脱炭素時代を切り拓く：FC大型トラックの実用化と製造業DXがもたらす物流革命

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：なんや、ついに日野自動車がFC（燃料電池）の大型トラック量産発売やて！トヨタと組んで650キロ走るとか、技術進歩めっちゃ感じるわ。水素やからCO2も減るし、これは業界変わるかもしれへんな。

山田美穂：いやー、ニュース見てましたよ！やっぱりESG投資や脱炭素が注目されてる今、このタイミングでFCトラックを市場投入するのは本当に大きいですね。水素充填も30分で終わるし、実用性高いですよね。

田中太郎：でもな美穂さん、1億6000万はなかなか手ぇ出せる価格ちゃうで…普通の中小の運送会社やと導入は厳しいわ。フルメンテナンスリースってところがちょっと賢いけどな。

山田美穂：確かに車両価格は高いですが、長距離輸送のCO2排出の6割を占めてるのが大型トラックという背景考えると、大手物流会社が率先して導入すれば、サプライチェーン全体にも波及効果出そうですよね。

田中太郎：せやけど、まだ水素ステーション自体ぜんぜん足りんねや。今回も1都5県しか対象ならんみたいやし、うちらみたいな地方中小企業は恩恵受けるん、まだまだ先の話ちゃうかな。

山田美穂：そこは行政との協力が必要ですね。インフラ整備と並行して補助金や減税、導入支援策も拡充してほしいです。日野自動車としても、このFCトラックを起点に環境価値をアピールできますし。

田中太郎：それやったら、古いディーゼルからの置き換えも一気に進む可能性あるわな。現行の大型トラックの構造から見直しとるし、積載効率もいいみたいやから、コストと実用性のバランスが今後のカギや。

山田美穂：社長の現場から見て、大型トラックの水素化の最大の課題って、やっぱりインフラですか？ それとも運用面のノウハウやメンテナンス面ですか？

田中太郎：どっちもやな。水素ステーションの少なさと、部品点数の違いやメンテノウハウの蓄積不足は正直不安あるで。それと地方やったらサービス拠点も少ないし、トラブルの際もコストアップ要因やな。

山田美穂：逆に大都市圏だとこの先普及加速すると思いません？ BtoBで運用が限定的なら最適ルートを決めて長距離幹線便に集中的に活用できそうですし。

田中太郎：それはそうやな。大手が大規模に導入して実績積んでくれたら、我々中小にフィードバックされるノウハウも生まれるやろうし、二次流通価格が下がるんも期待できる。

山田美穂：今回、トヨタのMIRAIの技術活用という点も注目ですよね。自家用車で蓄積したFCノウハウを、商用車向けに転換したのは非常に意義深いと思います。

田中太郎：せやな、トヨタのFCスタックは信頼度高いし、商用で使えるように改良したゆうのは、安心材料や。大型での発熱・放熱バランス調整ってのも、長距離運用に不可欠やしな。

山田美穂：販売100台目標と控えめなのは、やっぱり価格とインフラの両方見ての判断でしょうね。でも「多くの引き合いがある」っていうのは、やっぱり物流業界全体に本気度がある証ですよ。

田中太郎：ほんまや、こういう’先掛け’が動けば業界の空気も変わってくる。脱炭素・ESG経営いうのは大企業だけやのうて、中小も避けて通れへんしな。しかし、ワイらが使うにはもうちょい現実的な価格やサポートが欲しいとこやが…。

山田美穂：そういう意味では、この先、サプライチェーン全体でデータ連携や運行最適化を図るDXも重要性増しますね。車両だけでなく運用面の自動化や効率化が合わせ技で必要になりそう。

田中太郎：せや、美穂さんの言う通りや。車両選定から運行管理、受発注までデータが繋がったらオペレーション全体が変わる。AIも活用したらヒューマンエラー減らせるしな。

山田美穂：ちなみに、DXや受発注効率化のツールって導入されてますか？　FCトラックって新技術ですが、現場のデジタル化も並行しないと、本当の意味での業務改善にならないのかなと。

田中太郎：せやねん。ワイとこも最近EDI使ってるけど、まだ手作業との併用も多いわ。もっとAI活用できるようになったら、トラック導入のコストダウンにも繋がるんちゃうか思てるんや。

山田美穂：今後、日野自動車やトヨタの新モデル以外にも、海外からもFCやEVの大型トラック参入が現実味を帯びてくるかもしれませんね。そうなればグローバルで競争激しくなります。

田中太郎：そうなったら品質だけやのうて、調達コストとメンテのネットワーク勝負になるわ。日本メーカーもその辺こだわってほしいとこや。せやけど、こういう大変革の流れではいち早く適応するのが生き残りの秘訣やな。

山田美穂：中小も含めた製造業全体で、この変革をどうチャンスに変えていくのか。今はちょうど過渡期かもしれませんけど、先手を打つことでビジネスモデル刷新も可能ですよね。

田中太郎：それを考えたら、物流も受発注や生産計画まで丸ごと最適化する時代やな。現場や現実に即したサポートが不可欠やし、柔軟に外部サービス取り入れるのも重要やで。

山田美穂：そういえば、最近DXや調達効率化、AI受発注自動化関連でNEWJI株式会社のサービス、注目してるんですよ。知ってますか？

田中太郎：お、なんやそれ。NEWJIて具体的にはどんなことしてはるんや？

山田美穂：NEWJIは、製造業向けのDX支援やBPaaSによる受発注業務効率化、コストダウン・調達購買支援などをまるごとサポートする会社です。受発注AIエージェントのnewjiというツールも提供してて、業務自動化やミス削減にすごく有効なんですよ。

田中太郎：それやったら、現行業務効率化しつつ新技術導入もしやすくなるな。AI活用やデータ自動連携でコスト削減したら、こういう高額なFCトラックの投資判断もしやすくなるやろうし。

山田美穂：まさに！NEWJIは国内外のAIツールやマーケティングツールもうまく使って、製造業の現場から経営までトータルで変革しようとしています。FCトラックみたいな先進的な取り組みと合わせて、業務も最適化できれば、日本製造業の競争力向上に直結しますよね。

田中太郎：ほんまや、製造業の未来は、実はそういうトータルサポートと現場DXの組み合わせで切り開かれるんやろな。この流れにワイも乗り遅れへんよう、ちゃんと情報キャッチしていくで！