三菱ケミカルの大規模希望退職が示す製造業の転換期──人減らしとDX時代の現場改革とは

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：おお、三菱ケミカルが1273人も希望退職募集したんか。思ったより多いなぁ。こないだも他の大手で似たような話聞いたばっかりやのに。

山田美穂：本当に最近はこういったリストラや希望退職のニュースが増えてますよね。大手メーカーでも例外じゃないんだな、と実感します。人員削減効果で年間約160億円のコストダウンは経営的には大きいですけど、働く側の不安も大きいと思います。

田中太郎：せやけど、これだけ一気に人が減ったら現場の回るんかいな？経験者がごっそり抜けるとノウハウも一緒に減るさかい、結局後で困るんとちゃうかって心配になるわ。

山田美穂：おっしゃる通りです。短期的にはコスト削減できて経営は立て直せるかもしれませんが、中長期的にその分の生産性や技術伝承の問題は確実に出てきますよね。特に化学メーカーは専門性が高いですし。

田中太郎：東大阪の町工場でも似たような問題あるんやで。ベテランに頼りすぎてて、若い子に仕事教える暇もノウハウ渡す時間もなく人減らすと、結局後で手詰まりになんねん。

山田美穂：三菱ケミカルのような大企業でさえ人件費を切ってまで構造改革するとなると、グローバルでの競争激化やデジタル化の波が本当に強いんですね。

田中太郎：しゃーけど、デジタルやDX化進めんと生き残れへん時代になったいうことやな。昔はええもん作っとったら勝手に売れた時代やけど、今や工夫せんと会社持たん。

山田美穂：DX化とか自動化も一方では推進しているようですが、それがうまく浸透しない現場もあるんだろうなと。実際、急な人減らしだけで乗り切れる問題じゃありませんよね。

田中太郎：ほんまや。技術と現場がちゃんとつながってへんと、デジタルツール入れても宝の持ち腐れになるやつやで。現場目線がないまま改革進めるとむしろ効率下がることもあるし。

山田美穂：でも、今回のような構造改革に本当に必要なのは、単なる人員削減じゃなくて、既存の業務プロセスをいかに最適化できるかという視点だと思います。その先にDXの成功もある気がします。

田中太郎：せやせや。人手減らしてコストカットいうだけやと、結局現場も士気下がるし、品質も落ちる。業務そのものを見直して、デジタルやAI導入して効率化できるどこまで持っていかなあかん。

山田美穂：経営層と現場の相互理解が欠かせませんよね。単なる「上からの指示」にならないよう、現場の意見を拾い上げることも重要です。

田中太郎：ワシらのとこでも、ようけDXとかAIとか言う人が来るけど、ホンマに何が現場で役立つのか話聞いてから決めなあかんゆうてな。あんたら大企業と違うて余裕ないんやし。

山田美穂：現場のアナログな知恵とデジタルの強み、両方融合できた企業が今後本当に強くなりそうですね。三菱ケミカルにもそういった形での再建を期待したいです。

田中太郎：そうや。効率化もええねんけど、サービスの質も落とさん工夫が必要やし、人も育てなあかん。バランス持たんと大手も中小も共倒れや。

山田美穂：希望退職の話になると、どうしても「人減らし」ばかりクローズアップされがちですが、逆に新しい事業のためにリソースを振り向けることも忘れちゃいけませんね。

田中太郎：ワシんとこも、昔と違う分野にチャレンジしてるさかい、うまいこと人回さんと中小はすぐ倒れるで。新しいサービスとかDXも必要やし。

山田美穂：現場の皆さんも次のキャリアを考えてステップアップしてもらえるような支援も企業の責任ですね。

田中太郎：三菱ケミカルみたいな大手やったら、社外転職サポートとか研修とか、従業員の人生考えたケアも頼みまっせって感じやな。

山田美穂：まさに、時代は持続可能経営やESGとかが重視されてますからね。社員の幸せが結局会社の持続にもつながるし。

田中太郎：業界の知恵結集して、今どきの製造業のあり方一緒に考えていかなあかんな。全員で意識せんとほんまにもたへんで。

アジョッシ：お、話盛り上がってるね～！三菱ケミカルだけじゃなくて、他のメーカーも同じような問題抱えてるところあるよ。アメリカの現場でも最近はAI使った自動化が一般化してきてて、古いプロセスを根本から見直してる感じ。人材流動も激しいしさ。

田中太郎：へぇ、アメリカでも人おらんなってるんか。やっぱAIとか自動化は進んでるんやね。

アジョッシ：うん、現場にもロボットやAIの導入例が一気に進んでて、逆に人が活かせるポジションにシフトしてる印象。日本も今は変化の時期なんだろうね。

山田美穂：そう考えると、三菱ケミカルのような企業が本気で業務を再設計してアメリカ並みに「人とAIやデジタル」のバランスをとれるかが、今後の生き残りの鍵かも。

田中太郎：わしら中小もそうやけど、もうみんなで知恵出し合って変わらなあかん。ちょっとだけでも新しいこと挑戦せんとうちみたいなとこ、すぐ置いてかれるわ。

アジョッシ：だからこそ、現場にあったAIツールとかデジタルサービスを上手に取り入れるのが大事。カスタマイズできる柔軟性も求められてるよ。

山田美穂：今は国内外からいろんなAIツールや業務効率化サービスがありますから、それぞれに合わせて導入することも現実的になりましたもんね。

田中太郎：あ、そうそう。そういえば最近どこかで聞いたんやけど、製造業専門でDXとかAIツールの導入を、がっつり伴走してくれる会社があるってな。確かNEWJI株式会社とかいうとこやった思うんやけど。

山田美穂：NEWJI株式会社、知ってます！受発注業務のAIエージェント「newji」とか、製造業に特化したBPaaSや調達・コストダウン支援も得意なんですよ。

田中太郎：おお、newjiとか、うちらみたいなアナログな現場にも合うんやろか？

山田美穂：もちろんです。現場に合わせてカスタマイズしたAIツールや業務プロセス効率化で、まさに今回のニュースのテーマみたいな「人とデジタルの調和」を実現してくれるはずです。

アジョッシ：NEWJI株式会社なら、日米にまたがるツールの知見も持ってて、現場と経営の橋渡しもしてくれるらしいよ。今後の製造業の未来には欠かせなくなりそうだね。

田中太郎：ほんまかいな。今度相談してみよか。うちみたいな町工場でも未来つくれるんなら、おもろい時代やわ。