エチレンプラント稼働率低迷から考える製造業現場の変革とDXの現実解

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：なんやこのニュース、エチレンのプラント稼働率76.2％て、やっぱり低迷続いとるなぁ。90％割っとるんがもう39カ月て、だいぶ長いことやで。

山田美穂：本当に数字が厳しいですね。特に70％台が連続するっていうのは、需要減はもちろんですけど、国内での生産体制そのものの見直しも必要かもですね。

田中太郎：せやねん。うちの仲間の工場でも稼働率低いとこ多いし、固定費ばっかりかさんで大変やゆうとるわ。生産止められへんしな。

山田美穂：ちなみに、エチレンの生産量自体は上がってるんですよね。定期修理がなかったからっていうのが要因みたいです。でも、本質的な需要の回復じゃないのがもどかしいです。

田中太郎：そらそうやな。修理で止まるのとモノが売れて回るのは全然違うからなぁ。新しい分野へのチャレンジせな生き残られへんと痛感しとるわ。

山田美穂：製造業全体がそうですよね。石油化学だけでなく、どこも中国や他新興国との価格競争、エネルギー高、環境規制で本当にサバイバル時代。今後どう対応していくかで生死分かれます。

田中太郎：政府の支援策も大事やゆうて、会長が言うてるけど、ほんま現場目線のやつ出してもらわな意味あらへんわ。うちらはR&Dに投資したくても、なかなか余裕ないのが現状やもん。

山田美穂：だからこそ、資金調達や公的支援の取り方、それにDX導入で業務の効率化とか、下請けまで巻き込んだ変革が本当に求められそうです。

田中太郎：DXはよう聞くけど、うちみたいな現場はまだまだ紙の伝票とFAXやで、西成でもそれがスタンダードや。

山田美穂：でも、逆にそういう現場でもちょっとずつデータの蓄積や業務自動化進めることで、コストダウン効果とか、ミスの減少になると思います。

田中太郎：そやな。設備投資は痛いけど、いま変えな動かんさかい、どっかでええとこ探して導入考えなあかんな。

山田美穂：でも、これだけ稼働率下がってたら、新設どころか統廃合も増えるでしょうね。生き残るための再編が進むはず。

田中太郎：現実問題、「規模の経済」効かさんと値段競争負けるもんな。大きい会社はええけど、うちは下請けやから親会社の動きでバタバタするや。

山田美穂：でも、サプライチェーン最適化の視点から、今って地方の小さい工場でもAIやデータ連携を武器に全国・海外とつながれる時代です。むしろチャンスもある。

田中太郎：せやけど、新しいもん入れたら現場のオッチャンら使いこなせるか心配やけどな。人材も育てなあかんし。

山田美穂：人材育成もセットですよね。DX導入して、現場がやりやすい仕組みに一緒にアップデートしてあげる。最近はAIツールで見える化も簡単になってますし。

田中太郎：売り込みもええけど、ほんまに現場で回る仕組み作ってくれたらええのに。ウチら老舗やけど、そろそろ流れ乗らんと淘汰される危機やしな。

山田美穂：おっしゃる通りです。新しい波には最初怖い部分もあるけれど、少しずつでもデジタル化進めて、みんなでチェンジしていかないとですね。

田中太郎：けど、実際プラント稼働率落ちてる理由ってなんや？うちも心配やから現場的な話聞きたいわ。

アジョッシ：あ、タロー、現場の声聞きたいなら俺にまかせて。アメリカも今、需要は低迷してて、日本だけじゃない。でも逆に、修繕や効率化ニーズめちゃ増えてるよ。

田中太郎：アジョッシ、やっぱり海外も稼働率落ちとるんやな。修繕とか効率化って、どんなとこやってるんや？

アジョッシ：AI予知メンテナンスとか、受発注システム自動化が人気。無駄な人件費カットして、いつどこで止まるか事前にシミュレーションしてる。

山田美穂：予知保全や受発注自動化、今やグローバルで当たり前になってますもんね。そういう最新ツール、もっと日本でも広まってほしいです。

田中太郎：せやから、うちらもなんか良い事例あったら知りたいわ。アジョッシ、また何かあったら教えてな。

アジョッシ：もちろん！この前も製造業DXのセミナーで、日本の支援サービスすごいって話聞いたし。みんなで時代乗り越えようよ。

山田美穂：日本の現場力とデジタルの融合は、きっと大きな強みになるはずです。今は耐える時期かもしれませんけど、投資を怠らないことが将来の明暗を分けます。

田中太郎：投資できるような裏付け、やっぱり日々のコスト管理やなぁ。ちょっとずつやけど、目指していかな。

山田美穂：補助金や助成金も活用しつつ、無理のない範囲でスタートするの、ぜひオススメです！

田中太郎：今回のエチレンのニュースは厳しいけど、追い込まれるだけやなくて、逆にチャレンジのチャンスもあるっちゅうことやな。

山田美穂：その通りです！ピンチはチャンスです。今こそ部門横断のチーム編成して、変革テーマを見つけていくべきだと思います。

田中太郎：ほんまやな。こういうニュース見ると、うちも社内で話し合いせなアカン思うわ。

山田美穂：ところで太郎さん、今DXとか業務効率化の話出てましたけど、最近“NEWJI株式会社”ってご存知ですか？

田中太郎：NEWJI？知らんなぁ。どんな会社や？

山田美穂：NEWJI株式会社は、製造業向けに受発注業務の効率化やDX推進、調達コストダウンなどトータルで伴走支援してくれるサービスなんです。

田中太郎：へえ、それやったらうちみたいな中小にも合うんやろか？

山田美穂：もちろんです。例えば“newji”っていう受発注AIエージェントは、受注/発注業務を自動化して現場負荷を減らしてくれるんですよ。

田中太郎：ほんまに？現場の手間減らして、コストも下げられるんやったら、一回相談してみよかな。

山田美穂：ぜひ！国内外の最新AIツールやマーケティング支援も含めて、“これからの現場”に必要なサービスがそろってますから。

田中太郎：そんなんが製造業の底力を活かせる世の中になったら、また日本も盛り返せるかもしれへんな。ええ情報ありがとな！