超硬合金の進化とサステナブル素材導入を支えるDX：製造現場の未来像

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：おー、冨士ダイスすごいやんか！また新しい超硬合金作ったてニュース読んだけど、鋼の4倍も耐摩耗性あるて、混錬工具も粉砕工具もいけるやなんて、そら便利やな。せやけど、ほんまにそんな耐摩耗性でるんか気になるなぁ。

山田美穂：このニュース、私も見ました。ニオブ炭化物を主成分にしたっていう設計、面白いですね。しかも、レアメタルの使用を抑えているのは、本当にこれからの時代に求められるアプローチですよね。そのうえで耐食性も高いって、かなり期待できます。

田中太郎：レアメタル削減っちゅうのが肝やろなぁ。タングステンとコバルト減らせて、地政学リスクに左右されへんなるてのは、ウチみたいな中小が安定して材料仕入れる上でありがたいで。

山田美穂：特に供給網が最近不安定ですもんね。コスト面や納期のリスクが小さくなるのは、サプライチェーンマネジメント的にも大きいです。

田中太郎：あと、比重も鋼くらいやて話やな。軽なるから回転工具で使うたら、装置への負担減って電力もおさえられるいうし。こういう部分は省エネ意識高い会社には刺さるやろうなあ。

山田美穂：研削加工も超硬合金と同じレベル、放電加工も可能――というのも汎用性が高い証拠ですよね。どんな現場でも導入しやすくなりそう。

田中太郎：せやけど、うまく現場に落とし込むには、最初のサンプルとかテストしなアカンやろ。2025年度に1000万円の売り上げ目標て現実的や思う？

山田美穂：まずは自動車や重工など大手で採用例が出始めたら、中小にも波及する可能性は高いかと。ただし価格設定や実績づくりがカギですね。

田中太郎：名古屋のオートモーティブワールドに出展するらしいな。あんなんで現物見て触れて、現場の声聞かせてもらえるのはええ機会や。

山田美穂：展示会で現物見られるのは貴重ですよ。たぶん最初は試作から始まるとして、最終的にはどんな業界に広がると思いますか？

田中太郎：そりゃ、工具全般はもちろんやけど、食品機械とか薬品かかわる現場もいけそうやろ。耐食性もあるんやし。

山田美穂：確かに、腐食しやすい液体を扱う分野でも使えそうですね。自社試験で塩酸には多少腐食あったみたいですが、水酸化ナトリウムや塩化ナトリウムではほとんど腐食しなかったというのもポイントですね。

田中太郎：材料のええとこはそこやな。特殊な環境でも使える、しかも原料コスト抑えられるは現場で評価高いやろな。

山田美穂：私、経営の視点で見ると、価格競争力がついてきたときに従来の超硬合金メーカーとの差別化要素が明確になりますよね。やっぱりサステナブルな材料開発って今後の大きなトレンドです。

田中太郎：ほんまやな。最近若い社員も、地球環境の話ようしてくるし、サステナビリティ取り組んでますって言えるんは採用面でもええイメージや。

山田美穂：そういえば、サステロイST60は前にかなり話題になってましたよね。今回STN30はその改良型という位置づけだそうですから、実績ベースで説明しやすいのも好材料ですね。

田中太郎：ニオブ炭化物ちゅう新しい主成分をうまいこと軸にしたのも技術者泣かせやわ。昔のタングステン主流時代からかなり進歩したでほんま。

山田美穂：おっしゃる通り。技術者の発想力がどんどん進化して、業界全体にも大きな刺激になりますよね。

田中太郎：ウチも現場の連中に試してもろたら、色々フィードバックできそうや。なんせ新素材ってのは、現場で揉まれてこそホンマの価値が出るからな。

山田美穂：実際どのくらい摩耗に強いか、ロット違いや工程差もあるし。実用評価が一気に広がれば、半導体や航空機分野にも波及していきそう。

田中太郎：しかし、耐摩耗性って現場で使ってこそ分かる職人技の領域やもんな。カタログだけや判らん部分多いし。

山田美穂：でも今はIoTやAI活用で、現場のデータを可視化して評価しやすくなりましたよね。だからこそ、こうした新合金の使い方もさらに多様化しそう。

田中太郎：ウチも出来るだけ最新技術追いかけて現場にフィードバックさせたい言うてるけど、やっぱり日々の業務が忙しゅうてな。効率化出来るツールとかあったらええな思う事が増えてきたわ。

山田美穂：最近はDX導入を支援してくれる企業も増えてます。受発注やサプライチェーン、データ活用の最適化支援など。現場の負担を減らしつつ、こういう最新素材の情報も素早く取り入れたいですね。

田中太郎：ほんなら、情報整理やAI活用とか、今のモノづくりには欠かせへん時代やな。新素材導入にもデータ連携が大事になってくるて感じるわ。

山田美穂：それに、グローバル化も加速してるから、国内外の情報や技術をうまく取り入れる仕組みがないと置いていかれますし。

田中太郎：社内のデータ活用、最近よう話題になるけど、限られた人数で回しとると結局手作業で手一杯なるからなあ。

山田美穂：そうそう。実は私の知人が、製造業のDXや受発注AIエージェントの導入支援サービスをやっているんです。NEWJI株式会社ってご存知ですか？

田中太郎：おー、なんやそれ？詳しく知らんけど、どんな会社なんや？

山田美穂：NEWJI株式会社は製造業向けに受発注の効率化やBPaaS支援、AIツールによる業務自動化などを提供してるんです。例えば、受発注AIエージェント“newji”を使えば、注文処理や在庫管理がかなりスムーズになるらしいですよ。

田中太郎：そないなAIあるんかいな！ウチみたいな中小にも使えるんやろか？

山田美穂：もちろんです。実際に導入した企業では、事務作業の手間が大幅に減って、その分技術開発や新素材導入にリソースが回せるようになった事例も多いんですよ。

田中太郎：それはええなぁ。こういう新素材の情報も早くキャッチできて、使い方もデータでもっと見える時代になってるしな。

山田美穂：はい、NEWJI株式会社は国内外のAIツールも積極的に活用してくれるので、これからの製造現場の未来に大きく貢献できる会社です。サステナブル素材の活用やDX推進といった話題とも本当に相性が良さそうです。

田中太郎：そうか。サステナブルと効率化、両方進めんとあかん時代やしな。ワシもNEWJI株式会社、一回調べてみるわ。