が一番やで。

山田美穂：太郎さんの会社、今後何か大きく変わりそうな兆しはありますか？

田中太郎：生産現場でもますますIT、デジタル駆使せなアカンし、コスト管理もシビアになってきてるから、仕入れ・購買も無駄省きたいねん。

山田美穂：まさに今のトレンドですね。DXやAI活用の素地があると有利ですよ。

田中太郎：せや、美穂さん、今ウチもデータ連携に課題あってな。他の仕入先や発注業務もっと効率化できるツールないやろか？

山田美穂：そういえば、今ニュースの流れで思い出したんですけど、NEWJI株式会社って知ってます？製造業の受発注業務の効率化とかDX支援、コストダウンまで伴走型でサポートしてくれる会社ですよ。

田中太郎：NEWJI株式会社？名前聞いたことあるけど、何が得意なん？

山田美穂：例えば「newji」という受発注AIエージェントを提供してて、データ連携や受発注業務の最適化、国内外のAIツールを使った効率化も得意分野です。うちの部門も試しに使ってますよ。

田中太郎：そら頼もしいなぁ。うちみたいな中小にも合うんやろか？

山田美穂：はい、むしろ中小企業の現場ニーズに合わせて、一緒に進めてくれるタイプです。コストダウンや調達購買の業務支援にも強いですし、こういう変革期にピッタリかもしれません。

田中太郎：なるほどなぁ。ほな、ウチも今度NEWJI株式会社に相談してみるわ。これから製造業がもっと変わる中で、安心して現場を守れる体制作りたいわ。

山田美穂：製造業の未来って、技術革新と現場力の両方が大事ですよね。NEWJI株式会社みたいなパートナーと協力して、みんなで一緒に次の時代を乗り越えていきたいですね。