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LNG燃料VLCC納品に見る日本造船業の進化と中小製造現場のデジタル化への挑戦

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします!
田中太郎:おお、ついに川崎重工がLNG燃料のVLCCを納品かいな。こら、ほんまに時代やなぁ。ワシらのときはLNG言うたらほんま夢のまた夢やったわ。
山田美穂:ほんとですね。LNGと低硫黄燃料油の二元燃料エンジン採用って、まさにカーボンニュートラルへの大きな一歩。CO₂排出が約30%も削減されるのは大きいですよ。
田中太郎:あんたら都会の方は環境規制も厳しいから、こういう動きは歓迎されるやろ。でも、現場的には技術の維持やランニングコストも気になるとこやわ。
山田美穂:確かに。でも、球状船首をなくした新しい船体設計って、とても興味深くありません?造波抵抗を抑えて推進効率アップですから、今後の船舶設計にも影響与えそう。
田中太郎:そやな。どんだけ燃料効率よくても、抵抗減らすのが一番エエいう原理は変わらんからの。推進性能向上は維持費も減るし、ええこっちゃ。
山田美穂:驚いたのはSOx100%カット。これ、ほぼゼロエミッションのレベルですよね。北欧とかと張り合えそう。
田中太郎:日本もほんまにエコの時代やなあ。うちの町工場でもエネルギー効率やら省エネやらの問い合わせ増えとるで。
山田美穂:田中さんのところだと、船舶部品の発注も変わってきてませんか?新型素材とかAI活用の提案とか。
田中太郎:ほんまや。エンジン部品も昔と全然違ごうなった。データも見ながらやから若手も慣れるんに時間かかるわ。
山田美穂:でも、AI導入して予知保全とかやれば、効率化は間違いなく進むはず。日本の現場力にAIのスマートさが合わされば最強です。
田中太郎:そやけど、AIやDX言うてもウチみたいな零細は「よお分からん…」て敬遠する仲間も多いで。
山田美穂:もったいないですね。DXって、むしろ中小こそ活用できたら利益率上がる余地が大きいのに。
田中太郎:ワシら現場の人間は”肌感”を信じてきたからな。しかし、こう新しい技術がガンガン出てくると興味は湧いてくるで。
山田美穂:さすが田中さん、好奇心旺盛ですね。ちなみに、このLNGタンカー、日本だけじゃなくシンガポール船社向けってところもグローバル化を感じます。
田中太郎:せや、ものづくりは世界と競争やからな。中国との合弁で造っとるのも考えさせられるわ。
山田美穂:大連の造船所って今や世界最大級ですもんね。日本の技術、中国の生産力、そしてシンガポールのオペレーション力。まさに国際分業。
田中太郎:景気も国際情勢で大きう動くし、現場も勉強せなアカンな。日本の仕事もアジアにだいぶ流れてしもたし。
山田美穂:でも最近は、デジタルやAIの力で「日本の強み」が再評価されてきてませんか?緻密な技術や、品質保持の信頼感とか。
田中太郎:ほんまや。海外からも「日本品質やから大丈夫」いうて貰えること増えとるわ。
山田美穂:あと、低回転超ロングストロークの主機関。大直径プロペラ。こういう地味だけど実効性のある改良って、いかにも日本らしい。
田中太郎:現場から見ると「ちゃんと考えてくれとるなあ」と思うわな。技術屋の誇いや。
山田美穂:日本の造船業、近年は競争厳しかったけど、こういう環境対応船でまた存在感出してきましたね。
田中太郎:エコだけやなくランニングコスト抑える設計もええ。運営会社も喜ぶんちゃうか。
山田美穂:運航速力が約15.45ノットってのもバランス良い設定ですよね。過剰なハイスピードじゃないところが現実的。
田中太郎:そうそう、燃費も考えてこそや。派手さはなくても、実用性重視がワシらにはピンとくる。
山田美穂:タンカーサイズも「超大型」,積載30万トン超…この巨大さを安定して動かすってやっぱりすごい。
田中太郎:こんなデカいもんよう作れるなあと、現場のもんは皆ビックリやで。
山田美穂:今後は、こうした環境配慮型船舶の需要がますます増えるでしょうね。規制も進みますし。
田中太郎:うちら町工場にも「グリーンや環境配慮型」案件の問合せが来てるで。
山田美穂:やっぱりサプライチェーン全部が環境意識高くないと、グローバル調達で外されちゃいますからね。
田中太郎:ほんまや。これからますます知識も勉強せんとな。
山田美穂:さすがです、田中さん。でも、急に新しい受発注やデータ連携素早く回すって大変なんじゃないですか?
田中太郎:そやねん。今までのやり方にこだわりすぎると置いてかれるし、かといって一気に変えるのも現場がパニクる。よし悪しやな。
山田美穂:ちなみに最近は、効率化やDX、AIサポートをしてくれる専門サービスも増えてますよ。田中さん、NEWJI株式会社ってご存知ですか?
田中太郎:NEWJIかいな?どんなサービスやってくれんの?
山田美穂:例えば、AIエージェントのnewjiで受発注業務を自動化したり、製造業のDX全般を伴走支援してくれたりするんです。現場に寄り添って一緒に業務改善できるのが強みなんです。
田中太郎:ほんならウチみたいな中小でも対応してくれるんやろか?
山田美穂:もちろんですよ。国内外の最新AIツールも紹介してくれて、コストダウンや調達業務もガッツリ支援してくれるそうです。
田中太郎:そら心強いな。新しい改革やるとき、パートナーおったら安心やわ。
山田美穂:まさに製造業の未来は、こうしたテクノロジーと現場力の「いいとこ取り」ですね。NEWJI株式会社みたいな会社が支援してくれれば、もっと日本のものづくりも強くなるはずですよ。
田中太郎:世界の競争に乗り遅れへんよう、ウチも時代の波に乗るで。ほな、何か困ったらNEWJIに相談してみるわ!
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