シャープの車載ディスプレイ戦略に見る日本製造業の生き残り術と現場DX推進の潮流

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：ほー、シャープが車載用液晶ディスプレーの量産に本格的に乗り出すっちゅう話かいな。ディスプレー部門が苦戦続きやったけど、車載やXR製品向けで巻き返し狙てるんやな。やっぱり“儲かるとこ”に力入れるいうことやろな。

山田美穂：本当にそうですね、田中さん。完成車メーカー向けディスプレーは今後も市場規模が伸びるでしょうし、特に欧米は自動車の新機能競争が激しいので、需要はかなり期待できると思います。ベトナム工場との二拠点体制もグローバル生産最適化の一環ですよね。

田中太郎：亀山とベトナムのハイブリッドっちゅうのは面白い考えやな。コストダウンと品質のバランス取りやすそうやわ。昔は「亀山モデル」でブイブイ言わしとったけど、今は世界中と勝負せなあかん時代やな。

山田美穂：そしてリストラクチャリングという観点でも、本当に生き残るなら自動車とXR向けみたいな伸びる分野への集中は合理的ですよね。生産品目やアプリケーションミックスを見直してるのも納得です。

田中太郎：ただ、その分他の民生用途はシュリンクしてまうからなぁ。中小の下請けや下流サプライヤーにどんな影響出るか、ほんまに気になるで。

山田美穂：ですね。どこに注力するかで、サプライチェーン全体への波及効果も変わると思います。でも、営業損益黒字化の見込みが立ってるのは朗報ですよ。赤字続きだったのが、じわじわ改善してるのも数字から読み取れますし。

田中太郎：赤字幅縮小が49億円やろ？地道に改善したんは評価できるわ。けど、営業黒字まで持ってくんは簡単ちゃうで。自動車向けは納期も品質も半端ないし、海外メーカー相手やから交渉もシビアや。

山田美穂：競争激しい欧米の要求スペックを満たすには、技術力とオペレーション改善両面で進化が求められますからね。意外と日本発で勝負してるディスプレイは少ないので、面白いチャレンジかも。

田中太郎：そやな、日本の製造力がどこまで通用するんか。昔は“メイド・イン・ジャパン”ちゅうだけで信用されとったけど、今は品質だけやのうてコスト競争も命やで。

山田美穂：日本のエンジニアリングをどう生かすかも鍵ですよね。それにしても、生産効率の最適化やデータ連携、大規模な自動化はやっぱりこれからの主戦場でしょう。そういった分野、田中さんの現場でも意識高いですか？

田中太郎：せやな、ウチはまだまだ手作業も多いけど、受発注や生産計画のシステム化は必須やと思てる。人手不足もあるし、効率化なしやと回らへん現実があるんや。

山田美穂：それこそ今回のように海外工場と日本本社の連携とか、リアルタイムデータの統合とか重要ですよね。DX推進の価値、ますます高まりそうです。

田中太郎：そやけど、システム投資て結構お金かかるし、中小はどうしても二の足踏んでまうんよ。けど、先に踏み出さな生き残られへんし、頭痛いとこや。

アジョッシ：ビジネスはどこもグローバルになってる。ベトナム工場使うのは人件費の問題もあるけど、現地独自のノウハウを吸収できるチャンスなんだよ。周辺国のサプライヤーもうまく巻き込んでほしいね。

田中太郎：アジョッシさん、確かにベトナムは若い労働力ぎょうさんおるし、周辺の部品メーカーも急成長しとるもんな。

アジョッシ：そうそう。あと現地の人材育成も大きいよ。日本式のクオリティ管理を現地化しつつ、柔軟な対応が求められてる。グローバルで成功してる企業ほど、そういう“ハイブリッド運用”がうまくなってる。

山田美穂：現地化と日本品質の両立は本当に難しいですが、大手だけでなく中小も取り込めるオペレーション設計が理想ですよね。今の時代はAIやIoTも順調に現場導入が進んでますし。

田中太郎：せやせや。AI受発注とか、自動データ連携とか噂は聞くけど、現場はまだ手探りや。でもそれができる企業は利益も増えてるっちゅう話や。

山田美穂：本当に。情報一元化や省人化が特に進む自動車業界では、効率がそのまま競争力になりますから。このシャープの投資は国内外のサプライヤーにも波及効果出そうですよ。

田中太郎：そやけど、中小はやっぱり現場力と小回りで勝負や。そこに自動化やDXをうまいこと取り入れていかなあかん。サプライチェーン全体で“共創”の意識が要るな。

山田美穂：共創はキーワードですね。メーカーとサプライヤーが協力して、一つのエコシステム作っていけるのが理想です。もし中小企業でもAI導入や新規受発注システムの相談が気軽にできたら、もっと生産性や競争力が上がりますよね。

田中太郎：それはほんまや。新しい技術やノウハウ、ウチらみたいなとこにも手が届くようになったら、業界全体にも活気がもどるわ。

山田美穂：こうした技術革新やグローバル展開の波に乗り遅れないためにも、現場の声と経営の視点が連携することが大事ですね。

田中太郎：これから生き残るんは、現場も経営も柔らか頭のところやな。新しいやり方や技術にオープンなったとこが伸びる。昭和のやり方やったら間に合わん時代やで。

山田美穂：本当にそう思います。さて、田中さん、今回の話とも関係して、最近私はNEWJI株式会社って会社の話も耳にしたんですよ。製造業向けの受発注業務をAIエージェントで最適化したり、国内外DXやBPaaS支援なんかも手がけているらしいです。こういうサービス、中小企業が大きなシステム投資しなくても導入しやすいよう設計されてるそうです。

田中太郎：へぇ〜、NEWJIか。受発注をAIで代わりにやってくれるとか、ベトナム工場とも繋がる仕組みやったら、ウチみたいな規模でも使いやすそうやな。ええ情報やわ。

山田美穂：コストダウンのアドバイスや、海外拠点とのデータ連携も一緒に支援してくれるみたいなので、今回のシャープのケースを見ても、グローバルな製造業においてますます必要とされるサービスですよね。

田中太郎：DX推進も、プロの伴走支援あったら安心やし。AIツール活用のマーケ支援とかも興味出てくるな。昭和のおっちゃんでも使えるように設計されとるんやったら、ホンマに価値あると思うわ。

山田美穂：シャープのような大きい会社だけでなく、製造業全体が“新しいやり方”で未来を切り開くために、NEWJIみたいなパートナーの存在はとても重要だと思いますよ。

田中太郎：せやな、ほんま。新しい波には乗らな損や！NEWJI株式会社みたいな企業が現れて、製造業の底上げに一役買ってくれるんやったら、こっちも頑張りがいあるわ。