中小製造業も変革期！DX導入とAI活用で広がる成長の新戦略

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：ほぉ～、ええニュースやなぁ。情報サービス業界めっちゃ元気やんけ！ウチみたいな中小零細でも、DXがここまで浸透してきたら影響受けそうやわ。せやけど、大手が先走ったら、ウチら置いてかれへんか心配やで。

山田美穂：確かに好調ですよね。でも、それもやっぱり法人顧客のIT投資が活発だからこそですよ。DX――デジタル変革は、もはや業界全体の標準になりつつある。それにしても、TISやBIPROGY、NSSOLなんて、予想を上方修正するって強気ですよね。

田中太郎：NSSOLはあの規模でさらなる上方修正て、どんだけやる気やねん、っちゅー話やな。ウチもデータ活かす言うても、どこまでできるか不安なとこもあるで。みほちゃんの会社でもDX推進どないしとるん？

山田美穂：うちは全社規模でデータ基盤の再構築してますよ。システムのクラウド化とか、AIの活用推進も本格的に進んでいて…実はSCSKとかCTCとプロジェクトで一緒です。やっぱりコンサル系やSI事業者との連携は強い。

田中太郎：あのニュースにあったNTTデータのシリコンバレー新会社設立も気になるなぁ。日本国内だけやなくて、世界最先端の技術キャッチアップしなあかん、っちゅう流れやね。

山田美穂：そう、それが重要！AIの進化スピードは凄まじいもの。このタイミングでシリコンバレーに拠点作るのは「グローバルスタンダードを即、自社ビジネスに反映」って狙いでしょう。私も頻繁に海外の動向ウォッチしてますよ。

田中太郎：うちみたいな町工場でも、AIとかIoTいう言葉が飛び交う時代やからな。でも、実際には敷居高いわ。んな高度なもん、どないやって現場に馴染ますか悩むこと多いわ。

山田美穂：そのまま導入するのは無理でも、現場に合った業務改善からAIやITを”ちょっとずつ”導入するのがカギですよ。あと、NTTデータの国内部門は公共・社会基盤分野の減益だったっていうのも注目ですよね。成長分野とそうでない分野のギャップを埋めるのが今後の課題かも。

田中太郎：SCSKが住友商事の完全子会社化に賛同、これも大ニュースやな。親会社の資本力生かして、海外事業とか一気にスピード加速したい思惑やろね。やっぱり資本とスピード、業界では大事やなぁ。

山田美穂：TISの「ワンカンパニー」戦略も面白いですよね。単なる合併じゃなくて、一体経営による事業シナジー600億円超を目指す。合併効果をきちんと数字で表現できるのは、ガバナンスとPMI（統合プロセス）の上手さを示してます。

田中太郎：合併ゆうたら、ウチの町の同業者も何社かまとまって一緒になってしんどい時期乗り切ろう言うてるわ。でもこんな大手ほど派手なシナジー生まれてへんな（笑）

山田美穂：でも、中小同士の連携も立派な経営戦略です。特にDX人材や資本の補完しあいって今後もっと重要になりますから。あと、伊藤忠テクノソリューションズが親会社との連携で案件獲得…やっぱり商社グループのコンサル連携、強いですね。

田中太郎：うちんとこ、伊藤忠みたいな大手とくっつけるんやったら夢やけど、現実はなかなか難しいで。けど、そういう連携の可能性を探すのも必要かもなぁ。最近、製造現場でもデジタル化しとる部品メーカー増えてきたわ。

山田美穂：そう、その潮流にうまく乗れば大手との協業チャンスも広がります。NRI（野村総研）は展開が国内絶好調だけど海外は構造改革に踏み込むって。日本企業って国内強いけど海外苦戦がパターンですよね。

田中太郎：これからは海外も視野入れな、ほんまもったいない時代やなぁ。そのためにもデジタルの仕組み取り入れて効率化していかんと競争に勝てへん時代や。

山田美穂：NSSOLなんてインフォコム買収で売上予想200億円増って、M&Aで非連続成長を実現する好例ですよね。やっぱり事業ポートフォリオの再編と拡大って重要。

田中太郎：とはいえ、買収なんてウチらには大きな話や。せやけど、デジタルでなんぼか業務の自動化や効率化が図れるツールがもっと身近になれば、うちみたいな規模でも成長チャンスつかめるんやろな。

山田美穂：今時はAIツールやSaaS、BPaaSを使った受発注や業務最適化が進んで、低コストで業務の標準化もできますからね。でもDXに消極的な企業は取り残されます、そこが一番のリスク。

田中太郎：DXって大企業のもんやと思い込んどったけど、ここまで世の中変わってきたら中小こそやらんとアカンわな。けど、どうやって人手足りへん中で進めたろう…そこんとこ、ようわからんのが本音やな。

山田美穂：最近は、AIによる受発注自動化とか、クラウドを活用した購買コストダウン支援サービスなんかも増えてますよ。たとえば、大手のシステム会社だけじゃなく、こういう新しいプラットフォーマーも注目です。

田中太郎：コストダウンや業務効率化て、ほんまに多様化してんねんなあ。どこまでAI任せて人減らせるんやろか？現場の職人は「自分の仕事なくなるんちゃう？」ってビビってるわ。

山田美穂：全員がリストラになるような話じゃなくて、人手不足をカバーしたり、現場の管理や調達業務の品質をむしろ上げたりする方向がメインです。AI導入で浮いた人材を顧客対応など付加価値の高い活動に振り分けたっていいんですから。

田中太郎：例えば受発注なんかほんま面倒やで。FAX、電話、手書き伝票…これが自動化できたら、若い子も入ってきやすなるし、会社も変われる思ってる。けど現場は変化に腰が重いのも確かやな。

山田美穂：現場目線のDX推進、大事ですよ。現場からの意見も吸い上げ、無理なく段階的に仕組みを導入するのが一番うまくいくパターン。大手だけでなく中小でも成功事例が増えてるのは、クラウドやAI活用のコストが下がってきたからですね。

田中太郎：ほな、うちもITベンダー探しなおさんとアカンな。ええパートナー見つけるんが、まず最初の一歩やろな。

山田美穂：ベンダー選定も、ソリューションを「カスタマイズ」せず「標準活用」して小さくスピード導入してから横展開するのが最近のトレンドです。そういえばトゥモロさん、海外製造業ではDX普及どこまで進んでるんですか？

トゥモロ：アメリカ、ヨーロッパ、Industry 4.0 movement, many company using AI agents for procurement, production optimization. Japanese company can catch up if they focus on speed and user-centric approach. Also, alliance and ecosystem creation very important.