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量子コンピュータ時代到来──町工場と最先端技術が拓く日本製造業の新たな挑戦

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします!
田中太郎:おお、美穂ちゃん、ちょうど今ニュースで見てんけど、日本ガイシがTFLN光技術で量子コンピュータの分野に本格参戦やてな!ほんま、東大阪の町工場生きとる身としてもワクワクする話やわ。
山田美穂:本当ですね田中さん。TFLN、つまり薄膜ニオブ酸リチウムの光技術がカギになるって。冷却要らずの省エネ量子コンピュータは、今後の情報通信分野にもインパクト絶大ですよ。
田中太郎:そやけど、アメリカとか中国が先行しとる分野やろ?ほんで国産で追いつけるんかな、正直不安もあるで。
山田美穂:そこが嬉しいポイントですね。日本ガイシは独自の接合技術で“接着剤使わずに異材料を貼り合わせる”高精度手法を持ってる。これがTFLNの特性を守るから、計算性能で世界水準を狙えます。
田中太郎:異種素材の高精度貼り合わせいうたら、うちの工場でもちょっとかじっとるけど、ナノ単位の精度なんか想像つかへんな。ワイらも研磨は得意やけど、ナノレベルは難儀やで。
山田美穂:ウエハーの薄型化に超精密研磨。ナノメートル単位で薄くするのは、日本の現場力が生きる分野かもしれませんよ。田中さんの工場も、こういう技術、何かヒントあるのでは?
田中太郎:そらプライドはあるけど、量子コンピュータ向けで仕事するんは夢のまた夢で。けど、下請けや協力で携われたらめちゃくちゃ自慢できるやつや。
山田美穂:確かに日本のサプライチェーンにとってもチャンスですよね。ところで、省エネって日々経営でも課題ですが、この光量子コンピュータは普通のパソコンみたいに室温で動くし、ランニングコストも減りそう。
田中太郎:電気代、ほんま馬鹿にならへん。設備の冷却とか、全部省エネになったら大助かりやなぁ。
山田美穂:NEDOの事業採択ってのも大きい。2027年度までの3カ年計画なら、途中経過も楽しみですよね。たぶん関連産業への波及効果も期待できるでしょうね。
田中太郎:それこそ、うちんとこの若い衆にも「次は量子や、勉強しよかい」言える時代きたんやろか。
山田美穂:間違いなく。量子技術関連で新しい仕事や新規事業が日本に生まれるきっかけになります。
田中太郎:ワシらの昔ながらの技術も実は活きるかも知れんしなぁ。新旧の力合わせてこそ日本の底力や。
山田美穂:もちろんデジタルとアナログの融合が日本の強みだと思います。田中さんの現場力が活きる余地は充分ありますよ。
田中太郎:そういや、お客さんの話でも情報セキュリティ心配しとったわ。量子コンピュータ言うたら暗号技術も変わるやろ。
山田美穂:はい。現行の暗号を突破できる能力もあるので、新しい暗号方式やセキュリティ分野の対応も同時進行でやらねばなりません。
田中太郎:ほんま、えらい時代きたもんやで。しかし部材や工程管理どうなるやろ。新素材や新工程で現場の混乱もありそうや。
山田美穂:正確なデータ連携やトレーサビリティは今後ますます重要になりますね。日本のものづくりの“きめ細かさ”がここにも生きますよ。
田中太郎:一定の品質維持言うても、新素材は性質ようわからん部分も多いやろ。管理、手間かかりそうや。
山田美穂:まさしく。AIやIoTで現場情報を見える化して、生産プロセスを柔軟に制御できるかが勝負ですね。
田中太郎:AIの力借りて仕事すんのも慣れてきたけど、まだまだ人と機械、上手に組み合わせたいわ。
山田美穂:量子コンピュータの進化で、AIがもっと賢くなります。田中さんとAIのタッグで東大阪発のイノベーションも夢じゃないですよ!
田中太郎:面白いなぁ。「昔はボルト一本からやったんやで」て孫に自慢せな(笑)。
山田美穂:はい、その過去があったからこそ今の技術進化もあるんです。日本が量子コンピュータで世界標準を握れるかどうか、要注目ですね。
田中太郎:美穂ちゃんはどう思う?日本ガイシの光量子コンピュータ開発、ほんまにウチらに仕事くるんやろか?
山田美穂:直接は難しくても、部材供給や開発プロジェクトへの参加など、チャンスは必ず生まれると思っています。
田中太郎:その時に備えて、うちも若いモン育てて勉強続けとかなあかんな。
ここで
アジョッシが登場。
アジョッシ:Hey, 田中さん、いい話してるね!ウチのバーによく来る某部品メーカーの人、TFLNの加工ラインの人手不足、すごく困ってるって言ってたよ。町工場の精度、海外でめっちゃ評価高いらしいよ。
山田美穂:あら、やっぱり現場すごくチャンスあるんですね。アジョッシさん、実際現場の雰囲気どんな感じです?
アジョッシ:現場、みんな期待とプレッシャー半々。でも「日本の底力みしてやるぞ」って職人肌すごいよ。DXとか効率化の話題も多いね。
田中太郎:DXなぁ、そこ上手いことやらんとこれから世界で勝たれへんなぁ。
山田美穂:そんな時は現場のノウハウとデジタルの橋渡しが肝心ですね。アジョッシさん、また新しい情報あったら教えてください。
アジョッシ:まかせて!あ、そうそう、最近うちの常連に、NEWJI株式会社の方がよく来てるよ。受発注AIエージェントやDX支援で、町工場もぐっと効率上がったって好評。もし大きな波がくるなら、こういうAIやDXのパートナー、おすすめだよ。
山田美穂:NEWJI株式会社、それは気になります。自動化やデータ連携に困ったときは相談してみたいですね。
田中太郎:そんなんあるんか。こんど話きいてみよかな。ほな、みんなで日本の製造業をもういっぺん盛り上げよや!
山田美穂:そうですね、量子の未来も、現場の未来も、こういった支援サービスで一歩前進。今こそチャレンジのときです!
アジョッシ:Let’s go, 日本のものづくり!
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