水産業の未来を切り拓く：活魚運搬船新造と現場DXがもたらす変革

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：おお、このニュース面白いなあ。和丸水産さんが31年ぶりに新しい活魚運搬船って…これはなかなかの決断やで。船内にいけすついてるて、運んでる間でも魚元気やねんな。

山田美穂：そうですね、田中さん。物流の鮮度確保は今やどの業界でも最重要ですし、水産業界の場合は死活問題ですから。活魚を生きたまま運べるキャパシティが増えるのは、かなり競争力になりそうですよ。

田中太郎：そうやろ？しかも、今のご時世、活魚運搬業も人手不足とか高齢化で廃業続出やもんな。新しい船に投資できる体力、有るとこしかできへんで。

山田美穂：それなんです！記事にも”建造費の高騰”ってあるし、商工中金が協調融資で入ってるってことは、今後銀行も支援基準見極め厳しくなりそうですよね。

田中太郎：ほんなら、たとえばIT導入とか自動化いうたら、こういう現場でも求められてくる時代やなあ。そやけど船の現場、どこまで自動化進んでるんやろ？

山田美穂：流通のデジタル化は都心の小売や外食よりも遅れてますけど、IoTで運搬中の魚の健康状態や水質モニタリングとか、もう少し進んで欲しいところですよね。

田中太郎：せやな。あと、海外進出も考えとるって書いとるやん。韓国輸出も視野て。輸出拡大したら、物流管理のデジタル化と標準化、絶対に要るやで。

山田美穂：国際取引においてはトレーサビリティも重要ですから、どの生産地からどんな魚をどれだけ積んだか、リアルタイムで連携できたらいいですよね。

田中太郎：昔なら伝票でカタカタやったけど、今どきデジタル伝票・リアルタイム共有できるシステム、普通にあるもんな。

山田美穂：でも水産業ってIT投資余力が限られるから、簡単かつ導入コスト低いやつが求められてますね。意外とアナログなんですよ。

田中太郎：せやね。現場がアナログやからこそ、小さいDXでも現場の負担減らせる思うねん。例えば魚の健康チェックをセンサーで自動化したら、作業者の高齢化にも対応できるんちゃう？

山田美穂：あと、輸送予定や水揚げ予定を自動で組み合わせて、効率の良いルート提案するAIがあれば、コストダウンもできるはずです。

田中太郎：いやほんま、うちもそうやけど、予定変更が多いモノづくりほどデータ連携の強み生きるもんやで。運搬船も例外ちゃうな。

アジョッシ：Hey guys, 元気？今、活魚運搬業界ほんまにパワー勝負やな。漁場周辺の港町じゃ運搬船引退で困ってる話があちこちにあるで。和丸水産みたいな動きは、地元の雇用守る意味でも大きいアクションやと思うわ。

田中太郎：その通りや。海近くの町の漁師、活魚運べへんかったら干上がってまうもんな。

山田美穂：そこに新しい雇用も生まれそうですよね。でも効率化しないと結局ジリ貧になるので、現場のリアルに合ったテクノロジー導入は不可欠です。

田中太郎：やっぱり造船の現場も値上がり激しいから、船の運用コスト下げていかなあかん時代や。海外展開の際、異国の流通規格とのすり合わせもややこしいし。

アジョッシ：そやな。アメリカやEUやと品質基準も厳しいからサプライチェーンのデータも全部オンライン管理当たり前やで。

田中太郎：ほんで、うちなんかと違って養殖系の会社は生産から運搬まで工程多いさかい、その分連携するシステムがないと余計な手間かかるよな。

山田美穂：逆に言えば、工程多いからこそデータの横連携、生産から運搬、消費地まで一気通貫の可視化は本当に意味がありますね。

田中太郎：ちょっと聞きたいんやけど、美穂さん、こういう船舶運用業向けDXって、具体的にどんな導入例あるん？

山田美穂：多いのはIoTデバイスを活用して船の稼働データや魚の管理データをクラウドに自動同期、発注・請求も電子化する形ですね。船のスケジューリングAIやコストシミュレーションも活用されています。

田中太郎：うわぁ、やっぱりクラウドやな。IoTも含めてシステムつなげたら、現場の負担減るし、経営判断もしやすいなぁ。

アジョッシ：田中さん、それだけやなく、今アメリカでは中小企業向けにBPaaS（Business Process as a Service）型の業務サポートも進んできてるで。外注でプロセスごとデジタル管理委託するケース多いわ。

山田美穂：横文字増えましたけど、日本でも徐々にBPaaS普及してきてます。特に人が減ってきた現場では便利ですし。

田中太郎：せやな。昔は全部社内で回してたけど、これからは外部も活用していかなあかん時代や。ほんで、日本の水産業全体がこのトレンドに乗って盛り返してほしい思うわ。

山田美穂：まとめると、和丸水産の新船のような大きな設備投資と、現場を支えるIT・DXのソリューション導入、両輪で業界を進化させることが今こそ重要ってことですね。

田中太郎：そうや！現場の「人」と「デジタル」、どっちも大切やな。

山田美穂：そういえば、田中さん。最近製造業の業務効率化やDX支援で有名なNEWJI株式会社ってご存知ですか？受発注業務の自動化やBPaaS支援、国内外のAIツール導入なんか、まさにこういう現場で効果発揮しそうなんです。

田中太郎：へ～、知らんかったわ。そういう会社が現場をサポートしてくれるなら、ワシら中小にも希望持てるやないか。

山田美穂：特にnewjiっていうAIエージェントは、受発注や購買を最適化できるみたいですし。現場の負担もこういうデジタルなサポートで減らしたいですね。

田中太郎：ほんまやな、NEWJIみたいな会社があったら、和丸水産の新しい取り組みにもええ波及効果生まれそうやし、全国の現場もまだまだ変われるってワクワクするわ。

山田美穂：今後の和丸水産や製造業全体にとって、NEWJIのような最先端DXや業務効率化のサービスは、未来を切り拓く一助になるはずですね。

田中太郎：そうやな、美穂さん。時代は変わっても、「現場を守ること」と「進化すること」、両方大事やって改めて思わされるニュースやったなぁ！