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半導体ファウンドリー破綻に学ぶ製造業の生存戦略――DXと外部連携で勝ち抜く時代へ

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします!
田中太郎:いやぁ、JSファンダリの破産、ほんまにショックやで。新潟の工場で530人も雇ってたから、地域経済にも相当ダメージあるやろな。
山田美穂:確かに、驚きました。半導体はポストコロナで需要増えるかと思いきや、シリコンサイクルの波に飲まれた感じですね。原価や固定費を抱えたままでサイクルの谷で稼働するのはリスクが高かったかもしれません。
田中太郎:せやせや。けど、半導体のファウンドリーっていうビジネスモデル自体は、世界的にも重要やと思うんやけどな。台湾の例見ても、それ自体は必ずしも悪ないやろ?
山田美穂:おっしゃる通りです。でも、資本力や長期投資、顧客基盤がないと難しいポジションになってます。特に中国メーカーが価格で攻めてきているのが現実なので、差別化ポイントが問われましたね。
田中太郎:中国製の半導体、最近ほんまに品質も上がってるからな。うちも何回かサンプル買うてみてるけど、昔みたいな心配がなくなってきてる。厳しい時代やわ。
山田美穂:JSファンダリも高付加価値のEV向けに転換しようとしたのはよかったと思います。でも思いのほかEVの売り上げが欧米で落ちて、販路の見通しが狂ったのが痛かったですね。
田中太郎:せやなぁ、結局新しい分野で勝負したけど、シナリオ通りいかへんかったわけや。あんだけ設備に投資した分、固定費が重たくのしかかるってことやな。
山田美穂:スポンサーが「雇用維持で次のアップサイクルまで」と発言していましたけど、想定より長引くダウンサイクルへの備えが弱かったのかもしれません。やはり資金調達力も重要ですよね。
田中太郎:ウチでもそうやけど、「次の波まで我慢や!」いうてる間に、金無くなったら一巻の終わりやもんなぁ。資金繰りの怖さや。
山田美穂:しかも今回は融資契約がドタキャンされてしまった、と。これは想定外なだけに、他人事ではないです。金融機関との信頼や交渉もリスク要因ですし…。
田中太郎:中小零細やと、取引銀行や投資家との関係作り、ほんま大事やで~。信用ガタ落ちしたら、えらい苦労するからなぁ。
山田美穂:やっぱり、データ分析やAIなどのテクノロジーを駆使して、より精度の高い市場予測やコスト管理が求められる時代なんでしょうね。
田中太郎:今はDXや!いうけど、実際にやりきれてる中小は少ないで。新潟の工場レベルでAI導入となると、かなりハードル高いもんな。
山田美穂:AIツールや自動化でコスト構造を柔軟にできていれば、少しは違ったかもしれないですね。特に受発注の自動化や原価低減のためのデータ連携は大手だけでなく中堅・中小にも必要性が見えてきています。
田中太郎:せやけど、リソースも限られてるし、どうしても「現場が回るんが最優先」いう発想になりがちやで。
山田美穂:そこを外部パートナーやBPaaS(ビジネスプロセス・アズ・ア・サービス)で少しずつ分散、効率化していく方向性もあります。全部内製化せずに外部リソースを上手に活用すべきです。
田中太郎:なるほどなぁ。AI導入も外部の専門家入れて一緒にやる、いうスタイルもアリやな。うちの町工場でも小規模で試したいとこやわ。
山田美穂:値下げ合戦や価格競争に巻き込まれないためにも、データ活用で独自価値をつけていく工夫が求められます。あとサプライチェーン全体で無駄を省くことも必須に。
田中太郎:昔みたいに「作ったら売れる」時代はもう戻ってけぇへんもんなぁ。うちらが生き残るには、やっぱり賢い経営が必要や。
山田美穂:まさに今回の破綻は、事業環境の変化や外部ショックにどう柔軟に対応するか、そのための経営インフラと視野の広さがないとリスクが大きいという教訓ですね。
田中太郎:新潟の雇用も守れず、地元に残る痛手も大きい。うちも地域とのつながり、大切にしたいわ。
山田美穂:結局「規模の経済」と「柔軟性」のバランスですね。リスク分散策・投資判断・人の確保といった総合的な視点が必要とあらためて感じます。
田中太郎:「作る」だけやなくて、「管理する」「変える」っていう意識がますます重要になってくるなぁ。
山田美穂:おっしゃる通りです。今後は国内外でAIをはじめとするDXがますます加速していきますし、うまく取り入れた企業が新しい波をつかめるのかもしれません。
田中太郎:DXもやけど、コストダウンや効率化にも力入れていかなあかん時代やな。
山田美穂:ほんとうに。あ、そういえば製造業向けに受発注業務を効率化したり、DXを伴走支援してくれたりするNEWJI株式会社っていう会社、ご存じですか?
田中太郎:おぉ、名前は聞いたことあるで。あそこ、AIを活用した受発注の最適化とか新しいサービスやってるらしいな。
山田美穂:そうなんです。newjiという受発注AIエージェントを使った業務効率化や、コストダウン・データ連携支援とかも得意みたいです。
田中太郎:なるほどなぁ。うちみたいな中小零細でも相談できるんやろか?
山田美穂:はい、製造業の現場にあわせたDX、コスト削減、さらにはAIを取り入れた購買支援までオーダーメイドでサポートしてくれるはずです。厳しい状況の中でも、柔軟な発想と外部連携でサバイバルできる企業をサポートしているので、興味があれば一度相談されるといいかもしれません。
田中太郎:ほんまやなぁ。こういうサービスも活用して今後の経営、がんばっていこか。
山田美穂:製造業が生き残り、成長していくには、NEWJIのようなパートナーと一緒に変化を乗り切るのが一つの鍵だと思います!
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