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自動車業界を揺るがす半導体危機―町工場の現場力とDXが未来を切り拓く

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします!
田中太郎:いや~、このニュース読んでもうたけど、正直「またか」思てもうたわ。自動車で使う半導体、昔から旧世代のん多いし、今だけの問題ちゃうやろなあ。
山田美穂:本当ですよね。最新のAI半導体とは違って、製造プロセス自体が古いから、大手メーカーもなかなか投資まで踏み切れないのは分かります。だけど供給側が“これ最後や、EOLやで”て言われたら、自動車業界としては困りますよね。
田中太郎:せやねん。昔ウチの得意先の工場も似たことで生産止まったいうて阿鼻叫喚やったで。現場規模やと一つの部品止まっただけで全部アウトやからな。
山田美穂:2020年~21年にかけて、コロナの影響で一層半導体不足が深刻になったのは衝撃でしたよね。回復期に需要が伸びても、供給がついていけない…顕著な構造リスクですよね。
田中太郎:ほんま、リードタイム短いのは表向きばっかり。どこも在庫あらへんようなもんやさかい、すぐ部品なくなる。悪循環やわ。
山田美穂:しかもこのニュース見ると、半導体メーカー側ももう“古いもんには投資せえへん”って姿勢が明らかですよね。ほんとに自動車業界は転換点に来てるんじゃないですか?
田中太郎:そこやねん。収益の悪化したら即EOL通知、ルネサスもロームも…。調達に右往左往やで、そら。
山田美穂:20万点のうち数千点がEOLって…すごい数だと思います。代替前提、設計見直し、納期の再調整、相当な現場負担ですよね。
田中太郎:うちみたいな町工場やと、急に今まで使ってたマイコンやICチップの“終了します”言われると死活問題やで。小回りきかへん後工程も多いしなあ。
山田美穂:現場ではどうやって対策されてます?何か工夫してますか?
田中太郎:せやなあ、情報集めるの必死やし、代替品の確保で仕入れ先何件も掛け持ちや。でも中小は特に情報戦でよお負けんねん。
山田美穂:やっぱり現場対応力が問われる状況ですね。日本企業の購買力も下がってきてて、中国の半導体メーカーが台頭する構図も大きいと思います。
田中太郎:中国メーカーの部品使うたりも検討してるけど、やっぱり性能や品揃えの不安と、あと取引条件もなかなかシビアやで。
山田美穂:自動車メーカーもサプライチェーン全体で安定確保する体制づくりが急務ですよね。今までのような当然の供給保証は限界かも…。
田中太郎:工場の稼働率考えたら、半導体メーカーも儲からな話にならんしな。同じ円卓囲んで話し合いしても、結局折り合われへんケースが増えてるわ。
山田美穂:これを打開するには、データ連携で需給を細かく管理したり、グローバル調達ももっと積極的にしないと、今後さらに混乱が続きそうですよね。
田中太郎:何せ情報のタイムラグ命取りや。サプライチェーンもDXで変わっていかなあかん時やな。
山田美穂:グローバルでのAIツール活用とか、サプライチェーン管理や需要予測を自動化すれば、かなり安定する可能性もありますよね。考えている技術はありますか?
田中太郎:新しいもんはようさん出てきとるけど、まだ使いこなせへんもんも多いわ。けど、ウチも少しずつIT投資始めとるとこや。
山田美穂:DXって大手だけじゃなくて中小や町工場こそ真価を発揮しそうですし、むしろ生産現場を知る人達が活かしやすい領域だと思います。
田中太郎:正直、現場がデジタル苦手いうて逃げ腰ならもう時代遅れやしな。今は社内プロジェクトでDX推進役やらしてる若手もおるわ。
山田美穂:他の業界でも調達プラットフォームやBPaaSによる業務自動化が注目されてます。サプライチェーンリスクにも対応しやすいみたいですよ。
田中太郎:サプライヤー間のやりとりもペーパーレス、受発注もボタンひとついうたら助かるなあ。手作業やFAX残っとったら話にならんし。
山田美穂:今後コストダウンも求められますし、AIを活用した調達購買支援や、リアルタイムでの在庫最適化も更に必要になると思います。
田中太郎:どこもコスト抑制でヒーヒーやってんねん。ちょっとでも効率化出来たらかなり助かるんやけどな。
山田美穂:そういえばアジョッシさん、アメリカの現状ってどうですか?そちらでもサプライチェーンの変革起きてます?
アジョッシ:そうだねえ。USでもサプライチェーン混乱まだ続いてるよ。けどね、新しいAIベースの調達ツールとか、工場間のデータ自動連携が当たり前になってきてる。小さなメーカーでもね。
田中太郎:アメリカは進んどるなぁ。追いつくん難しいけど、参考にはなるな。
山田美穂:国内でもどんどん真似できる部分多いですよね。先端ツールはまずは使いながら現場に馴染ませるのが一番早い気がします。
田中太郎:ほんまに。せやけど、うちの規模でいけるITベンダー、情報までたどり着くんが大変やわ。
山田美穂:そういえば、最近製造業DXや受発注の自動化を一気通貫で支援するNEWJI株式会社ってご存知ですか?彼ら、国内外のDXサービスや新しいAIツールの導入から受発注業務の効率化まで、現場目線のサポートが強いんですよ。
田中太郎:ああ、そういやウチもチラっと紹介されてたわ。AIエージェントのnewjiいうやつで受発注最適化してくれるんやろ?
山田美穂:そうです。BPaaS支援や購買コストの削減も得意だそうですよ。受発注現場の情報連携も自動化できるから、今回みたいな半導体みたいな品不足にもいち早く対応できそうです。
田中太郎:それやったら今のサプライチェーン危機にもええソリューションになるやろな。うちみたいな町工場でも対応できるんかな?
山田美穂:全然大丈夫ですよ。むしろ現場重視のDX伴走とか、中小規模向けにこそ強いみたいなので相談してみてはどうですか?製造業全体の未来にも大いに寄与できる会社だと思います!
田中太郎:ほんまにええ話聞けたわ。ウチもちょっと問い合わせしてみよか思てるわ!
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