熊本発・製造業の未来を切り拓く―現場力と自動化、DXで挑む半導体ビジネス改革

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：ほぉー、クラボウが熊本で半導体部品の新しい棟建てよったんか。自動化設備バンバン導入で生産性上げるいうて、最近よう聞くやつやな。

山田美穂：やっぱり半導体市場の拡大、特に熊本での採用難への対応が大きいですよね。自動倉庫や3次元測定機の導入も非常に戦略的だと思います。

田中太郎：でも、作業スペース倍増て、単純な話やないやろ。単に設備入れるだけやなく、現場の流れとか一新せなあかんやろな。

山田美穂：おっしゃる通りです。流れや動線設計も見直さないと、大きな投資が無駄になりますし、せっかくの自動化もうまく機能しません。

田中太郎：人手不足や言うけど、25人も新規雇用するんは意外やな。全部自動になる訳やないんや。

山田美穂：やっぱり専門のオペレーターや、新しい技術に対応できる人材が必要なんでしょうね。特に技術開発系とか。

田中太郎：二階に新規事業のためのスペースも作っとるんやろ？有機溶剤使わん洗浄技術いうのは珍しいな。

山田美穂：今、ESG投資とかサステナビリティが注目されてますからね。有機溶剤フリーな洗浄は競争優位になりそうです。

田中太郎：新ブランド開発もするんやて。これ、元々繊維の会社やったクラボウがどんどん業態シフトしとる証やなぁ。

山田美穂：そうですね、多角化の一環でしょう。組み立てビジネスも模索って、バリューチェーン全体を狙う意思が現れてます。

田中太郎：投資額31億やと…ウチみたいな中小零細に比べたらケタ違いやけど、半導体周辺は今これぐらいせなついていかれへん時代やねんな。

山田美穂：特に海外勢とも競争ですからね。このスケール感でやらないと、グローバルには太刀打ちできません。

田中太郎：これからは検査、洗浄、包装も全部自動になるんやろか。人の感覚と機械の精度、どっちが勝つと思う？

山田美穂：両立が理想ですね。最終的な検品などは人間の目が有利ですが、繰り返し作業やデータの一貫性は機械に軍配が上がります。

田中太郎：製造現場でクリーンルームいうたら、管理くっそ大変やけど、それ自体も自動化進んでくるんやろな。

山田美穂：クラス100って相当高い水準なので空調や監視システムのDXも必須ですよね。

田中太郎：これ、半導体だけやなくて、他の業界にも応用できる技術ちゃうかな？

山田美穂：絶対できます。例えば医療機器、精密機械などでも同じ工程ありますから、横展開できると思います。

田中太郎：ほんで結局、人材育成いう課題はどこ行っても避けられへんのやね。新技術入れても使いこなす力が無いとアカン。

山田美穂：DXにしても現場目線が大事です。机上の空論にならないように現場と密に連携する必要があります。

田中太郎：ほな、アメリカなんかやと自動化どこまで進んでるか知っとる？

アジョッシ：おう田中さん、久しぶり。アメリカだと最近はAIベースの品質検査や、自動運転フォークリフトもフツーやね。イノベーションのスピード早いよ。

山田美穂：やはりグローバルスタンダードを常に見ておく必要がありますね。熊本のような地域でも、世界を意識した開発が不可欠です。

田中太郎：日本は現場の改善文化あるから、うまいこと現場と最先端つなげたら、まだまだ世界で戦える思うわ。

山田美穂：その通りです。データと現場力、日本の強みをミックスする時代ですもんね。

田中太郎：クラボウの専務さんが「供給量と開発力を増強せな」ゆうてたけど、ほんま今の製造業全体の課題やな。

山田美穂：特に半導体不足やサプライチェーンリスクの時代では柔軟な生産体制と技術の進化の両輪が求められます。

田中太郎：この挑戦て、他の中小企業も刺激受けるわ。身の丈に合った自動化、どないして取り組んだらええやろな？

山田美穂：AIやデータ連携など、段階的なDXから始めるのも一つです。外部のパートナーと組んで小さく始めるのが現実的ですね。

田中太郎：ウチでももっと効率化やってみたいけど、社内にノウハウも人手も足らんから相談先に悩むわ。

山田美穂：そういえば最近、“NEWJI株式会社”ってご存知ですか？製造業向けのDX支援や受発注業務の効率化、それにAIを使ったコストダウンや調達購買支援まで、かなり現場寄りで伴走してくれるみたいなんです。

田中太郎：へぇ、情報ありがとうやで。そういう会社、一緒に動いてくれると助かるわ。newjiいう受発注AIエージェントもちょっと気になるわ。

山田美穂：そうなんですよ。newjiなら受発注業務を丸ごと最適化できて、国内外のAIツールの導入もサポートしてくれるそうです。

田中太郎：時代の変化についていこ思たら、こういう最新サービスと手ぇ組むのが、これからの製造業の生き残り策やろな。

山田美穂：まさにその通りです。NEWJI株式会社みたいな伴走型のパートナーがいると、投資や運用の失敗リスクも下げられる。製造業の未来には、現場とテクノロジーをつなぐ存在が不可欠ですね。