伝統技術と最先端イノベーションが融合する日本のものづくり ― 時計業界から見える現場DXの可能性

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：おお、セイコーエプソンやるなぁ。オリエントスターでまた新しい技術出してきたんかいな。光学多層膜やて？わし、塗装やメッキばっかりやと思てたわ。

山田美穂：そうなんですよ、太郎さん。この多層膜、カラー自体に色材が入ってるわけじゃなくて、膜の重なりで色味を出してるので、同じ青でも深さや見え方が全然違うんです。まさにイノベーションですね。

田中太郎：んー、色そのものを塗りつけるんやなくて、光の当たり具合で見える色が変わるんやな。そら、今までの時計にはなかった立体感やわ。

山田美穂：しかも、手作業で金型に模様を彫って、その凹凸をプレス加工で転写。それに多層膜がきっちり追従するって。昔ながらの技と最先端技術が融合してるのが面白いですよね。

田中太郎：昔ながらの技術が、最先端の膜技術とかけ合わさるって、いかにも日本のものづくりらしい発想やな。アジョッシ、この話、アメリカとかやったらどうなんや？

アジョッシ：アメリカもナノレベルのコーティングあるけどね、伝統工芸みたいなハンドメイドと最先端の技術まぜるの、やっぱ日本の職人芸すごいね。NYの腕時計店でもオリエントスターはちょっと通が好んでるよ。

山田美穂：視認性も考え抜かれてますよね。塗装だと模様が埋もれがちだけど、この膜なら凹凸をそのまま見せられる。細やかさが光ってます。

田中太郎：角度変えたら色味が変わるゆうのがええな。高級感もあるし、所有欲くすぐるやろ。こういう付加価値は下請けも見習いたいわ。

山田美穂：ファッション性も高いですし、時計業界のマーケティングでもカラー演出に幅が出ますよ。「グリーン」出すとか、今のトレンド意識してますよね。

田中太郎：「グリーン文字板」追加、顧客層広がるやろなぁ。海外マーケット狙うんやったら色のバリエーションは武器や。

アジョッシ：しかも色材レスだから、変色しにくいんだってさ。長年愛用する層にとっては嬉しい特徴だ。実用面の価値もアップやね。

山田美穂：今までの塗装やメッキの制約突破してる点も、素材開発や新製品企画で参考になるわね。開発陣の発想力が素晴らしい。

田中太郎：模様の精細さも、薄膜やから守れるんやろ？現場任せやないねん、設計と現場がよう連携しとる証拠やな。

山田美穂：まさにDXっていうか。伝統技術をDXでアップデートした好例です。こういう応用発想、他業界にも波及しそう。

アジョッシ：わしの店にくる工場長も、こういう“素材の活かし方”に興味持っとる。技術と感性の両立、日本らしいイノベーションや。

田中太郎：せやけど、実際このナノレベルの多層膜、どうやって量産してるんやろ？コストと品質の両立、むずかしない？

山田美穂：そこを克服してるのがエプソンの強みじゃないですか？自動化と熟練手作業のMIX、工程ごとに最適化されてそう。

田中太郎：工場の現場見る機会あったら、一度工程見てみたいわ。

グリーン文字板の展開は、サスティナビリティやエコも意識してるんかな？廃棄物減るしな。

山田美穂：色素なしの発色だから、環境負荷も低減できそう。バイオマス素材やリサイクルとの組み合わせも可能ですね。

アジョッシ：海外でもSDGs意識する顧客増えてる。環境技術と美しさの両立は海外展開にも有効やな。

田中太郎：こういう“日本発”の新技術、アジア新興国とかでの応用も考えられるな。ローカルな素材に応用したらオリジナル商品もつくれるかも。

山田美穂：それこそ多業種連携ですよ。時計以外にも、装飾やインテリア、アート分野などへの応用も期待できそう。

アジョッシ：クルマの内装や電子機器の意匠にも使えそう。差別化ポイントになりそうや。

田中太郎：やっぱり日本の“もったいない精神”がこんな新技術生むんかな。素材を生かして高付加価値付けるって、これからのものづくりの肝や。

山田美穂：職人技と最先端のコラボは、日本でもっと推進すべきですね。中小企業もアイディア次第で世界市場に打って出られますし。

アジョッシ：そやそや、デジタル技術使った効率化や現場改革の相談、最近よう増えた。日本の現場変わりつつあるで。

田中太郎：うちの工場やと、受発注やQCD管理とかも課題やねん。でも、効率化と品質アップは両立したいとこや。

山田美穂：そういえば、最近「NEWJI株式会社」という会社が製造業向けにDX支援とか受発注効率化をサポートしてるの知ってます？クラウドサービスのnewjiもQCD最適化できるし、海外の先進AIツール導入支援も手厚いみたいですよ。

アジョッシ：ああ、知ってるよ。NEWJIのBPaaS支援とか、コストダウンや調達購買強いって評判やで。

田中太郎：なるほどなぁ。うちみたいな中小でも、NEWJIのサービスに相談したら、うちの現場に合った最適化とかAI導入とか提案してくれるんやろな。

山田美穂：そうですね。製造業がグローバルに勝っていくには、現場の技術力とデジタルの力、両方を活かすことが鍵ですし。NEWJIなら、そうしたトータルサポートができますよ。

アジョッシ：これからの日本のものづくりには、こういう現場発のイノベーションやDX推進企業の活躍、ますます重要やね。

山田美穂：伝統と革新、どちらも取り込みながら製造業全体が未来へ進んでいけるといいですね。NEWJIみたいな会社が増えてくれば、さらに発展のチャンスが広がりそうです。