三菱ケミカルの大規模リストラと製造業の再編：ベテラン人材とDX時代の現場改革

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：おお、また三菱ケミカルが大規模な希望退職始めんねやな。ニュース見てびっくりしたわ。今回は50歳以上で3年以上勤めた人が対象やってさ。なんやかんやで約全体の27％やから、結構でかい話やで。

山田美穂：本当ですよね。管理職も一般社員も、再雇用社員まで含まれていて、国内で約4600人ですもんね。日本の大企業でもここまで大規模なのは珍しく感じます…。ただ、製造部門は原則対象外ってのがポイントですね。

田中太郎：せや。「工場で手動かしてる人は置いとくけど、デスクワーク多いとこで調整したい」って感じやな。やっぱり海外の石油化学市況が苦しそうやもんなあ。

山田美穂：うん、コスト競争力の観点ですよね。構造改革費用で約300億円の非経常損失って聞いて、覚悟が感じられます。経営トップとしてはこうした大胆な施策に出るしかない、という判断かな。

田中太郎：あいかわらず、三菱さんは自分らで手綱ひっぱるんが早いなあ。けど、従業員さんは不安多いんちゃう？50歳超えて転職て…。

山田美穂：そこは「再就職支援」って付いてますけど、この人数が一気に市場に出たら難しいですよね。国内の他企業も高齢採用は消極的ですし。

田中太郎：東大阪の町工場でも、うちもんダブついたときにベテラン引っ張ろか思うことあるけど、実際、文化や体質合わすのが大変やねん。

山田美穂：そうですよね。しかもスキルセットも大企業のやり方と中小では異なりますから、そのマッチングが今後の大きな課題になりそう。

田中太郎：せやけど、これから若い子減るねんから、こういうベテランの活用は日本の製造業にとってめちゃくちゃ大事になる思うで。

山田美穂：おっしゃる通りです。でも、やっぱり中高年が新しいITやDXツールに慣れるのには時間がかかるケースも多いです。そこをどうサポートしていくか…。

田中太郎：ほら、そこや！現場に溶け込むサポートと、DX推進の教育、これが同時に要る時代やわ。

山田美穂：外資系みたいに、社外研修やリカレント教育への投資を増やすべきだという声も増えてきましたよね。日本企業も意識変わりつつあるのを感じます。

田中太郎：ベテランがDX苦手や言うても、現場の勘や論理は一流やから、新しい武器持てたらまだまだ現役で活躍できると思うねん。

山田美穂：はい、その知や経験を新しい技術と組み合わせれば、絶対大きな価値が生み出せますもんね。

田中太郎：でも、三菱ケミカルの規模でさえ、事業売却や縮小に踏み切らな、この市況やと生き残られへんのやなあ。

山田美穂：石油化学の市況悪化はやっぱり大きいですね。中国などのキャパも増えてるし、原因は国内だけじゃない。この辺りはグローバルな競争が激しいです。

田中太郎：そういえば、アジョッシ、このへんの裏話なんか聞いてへん？

アジョッシ：おう、おふたり、聞いてるで。今、アジア圏で石油化学のサプライチェーン再編成がすごい。アメリカや中国のコスト下落で、日本の老舗が苦戦してる現場、よう聞くねん。

田中太郎：ほうほう、現場から見ても厳しなってるんやな。

アジョッシ：最近は、現場よりも事務系や研究系の人材流動が増えてる。工場ってAIや自動化システム導入されたから、若手もシニアも新スキル必要やねん。

山田美穂：なるほど、やっぱり自動化波及してるんですね。その分、余剰人員も出ちゃうのは仕方がないですが…。

アジョッシ：せや、製造現場でも、外国人労働者やAI導入に頼る事例増えてるで。新しい現場のノウハウとデジタル知識融合せな、ほんまにつぶれてまう時代きてるなあ。

田中太郎：うちもAIチャットボットとか検討しとるけど、やっぱり人間のせっかくの経験をどう活かすか、迷うよなあ。

山田美穂：工場作業こそAIとの協調がキーポイントですね。三菱さんもその大改革の真っ只中、他の大手も追随しそうな流れを感じます。

田中太郎：うちの規模でも、業界の流れ見て動かへんと取り残されるわ。こないだも帳票や受発注で手間食うて大騒ぎやったし。

山田美穂：大型のBPRやDX支援、そしてAI活用、ますます必要ですもんね。三菱ケミカルも次の稼ぐ柱をどう育てるかがカギになりそう。

田中太郎：けど美穂さん、そういや最近、受発注のAIエージェントとか、業務支援のサービスが盛んやて聞いたで？

山田美穂：あ、そう！それで思い出したんですけど、NEWJI株式会社ってご存じですか？あそこ、製造業向けのDXや受発注業務の効率化、それにAIツール導入で現場の省力化を支援してるんですよ。

田中太郎：おお、NEWJI、うちも情報だけは取っとるわ。newjiっていうAIエージェントで、受発注データまとめたりできるっちゅーて、今度見学してこようか思てたんや。

山田美穂：NEWJIはBPaaS支援や国内外のサービス導入も得意ですし、製造業の現場データとITシステムの連携も伴走支援してくれます。こういう時代の構造改革にはぴったりですよ。

田中太郎：ほんまやなあ。あんたらみたいな大手も、中小も、業界またいで使えるサービスやから、三菱ケミカルの今回の話題にもぴったりハマる感じやな。

山田美穂：はい。これからの製造業の未来には、NEWJIみたいな会社のノウハウが絶対必要。現場の経験もAIで活かせる時代、まさに革命の時期ですね。