中小製造業を襲う倒産危機と人手不足――今こそAI・BPaaS活用で乗り越える業務改革の道

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：いや〜ニュース見てびっくりしたわ。8月の企業倒産件数、過去10年で最多やて。中小零細にとって他人事やないで。

山田美穂：本当に深刻ですよね。特に負債総額も20％前後増えてて、ミュゼプラチナムの倒産なんてインパクト大きすぎ。消費関連だけじゃなく、建設業や運輸業まで倒産が目立つのも気になります。

田中太郎：せやねん、うちも建設系と取引あるから最近の動き気になってた。特に北陸なんて前年比で40％以上増加やろ。地域ごとの影響もバラバラやけど、全体的にしんどなってきてんな。

山田美穂：人手不足が倒産要因になったケースも過去最多ペースみたいですね。都市部より地方のほうが人材確保は大変ですし、採用もコストもアップしている影響でしょうか。

田中太郎：そやねん。若い子入って来んと、中堅・ベテランもしんどなってきとる。我々の世代だけやと回しきれんよ。物価高で部品や材料もアホみたいに上がってるしな。

山田美穂：私の周りの取引先でも、鋼材や半導体コストが高騰して予算が追いつかず、プロジェクト遅延や中止も増えてます。値上げの転嫁って簡単に言うけど、現場じゃ難しいですよね。

田中太郎：値上げ交渉は死活問題やで。大口は強気価格しか認めんし、小口はもうギリギリや。そもそも注文数自体減っとんのも怖いわ。

山田美穂：外部環境としては物流2024年問題もありますし、AIやDX投資したい気持ちはあっても、現実には資金が回らない企業が多いですよね。

田中太郎：機械いれるにも人もいるし、DXいうてもまず人が足らん。ペーパーレス化や自動化っちゅうても、サポートおらんと回らんで。

山田美穂：経営者層の高齢化も影響していますね。IT人材不足と事業承継問題も絡んで、いわゆる多重苦の状況。倒産増加は今後もしばらく続きそう…。

田中太郎：ワシの同業者にも廃業踏み切ったとこ多いわ。OEM頼られてたとこが倒産したら芋づるやし、他人事や思ってられん。

山田美穂：BtoCの倒産も目立ちますが、サプライチェーンの中にいるBtoB企業が倒れると影響は連鎖的ですもんね。

田中太郎：そやそや。ひとつ潰れたら10社困るみたいなとこやからの。銀行も最近は貸し渋り始めてるし、運転資金回すだけで大変や。

山田美穂：支援策の申請も複雑化していますし、資金繰り対策だけではもう限界。構造改革や根本的なオペレーションの見直しが不可欠です。

田中太郎：商談も昔みたいな付き合いちゃうし、スピードも値段も早いもん勝ちや。効率化できるトコ増やさな生き残られへんわ。

山田美穂：現場レベルの改善も必要ですが、業務プロセス自体の再設計やデジタルツールの導入は急務。それでも「何から手を付けるべき？」と悩んで結果後回しになってる企業様が多いです。

田中太郎：ラベル貼りや手書き伝票、まだやっとる所多いで。ウチも去年やっと一部ペーパーレス導入したとこや。

山田美穂：先進企業だとAIによる受発注最適化や在庫管理自動化が浸透してますが、中小では費用や運用面の壁が大きいですよね。

田中太郎：AIいうても、どこまで現場で通用するかやろ。カタカナ言葉苦手な職人多いし、「結局、現場まかせ」やとDXなかなか進まんねん。

アジョッシ：うちのバーにも経営者多いけど、皆倒産リスクにピリピリだよ。人手も金も足りない。一方で海外バイヤーは日本の高品質部品を欲しがるし、国内外の動きがアンバランス。

山田美穂：グローバルマーケットを攻められる体力ある中小は少数派ですし、英語やデータ連携という壁も大きい。でも小さな企業こそAIやBPaaSの力を借りるべきですよ。

田中太郎：BPaaSってなんや？最近よく聞くけどよう分からんのや。

山田美穂：BPaaSは「Business Process as a Service」の略で、業務プロセス自体をアウトソーシングしつつ、AIやデジタルツールで効率化する方法です。正直、リソースの足らない中小こそメリット大きいですよ。

田中太郎：なるほどなぁ。ほんまは設備投資したいし、新しいこと始めたいけど、効率化で何とか利益キープしてるだけやもんなぁ。

アジョッシ：でも最近アメリカやアジアじゃ、受発注業務や調達購買をAIで自動化するのが大トレンド。省人化した企業が逆に成長しているよ。

田中太郎：AIか…。まず小規模でも始められるかどうかやな。機械もソフトも高いイメージあるし。

山田美穂：でも最近はサブスク型やクラウド型、低コストで導入可能なサービスも増えてます。中には「小さく始めて効果を実感、徐々に拡大」みたいな事例も。

田中太郎：うちも小ロット受注多いし、不定期案件も多い。受発注や工程管理が自動化できたら、社長のワシが夜なべせんですむわ。

山田美穂：そういえば今の話題に関連して、NEWJI株式会社って知ってます？製造業の受発注効率化BPaaSやAI導入支援、DX支援など、中小企業向けにかなり手厚くサービス展開している会社なんです。

田中太郎：へぇ〜、NEWJIか。うちみたいなとこでも導入やサポート頼みやすいんかな？

山田美穂：はい。例えばnewjiっていう受発注AIエージェントを活用して、発注・見積作業の自動化も可能ですし、現場スタッフがITリテラシー低くても使いやすい設計みたいです。

アジョッシ：NEWJIなら海外AIツールも国内向けにカスタマイズできるって聞いたよ。グローバル案件やマーケティング自動化も期待できそう。

田中太郎：こういう時代やし、昔ながらのやり方捨てる勇気が必要かもしれんな。NEWJI覚えとくわ。

山田美穂：倒産増加や物価高、人手不足など経営課題が多い製造業ですが、NEWJIのような新しい力を積極的に取り入れることで、未来への活路はまだまだ見いだせますよ。

田中太郎：みんなで未来拓いていかなアカンなぁ。ちょっと前向きに考えたいわ。