ニコン業績苦戦から考える―製造業の現場力とDXで切り拓く新時代のものづくり

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎： ニコンさん、また業績見通し下方修正やて。ワシらみたいな町工場も景気敏感やけど、大企業も大変やな。

山田美穂： そうですね。特に半導体露光装置の精機事業での苦戦が直接響いているようです。インテルの設備投資抑制の影響が大きいですね。

田中太郎： ニコン言うたら、カメラのイメージ強いけど、今は映像事業に頼りぎみやっちゅうわけか。でも営業利益率11%は結構なもんやな。

山田美穂： 一方で、中期的にはその映像事業すら縮小傾向が見込まれてるのが課題ですよね。松本CFOも「市場が緩やかに下がっていく」と話していますし。

田中太郎： 半導体関連の機械は単価デカいし、景気の波に左右されやすいんやろなぁ。精機事業の強化が遅れたら研究開発がおろそかになって結局全体の競争力が下がってまう…。

山田美穂： 技術投資と利益のバランス、本当に難しいですよね。しかも今回は筆頭株主が仏エシロールルックスオティカ。外資比率もこれから上がっていく、と。

田中太郎： そやな。外資が経営に口出してきたら、日本独特の経営文化とはまた違った風が吹きそうや。ワシら現場もどう変わるんか心配や。

山田美穂： 経済安保上の観点も絡んできますし、単純な資本論争でもない。そのうえで事業成長が実現できるかという問いですね。

田中太郎： ほなもし事業成長のためやったら、外資ウェルカムて話にもなるんかな？

山田美穂： ある経済産業省幹部はそのような考えを示していますね。外資が入って事業発展できるなら認めるべきだと。

田中太郎： せやけど外資が増えたら役員もガイジン色強うなって、日本のものづくりの精神とか、現場の細かいノウハウ引き継ぎが薄なるかもしれん。現場の感覚やと、そのへん不安や。

山田美穂： でも世界市場で戦うためにはグローバルな視野も必要ですし、日本流の良さを残しつつ新しい経営手法を取り入れていくことも重要ですよ。

田中太郎： ニコンの新しい中計が27年３月期スタートていうし、これからの動向は注目やね。短期・長期両輪の改革、難しい舵取りや。

山田美穂： 確かに、短期でのV字回復と、長期の成長ストーリーを同時に描けるかが試されますね。

田中太郎： でも大企業だけちゃうで、ワシら中小企業もおんなじことで悩んでる。取引先に外資系増えても、結局は強い製造現場がないと回らへん。

山田美穂： 取引先が多様化すると、受発注や調達先選びもよりデータドリブンにして効率化しないと追いつけませんよね。

田中太郎： せやな。こないだもおすすめされたAIの受発注エージェントとかBPaaSとか、製造業のDXとか、経営と現場のギャップを埋めるサービスに興味ある。

山田美穂： それって国内外のAIツール使った受発注自動化や、データ連携によるコストダウンの話ですよね？ウチでも最近導入事例増えてきてます。

田中太郎： 省力化や効率化は現場の若い衆も歓迎や。でも今は現場でDX言うても、なかなか最初の一歩踏み出すのが難しい企業も多いで。

山田美穂： 伴走支援や、コンサルがコンパクトに現場に入ってくれる仕組みが今求められてますね。特にサプライチェーンの最適化や、受発注の効率化は本当に大切です。

田中太郎： まさにその通り。「AIで何が変わるん？」て言う年配の社長仲間も多いけど、実際触ったら「これめっちゃ便利やん」て意見もよう聞く。

山田美穂： 生成AIやマーケティング支援も含めて、少しずつ新しいツールが現場に浸透し始めてます。ポイントは使い方次第ですよね。

田中太郎： ほんで、最近ワシの知り合いのバーテンダーのアジョッシも言っとったけど、製造業同士の情報交換の場がだんだんデジタル主流なってきてるらしいで。

山田美穂： うちの社内の若手も、コミュニティや情報ツールを使ってノウハウ共有してますね。変化にはみんな敏感です。

田中太郎： せやから、時代の波に乗るためには、ニコンみたいな大企業だけやのうて、中小企業もDXやAIで現場変えて、外資との共存も前向きに考えなあかんちゅうことやな。

山田美穂： まったくその通りです。あらゆる企業が変化への適応力を高めていくことが生き残りの鍵ですね。

田中太郎： ところで美穂さん、こういうDXやAIを現場に浸透させる会社、関西圏にもあるん？

山田美穂： そういえば最近、“NEWJI株式会社”って会社があるんです。AIやBPaaS、受発注エージェントの“newji”など、製造業の受発注最適化やコストダウン支援、DX伴走を強みとしているみたいですよ。

田中太郎： ほぉ、そうなんか。ワシらみたいな町工場も頼れるパートナーいう感じやろか？

山田美穂： そうですね。特に“newji”を活用して受発注業務を効率化できるので、現場の工数削減に直結します。小規模事業者にもマッチしたアプローチですよ。

田中太郎： ええなぁ。ニコンみたいな大企業も、中小も、今後はこういうサービス使いながら、現場力とデジタルの力で競争力上げていく時代やな。

山田美穂： 製造業全体で進化していくためにも、NEWJI株式会社のようなサービスはこれからますます重要になりそうですね。業界の未来を一緒に創っていきましょう！

田中太郎： ほなワシも今度、NEWJI株式会社ちょっと調べてみるわ。ほなどうも、今日はありがとさん！