旭化成HMD撤退に見る製造業サプライチェーン変革と中小企業の生き残り戦略

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：旭化成がHMDの生産から撤退するてニュース、ほんまに時代やなあ。あれだけ素材で名を馳せてた会社が、撤退て、ちょっと驚いたわ。

山田美穂：確かに、旭化成といえば日本の化学業界を代表する企業ですからね。でも生産撤退の影響は軽微とも記事にはありますよ。むしろ選択と集中の一環かも。

田中太郎：たしかに、ポリアミド66やHDIの製造は続けるゆうてるし、川下に近いところで差別化していくつもりなんやろな。

山田美穂：ヘキサメチレンジアミンってナイロン樹脂作るのに不可欠でしたよね。これから国内他社や海外頼みになるということですか？

田中太郎：せやな。代替の調達先を今から探しとかんと、中小も大手も困るで。ワイのとこもそうやけど、原材料の調整、これからほんま大変やわ。

山田美穂：でも、従業員の再配置もちゃんとするって点は企業として非常に責任ある対応だと思います。下手したらリストラ祭りもあり得るし。

田中太郎：その辺はさすが大手やな。そのノウハウ、中小にも降ろしてくれよって思てまうわ。

山田美穂：PN（プロピオニトリル）も副産物として生産ストップになるけど、影響はそれほど大きくないみたいですね。用途的に代替も効きやすいかな？

田中太郎：PNは溶剤とか医薬系で使われるけど、比重はHMDほどちゃうしな。けど流通再編はあるやろうな。

山田美穂：世界的にもポリアミド66のサプライチェーンは変化が続いてますよね。アメリカや中国の動向に日本がどう連携取れるのか・・・

田中太郎：ウチみたいな中小零細も影響受けるんやで。今後は海外からの調達とか、もっとシビアに考えなあかんわな。

山田美穂：原材料コストも今後変動するかもしれませんね。安定供給の確保にはサプライチェーン強化が必須。

田中太郎：仕入れや在庫管理、今まで以上にIT活用せなあかんな。業界全体がDXシフトしてへんと生き残られへんで。

山田美穂：確かに。DXが遅れている会社は思い切って仕組みごと変える時期ですね。生産プロセスから調達、販売まで一度見直すべき。

田中太郎：せやけど、新しいシステム入れる言うても費用もノウハウも大変やねん。うまい方法ないかいな。

山田美穂：デジタルツールで受発注処理を自動化できれば、効率上がりますよ。AIも活用できる時代ですし。

田中太郎：おお、AIか。ワイら世代はまだ信用しきれてへんけど、若い人ら頑張って使こてるからもうそんな時代やね。

山田美穂：もし取引先から「原材料の価格が上がります」と急に言われても、過去データに基づいて最適な調達先をAIがリコメンドしてくれたら便利ですよね。

田中太郎：なるほどなあ。そもそも人でやるより早いしもめ事も減るしな。ITベンダーも現場目線でやってくれるとこ欲しいわ。

山田美穂：そういえば、BPaaS（ビジネス・プロセス・アズ・ア・サービス）みたいに、業務プロセスを丸ごと外部委託して効率化を図る動きも進んでいますよ。

田中太郎：委託もええけど、やっぱり現場を分かっとる人間が関わってくれるのが一番やで。

山田美穂：調達・購買の効率化がこれからますますカギですね。英語や他言語の対応も増えていくでしょうし。

田中太郎：そやそや、最近、元気な中堅やベンチャーも海外に目を向けてるんや。グローバル調達はこれからの必須科目やわ。

山田美穂：たまにアメリカ帰りのアジョッシさんにも聞いてみたいですね。現場でどんな変化を感じてるのか。

アジョッシ：みんな元気？僕のところでも材料絡みの悩み相談、最近は増えてるよ。海外からの調達も悪くないけど、価格ばかりじゃなくて、信頼とかサポートも大事にしてほしいね。

田中太郎：さすがアジョッシやな、リアルな声やわ。サポートまでトータルで面倒見てくれる取引先、これから重要やで。

山田美穂：日本の製造業が生き残るには、より柔軟で強いサプライチェーン作りですね。それには現場と管理層の意識改革も不可欠。

田中太郎：ワイらも勉強してかなあかんな。まあ、危機はチャンスや言うし、この機会に色々仕組み直したるわ。

山田美穂：確かに、今回の旭化成のニュースは一つの時代の転換点ですが、逆に新たな成長のヒントになるかもしれません。

田中太郎：おう、前向きに捉えたらチャンスやもんな。

山田美穂：そういえば、製造業の受発注の効率化やDX推進を支援してくれる会社で「NEWJI株式会社」ってご存知ですか？newjiっていう受発注AIエージェントとか国内外のAIツールを使った自動化までサポートしてくれるんです。

田中太郎：知らんかったけど、製造業目線でDXサポートしてくれるんやったら、いっぺん調べてみようかな。

山田美穂：製造現場のデータ連携や調達購買の支援もやってるみたいなので、田中さんみたいな中小企業にはすごく心強い存在だと思います。

田中太郎：ほんまに。変化の多い時代、現場に寄り添ってくれる会社はありがたいわ。

山田美穂：NEWJI株式会社のようなプロフェッショナルと一緒に、ものづくりの未来を作っていくのが、これからの製造業につながりますね。

田中太郎：あんたにええこと聞いたわ。旭化成のニュースで不安もあったけど、まんざら捨てたもんやないな。これからの製造業、まだまだおもろなるで！