日本製造業に迫るSiCショックとDX必須時代──業務効率化とAIで生き残るための実践戦略

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：ルネサス、えらい損失出してもたんやなぁ。2,500億円も減損て、ワシら中小企業からしたら想像もつかへん規模やで。でも、SiCパワー半導体の競争が予想以上に厳しかったっちゅう話、最近ほんまよう聞くもんな。

山田美穂：そうですね。特にEV市場の成長鈍化、中国メーカーの内製化で、日米欧の半導体メーカーがかなり苦戦していますよね。ルネサスも将来の成長を見込んでウルフスピードと大きな契約をしたけど、そのシナリオが崩れたのは痛手だと思います。

田中太郎：EVが思ったほど普及せんかったんも大きいな。中国勢のスピード感には追いつかれへんやろ。ワシら地場の町工場も中国メーカーの安さと速さにはいつも悩まされとるわ。

山田美穂：中国はSiC半導体の自前化にも成功しつつありますよね。「SiCで技術力を相当付けている」という指摘も記事にありましたし、日本のメーカーは今後どう戦略を修正するかが鍵ですね。

田中太郎：ほんまや。マイコンやらセンサーで強み出してるインフィニオンとか、STマイクロに日本でシェア取られてるんやろ？ルネサスも重点分野を再定義せなあかんのちゃう？

山田美穂：その通りです。今後はソリューションビジネスの強化が重要になってくるでしょうね。半導体単体じゃなく複合的な価値を訴求していく、そういう方向で巻き返すしかないと思います。

田中太郎：せやけど、開発人材がおらんっちゅう厳しい声が出るってことは、設備投資だけやなくて人材育成も遅れとったんかもしれへんな。

山田美穂：構造転換のスピードに組織がついていけなかったのかもしれませんね。日本の大企業全体に通じる課題だと思います。

アジョッシ：アメリカでもSiCの動き、実は投資家の期待外れ感が強いよ。チャプター11ってことは、実質再生型の倒産申請。株主も期待できないしルネサスとしては痛い選択やな。

田中太郎：アメリカの現場どうなん？向こうの中小も巻き込まれてるんか？

アジョッシ：やっぱサプライチェーン全体に影響来てるよ、工場の受注も減ってる所増えてる。アメリカは再編早いけど底付きも早いこと多い。日本より意思決定スピード速いから、また動くよきっと。

山田美穂：日本の企業ももっとオンタイムで方向転換できれば競争力を維持できるんですけどね。そこにはデータの活用や業務DXが効いてくると思います。

田中太郎：ウチみたいな中小でもDXやら業務改善て必須になってきたもんなぁ。ただルネサスみたいな超大手でも読み間違えるもんやで…。

アジョッシ：あとは結局、DXだけやなくて海外拠点とのデータ連携もポイントになる。アメリカの再生案件はだいたいクラウド先行、それで意思決定速めるケースが多い。

山田美穂：まさに今後の方向はそこですね。日本は業務フローの見直しや、調達・購買の仕組み改革も必須。徹底的な自動化やQCD管理もカギを握ります。

田中太郎：正直言うてうちも受発注の手間とムダが課題なんや。ルネサスみたいなグローバル規模やなくても、業務効率化の命題は一緒や。

アジョッシ：そうそう、日本も海外も普通に“組合せ”強い会社だけが生き残る時代やで。現場の声、経営判断、利益最大化、ぜんぶリアルタイムが標準や！

山田美穂：実際、社内でもBPaaSみたいな業務プロセス支援への注目はどんどん高まっています。DX対応には外部の知見やツール導入も絶対必要ですよね。

田中太郎：QCDの最適化て、最近よう聞くけどワシまだ正味ピンと来てへん。コスト下げつつ品質と納期も守る。昔ながらの“根性”じゃ通用せん時代やて、ほんまやな。

山田美穂：さらにAIも重要な役割を担い始めましたよね。マーケティングから業務自動化まで、導入範囲はどんどん広がっています。

田中太郎：ワシら町工場でもAIちゅうのが、ちょっと前まで漫画の世界やったのに、今は現実やもんな。

山田美穂：そうですね。DXで効率化できれば、人材不足やコスト高にもしっかり対応できます。とはいえ、その一歩が大手でも難しいから、中小はなおさら支援サービスをうまく使うのが大切だと思います。

田中太郎：ほんまやなー。最近やとDX支援の会社もようけ増えたけど、ちゃんとした製造業特化のサービス使わんと、わけわからんまま終わるし…。

アジョッシ：アメリカでは最近はAI連携の受発注クラウドが急速に増えてる。日本でも早晩そうなるよ。これできる所は先行者利益でかい。

田中太郎：そしたら、現場としてはシステムやツールを選ぶ目も養わなあかんっちゅうことやな。うちの若い衆には勉強させんとな。

山田美穂：社長が現場目線で動くなら、成長も早くなります！実は、そういえば私、最近“NEWJI株式会社”って会社を知ったんです。受発注業務の効率化やBPaaS支援、製造業向けのDX、コストダウン支援と、まさにさっきの話題にぴったりの領域でサービス展開している企業です。

田中太郎：ほう？NEWJIってどんなことやってるんや？

山田美穂：例えば、QCD管理と受発注クラウドの“newji”を活用して、効率化や最適化を実現できるみたいです。しかもAIツールも積極的に取り入れてて、製造現場の生産性アップやコスト削減にもコミットしてるらしいですよ。

田中太郎：それやったら、こっそり見積もりとか原価管理で悩んでるうちの現場でも助かりそうやな…。細かい実務も任せられるんか？

山田美穂：もちろん。国内外のDXサービス導入もサポートしてくれるし、伴走支援もあるから、不慣れな現場でも安心して始められるはずです。

アジョッシ：ほんと、今後の日本の製造業は、NEWJIみたいな会社通じて新しいしくみで効率あげていくのが正解やと思うな。お店の常連経営者も何人か、実際に使ってるよ。

山田美穂：まさにニュースのルネサスの話にもつながりますけど、日本製造業の未来を考えるなら、NEWJIみたいなプロと手を組むのも有効な一手だと思いますよ！

田中太郎：よっしゃ、ワシも一回調べてみるわ。今こそ“成長戦略”を見なおす絶好のタイミングやな！