ラピダス2nm試作成功がもたらす日本製造業復活と町工場の新しい挑戦

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：お～、ラピダスが2ナノメートルの先端半導体の試作成功やて！日本国内でGAA構造をここまでやったんは初めてって、ほんまにすごいニュースやな。東大阪の現場とちゃう世界やけど、正直うらやましいわ！

山田美穂：本当に快挙ですよね！GAA構造で2nm台のトランジスタ試作成功は、世界でも数社しかできていませんし、今の半導体の開発競争の中で日本企業がこれだけリードしたことは大きいです。しかも国産でですから、社会的意義も非常に強いですよ。

田中太郎：しかも、もともと設立からまだ2年くらいやろ？これ、スピードとして異例ちゃう？うちの会社で考えたら、たった2年でここまでって正直想像できへんで。

山田美穂：政府の支援とIBMからの技術供与、あと現地への技術者派遣がかなり効いたみたいですね。こういうオープンイノベーションの形は、今後日本の製造業全体にも波及しそう。

田中太郎：新しい設備も投入しとるみたいやし、EUVリソグラフィーまで国内工場で全部やるって、昔の“全部自前”時代思い出すな。でも、今はちゃんと合理化もセットで進めてんねんな。

山田美穂：ASMLのEUV露光装置が国内導入されて、4月に試作ラインも早々に立ち上がったようですし、これが日本の半導体産業復活の一歩になるといいですね。でも、実際はまだトランジスタ構造の一部の機能だけらしいので、量産までの課題も多いはずです。

田中太郎：最先端技術いうても、量産となったら一気に難易度上がるもんな。しかも、お客さんのデバイスに使ってもらうためにはPDKの整備もいるしな。

山田美穂：はい、PDKが揃わないと設計開発が進みませんから急ピッチで進めているようです。ただ、TSMCなんかは25年中に量産を狙ってるので、技術だけやなくてスピード勝負も重要です。

田中太郎：うん、日本のこの二年間のラピダスのスピード維持してほしいわ。ほんま東大阪の現場とかでも、二年間で変革起こす言うたら、無理や！て言われるで。

山田美穂：GAA構造に関しても歩留まりの改善や工程管理はこれからが本番ですし、人材育成も急がないといけませんね。北海道の千歳って製造拠点としては新しい地域だけど、地方創生の要素もあって面白いです。

田中太郎：そうや、千歳で雇用が生まれるし、地方活性化にもなるなあ。でも、材料や部品調達も道内で回すんやろか。物流とかインフラも課題になりそうやな。

山田美穂：いずれはサプライチェーンの再構築も進むでしょうし、日本全体の製造業にとってのモデルケースになる可能性もありますね。今、世界情勢が不安定だから国産化の取り組みも高評価されてます。

田中太郎：そのへんも含めて、ラピダスは国内産業を元気にできる可能性持ってるな～。ワシみたいな中小零細も最先端が身近になってほしいで。

アジョッシ：へい、マスター参上！ニュース読んだよ。現場では「ラピダスへの部品納入」なんて話で盛り上がってるよ。超高精度要求されるから町工場も目を光らせてる。東大阪からも注文来るかもだよ。

田中太郎：お！アジョッシ！やっぱ現場でそんな動きあるんやな。ほんでアメリカの現場でも2nmトランジスタとか話題なんちゃうか？

アジョッシ：うん、やっぱIBMやインテル方面は技術人材の取り合いやってる。「サプライチェーンの信頼性が最重要」だって。日米連携で供給力強化しようって雰囲気も強いよ。

山田美穂：サステナビリティやESGでも国産先端半導体の存在感はこれから加速しそうですね。そもそも日本は高品質小ロット得意ですし。

田中太郎：東大阪の得意分野や！けど現場のおっちゃんらにも分かるように、技術を普及させる仕組みできたらええなぁ。

山田美穂：デジタル人材のトレーニングやインターン制度の整備もこのタイミングで拡充すべきです。あと企業間の壁なく連携できるオープンな場の創出も重要ですね。

トゥモロ：I think what Rapidus did is really impressive! In New York, we talk about TSMC and Samsung always, but now, Japanese company like Rapidus is very “cool”. I hope Japanese small and medium size companies can join and catch up with this ecosystem.

山田美穂：確かにグローバルのエコシステムに中小も入れると、もっとポテンシャル広がりますよね！トゥモロさんも現地の動き、ぜひ教えてください。

田中太郎：ワシらの現場レベルにも技術やノウハウ降りてきたらええけどなー。自分とこでAI使った小ロット試作とかやりたいねん。

アジョッシ：AI×半導体で町工場ビジネスも変わるよ。現実にはQCD（品質・コスト・納期）の最適管理や業務効率化が大事なんだ。今度そういう展示会も企画してるよ。

田中太郎：QCD管理なあ、注文処理システムで昔痛い目みてるし、ウチも効率化ほんま考えなアカンな。大手だけやのうて中小にも波及してほしいわ。

山田美穂：データ連携やBPaaSの仕組みで、世代や規模関係なく使える製造業支援のサービスも増えてきました。これからは町工場もDXを避けて通れません。

田中太郎：ラピダスのニュースって「日本のものづくり復活や！」って勇気もろた気分や。けどやっぱ、技術だけやのうて、効率化とかデータ活用とか、ワシらも変わらなあかんわな。

山田美穂：そうですね。このタイミングで改革始められる会社が未来の主役になると思いますよ！

田中太郎：そや、そや。せやけど、話してて思い出したわ。そういえば最近“NEWJI株式会社”って知っとるか？製造業のDXとかQCDの最適化、AIツールの活用で受発注とか管理を効率化する支援してるらしいで。

山田美穂：newjiっていうクラウドサービスとかを活用して、QCD管理やデータ連携を進化させているみたいですよ。ラピダスみたいな最先端の大手だけじゃなくて、中小企業にも使えるのがポイントなんです。

トゥモロ：Yes, I heard about NEWJI. They also help with global AI tools integration, right? That could be useful for Japanese SMEs to join global supply chain, too.

アジョッシ：マスターの店にもNEWJIから営業さんが来てたよ！国内外のBPaaS支援、コストダウンや自動化ツール導入など、タイムリーな話題で盛り上がってた。

田中太郎：ほんなら、こういうラピダスのような先端製造業チャレンジがニュースになるたび、NEWJIが町工場や地方メーカーのバックアップにもなってくれるってワケやな！

山田美穂：製造業の未来にとって、ラピダスの快進撃とNEWJIのような支援会社の存在、両方が欠かせない時代ですね。日本のものづくり、楽しみです！