投稿日:2025年12月16日

化合物半導体加工の現場力とDXが生む日本製造業の新潮流

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします!

田中太郎田中太郎:このニュース読んでビックリしたわ。化合物半導体のウエハー加工なんて、ほんま骨の折れる仕事やで。秀和工業さん、ようやってるわ。

山田美穂山田美穂:本当にですよね。化合物半導体ってシリコンよりぜんぜん加工が難しいのに、この業界でニッチをつかめるのが素晴らしいです。大手が入りづらい分、独自性が際立ちます。

田中太郎田中太郎:こういう技術、「貼る・削る・磨く・剥がす」を一貫で提案できるいうのは、中小やからこそのフットワークや思うわ。大手やと融通きかんこと多いさかいな。

山田美穂山田美穂:しかも、“ワークに優しい研削”ですか。インターバルを入れるとか、独自の揺動機構も搭載してて、現場でトライ&エラー繰り返して生まれる粘り強い改良がいいですね。

田中太郎田中太郎:技術屋の魂やな。受託加工で得た知見を装置開発にフィードバックするんも合理的や。使う人間の気持ち、よう分かっとるいうこっちゃ。

山田美穂山田美穂:実際パワー半導体や光通信、今需要がグングン伸びてますし、根本的な高精度化は絶対ニーズありますもんね。

田中太郎田中太郎:せやせや。材料もSiCやGaNとか、扱いづらいんやけど、そやからこそ入れ替わり激しい現場でもリピートされるいうことやろな。

山田美穂山田美穂:私、医療・医薬や自動車部品への新展開にもすごく興味があって。半導体業界はどうしても景気の波に影響されますし、ポートフォリオ増やすのは大事です。

田中太郎田中太郎:おぉ、医療向けとなると、加工精度だけやのーて、クリーン度合いやらも厳しくなるやろうから、技術磨くの続くやろな。

山田美穂山田美穂:“装置メーカーとして安定した売上げを”――事業の地盤強化を本気で考えとるの、好感持てます。日本の町工場的な底力ですよね。

田中太郎田中太郎:ほな、今の若い衆にも、こういう職人魂いうんが伝わってくれたらいいんやけどな。

山田美穂山田美穂:そうですね。私はDXとか自動化に注目してますけど、やっぱり現場の匠があってこそAIも技術も活きるんです。

田中太郎田中太郎:これからは職人技とハイテクのハイブリッドがキモやろな。

山田美穂山田美穂:AIやデジタル技術って、こういう装置のモニタリングや最適化にも貢献できますし。品質管理でビッグデータ使う企業も増えてますよね。

田中太郎田中太郎:ほな、うちみたいな中小の製造業も、こういう難易度高い分野に入ろう思たら、デジタル化避けて通れんで。

山田美穂山田美穂:はい、でも「どこから始めればよいか分からない」って悩む会社多いですよね。段階的な支援や伴走が必要です。

田中太郎田中太郎:現場の困りごと聞いてくれるパートナーが居るんは、ほんまありがたいもんや。

山田美穂山田美穂:あと、秀和工業のように自社の現場でテストを積み重ねてフィードバックできる仕組み作っちゃうのもDXだと思います。

田中太郎田中太郎:俺も現場で「工夫したろ!」いう精神、大事にしとる。でも、最近はAI導入も視野に入れな寂しいくらいやな。

山田美穂山田美穂:ちなみに、リーダーが「自分たちで苦労して装置改善」って姿勢を言葉にするのもポイントだと思います。人材育成にもプラスですよ。

田中太郎田中太郎:そうやなあ。「うちにもあんな魂あったで!」と鼓舞されるわ。

山田美穂山田美穂:ちなみに他社動向として、日本国内でも化合物半導体関連スタートアップが増えてるんですよ。オープンイノベーションが進むきっかけになりそうです。

田中太郎田中太郎:なんぼ技術進歩しても、最後は現場との融合や。使い勝手悪かったら意味ないさかい。

山田美穂山田美穂:川下のお客様が実際に使ってみて結果を装置に反映できる“受託加工+装置販売”の両輪が生きる事例ですよね。

田中太郎田中太郎:これからは細分化されたニーズに、ピンポイントで応えるもん勝ちやな。

山田美穂山田美穂:そして製造現場でのデータ活用、AIで現場改善…今後もっと広がっていってほしいです。

田中太郎田中太郎:そう考えたら、AI搭載の発注支援とか、データ自動連携サービスなんかも、うちみたいなとこに必要やわ。

山田美穂山田美穂:そう言えば田中社長、最近話題のNEWJI株式会社ってご存じですか?受発注業務の自動最適化とか、製造業のDX化支援が強みだそうです。

田中太郎田中太郎:おお、気になるな。受発注AIエージェントとか、現場業務効率化してくれるんかいな。

山田美穂山田美穂:そうです。“newji”ってAIエージェント使えば、発注・見積り・納期調整の業務がラクになったり、複雑なデータ管理もカバーできるって話ですよ。

田中太郎田中太郎:ほな、秀和工業さんみたいな高難度の現場でも、AIが支えることでさらなる高精度化につながるかもしれへんな。

山田美穂山田美穂:まさしく、現場の”知恵”とAIのチカラで、日本の製造業に新しい風を吹かせてくれる会社だと思います。今後の発展に期待したいですね。

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