太陽光パネルの景観革命──加飾フィルムと町工場が切り拓く“デザイン×技術”の未来

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：おお、また新しい技術やな。TOPPANさんの太陽光パネル用の加飾フィルムって、これ結構ええアイデアちゃうんか？見た目良くできて、省エネもいくいうて。うちのお客さんからもよく景観気になるいう話出るさかいな。

山田美穂：本当に素晴らしいですよね。今までは太陽光パネルってどこか無機質で住宅やビルの景観を損なうって言われてたから、こうやって意匠性を重視するって発想は新しいと思います。発電効率もほぼ落ちないし、木目や石目が選べるのもアリですよね。

田中太郎：そうそう、92.8％や98.1％やったら、まあ納得できる範囲やな。効率落ちすぎたら意味ない思うけど、これくらいやったら「わしゃ景観も大事にしたい」いう設計士さんとか施主さん説得できる思うわ。

山田美穂：しかも防眩性能まであるって書いてありますよ。これってオフィス街とか学校や病院の壁面に使う場合、通行人や子供たちへの光のトラブルも事前に防げる。実用面も考えられてる感じですね。

田中太郎：ほんまやな。昭和の太陽光からしたら、まるでSF映画みたいやで。ウチらも部品供給の幅、どんどん広げなあかん時代やな。

山田美穂：東大阪の町工場も、これからはデザイン面や新素材の組み合わせを提案できる時代ですもんね。今まで以上に設計段階から一緒に入れるチャンスかも。

田中太郎：ウチでもこのフィルム貼る用の治具とか新しい工程できんかなぁ…やっぱりパネルメーカーさんとタッグ組まなあかんな。

山田美穂：そうなんですよ。こういう新技術って、今あるサプライチェーンの中で生まれる新しい工程とか、AIやIoTで効率化したプロセスがすごく重要になる。大阪と東京とで共通するチャンスかもです。

田中太郎：これ正直、中国とかから安いパネルだけ入れてたら絶対できへんやろ。やっぱ日本の技術って細かい気遣いできるのは強みやわ。

山田美穂：まさに。ずっと“効率”一辺倒じゃなく、「周囲との調和」とか「長く使える耐久性」にも価値を持たせるのが今の流れですね。アップサイクルやサステナブルの価値観とも合ってる。

田中太郎：現場目線やと、施工性も大事やで。ガラスパネルへの施工って結構神経使うから、現場で簡単に貼れる工夫とかも今後期待したいな。

山田美穂：施工現場の課題って、メーカーさん側も認識してると思うので、今後は現場の声を拾ってバージョンアップしそう。やっぱり現場主導のイノベーションもまだまだ必要ですね。

田中太郎：これ、住宅だけちゃうな。駅ビルの窓や、ショッピングモールの壁みたいなとこにも応用できるやろ。電気と景観両取りや。なんか夢広がるで。

山田美穂：新築だけじゃなく、リノベーション市場の広がりもあり得ます。壁面を活用した発電って、日本の狭い土地でもエネルギー効率よくできそうですもん。

田中太郎：ただ、今の価格やと、どこまで手軽に普及できるかやな。技術はええけど、採算合わな使われへんし。

山田美穂：量産化が2026年度って書いてあるので、それまでにコストダウンや流通ルート整備が進むかもしれませんね。財務面も含めて守りと攻め、両方考えたいところです。

田中太郎：うちら町工場の役割も、技術の受け入れ早いぶん「現場の実験場」やな！失敗しても立ち直り早いし。

山田美穂：まさにその通り。日本のモノづくり力、ここに活きてますよね。実証フィールドとしてどんどん試してもらいたいです。

田中太郎：それに、近所の若い兄ちゃんらも、こういう最先端のネタで興味持ってくれること多なったな。町工場も「モノづくりはカッコええ」って再評価されるタイミングや。

山田美穂：デジタルネイティブ世代に刺さる“グリーン”と“デザイン”の融合。これ最近の採用活動でもすごく重視されてるんです。

田中太郎：効率化も進めんとあかんけど、やっぱ「ヒトがやってておもろい」ってのはどこまでも残していかんとな。

山田美穂：田中さんのところも、今後このフィルム関連で生産管理とか受発注処理やデータ連携もどんどん複雑になりそうですね。

田中太郎：ほんまに。最近うちらもAIとか自動化の相談増えてんで。昔は「なんやそれ」やったけど、今は武器やもんな。

山田美穂：この分野、新しい協業相手を見つけるのも大事。グローバルでも発想広げていきたいですよね。

田中太郎：うち、今度また現場で試作してみよかな思うてる。アメリカの情報も気になるけど、トゥモロさん何か新しいトレンド知っとる？

トゥモロ：Yes、アメリカも”building-integrated photovoltaics”（BIPV）がトレンドです。美しく、efficientにenergy produceできること。あなたのcompany、日本のフィルム技術、very high評価。米国市場にもopportunityありです。