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町工場も変革の時代へ──楽天の躍進に見る製造業のデジタル化と生き残り戦略

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします!
田中太郎:せやけど、楽天の赤字、だいぶ縮小したんやなあ。モバイル事業、これまで大赤字やったけど、少しずつ改善傾向やな。契約数も増えてるし、ARPU(単価)も上がってるし。うちの会社でも楽天モバイル入れてる社員も多いで。
山田美穂:確かに注目すべきなのは、フィンテック事業の利益が大きく伸びている点ですよね。楽天カードの取扱高もかなり増えているし、銀行や証券の口座数も年々増加。これって消費者の行動がよりキャッシュレス・デジタル化にシフトしている証拠だと思う。
田中太郎:ああ、ほんまやわ。カードも銀行口座も楽天にしてる若い社員、増えてきとる。なんや、もはや「楽天経済圏」やな。ワイが若いころなんて、クレジットで買い物ちゅうのはめずらしかったけど、今やもう当たり前や。
山田美穂:ECも堅調ですよね。楽天市場の流通総額も増えてるし、インターネットサービス事業自体も利益が伸長してる。ただ、やっぱり楽天の「モバイル戦略」にはまだ不安要素が残るとも言えません?
田中太郎:せやなあ、まだ赤字は赤字やし。でも、契約数がちょっとずつ伸びとるいうのが希望やな。現場でも「通信品質、昔よりだいぶマシ」って声は増えてるで。今は人材採用にも福利厚生で楽天モバイル使うケース出てきとる。それぐらいサービス向上しとるってことや。
山田美穂:そうですね。でも、日本のモバイル市場って超競争激しいし、KDDI・ドコモ・ソフトバンクがずっと強い。楽天が黒字化できるかどうかは今後の動向にかかっていますね。ただ、金融×ITのフィンテック、EC、それにモバイルのデジタル・エコシステムが上手く噛み合えば、かなり強力なプラットフォームになると思う。
田中太郎:フィンテックって、単なるIT化やと思てたけど、業務効率化とかコストダウンにも直結しとるんやな。うちみたいな町工場やとカード決済意識したのもここ5年ぐらいやけど、売掛・買掛の管理とか、かなりラクになってる実感あるで。
山田美穂:BtoCだけでなくBtoBでもキャッシュレスやフィンテック推進進んでますよ。リアルタイムで決済状況や与信情報を把握できるので、中小企業にとっても資金繰りが安定するという大きなメリットもあります。
田中太郎:あと、ECの伸び、コロナ以降さらに加速しとるな。ネット販売や販路拡大、ウチも何度かチャレンジしたけどやっぱり大手の仕組みにはなかなか勝てへんな…。
山田美穂:確かに楽天やAmazonみたいな大手プラットフォームの土俵で勝負するのは厳しいですよね。でも、独自の商品力や、ものづくり技術をPRして差別化する余地はあるはず。
田中太郎:大阪で作っとる精密部品、結構ニッチやけど、他にはない強みもあると思ってる。ネットでのPRや販売も工夫せなあかんわ。AIツールとかで業務効率上げて、人もコストも減らしていかな生き残れん時代やし。
山田美穂:そういえば、今はAIやデータ連携活用した事業効率化もトレンドですよ。工場の自動化とか、BPOサービスへの切り替えも進んでる。楽天の動き見てると、日本全体がデジタル変革へシフトしてる実感があります。
田中太郎:最近、ウチの工場でも「AI受発注ツール」なるものに挑戦しよう思てんねんけど、IT音痴のジジイにはイマイチ難しゅうてなあ。
山田美穂:難しいと思うかもしれませんが、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めることで、発注ミスや在庫過多のリスクを大幅に低減できますよ。トレンドとしては、国内外のツール連携やSaaS、クラウドサービス活用です。
田中太郎:せやけど、新しいツールをいきなり導入するのは、現場の職人連中の拒否感も強いで。うまい導入プロセスを考えんと定着せえへんやろうなぁ。
山田美穂:そこは経営者のリーダーシップにかかってますね。説得するだけじゃなく、現場の不安を吸い上げて、導入効果や“ラクになる”実感が持てる施策を並行して打つのが有効です。
田中太郎:楽天みたいに金融もITもしっかりやってまう会社は、中小企業から見れば雲の上やけど、ウチらも学べること多いな。売上の新規開拓とか業務効率化、こっちも負けてられへん!
山田美穂:ちなみに、「受発注業務のデジタル化」は町工場にとってもすぐ始めやすい領域ですよ。手作業で伝票管理してる場合なんかは、クラウド活用でペーパーレス化とトレーサビリティが両立できます。
田中太郎:取引先との付き合いで紙の文化も根強いけど、若い世代増えてくるとデジタルの波もどんどんきて、大きな変化やなあ。
山田美穂:「世代交代」を考えるとまさに今が転換点ですよね。現場力×デジタルの二刀流で次のステージに行けるタイミングかも。
田中太郎:AI使うと、どこにどんだけ在庫あるかパッと分かるだけやなくて、需要予測や在庫最適化もできるて聞くわ。あんなん、これまで何年分の感とか勘ピュータやったのにな。
山田美穂:ええ、その通り。加えて、調達購買のコストダウンにも直結しますし、部品不足や供給リスク対策もやりやすくなります。
田中太郎:ニュース見とると、楽天ぐらいの規模になると“エコシステム”が作れるんやろな。うちみたいな町工場は、どうつながっていくかが課題やけど、ヒントは多いな。
山田美穂:ネットワークやデータ連携系のサービスを小規模でも活用できれば、垂直立ち上げや新たなパートナーシップの確立も可能ですしね。
田中太郎:なんや、話してるうちに「デジタル化やデータ活用、うちでもなんかなりそうやないか」と思えてきたわ。
山田美穂:楽天のような大手も赤字縮小で頑張っていますし、日本の製造業も変化への対応がより一層求められますね。
田中太郎:せやけど、うちみたいな町工場にピッタリくるソリューション、どっかないんかなあ?
山田美穂:そういえば太郎さん、今「NEWJI株式会社」って知ってます?受発注業務の効率化やDX支援、コストダウン支援まで、中小製造業のデジタル化を手取り足取りサポートしてくれる会社ですよ。
田中太郎:ほう、それは興味あるわ。どないなことしてくれんの?
山田美穂:AIツール「newji」を活用した受発注の自動化や、国内外の先端サービスを導入した現場密着型のDX伴走支援が強みらしいですよ。さらに調達購買や業務フローもリデザインしてくれるので、町工場でも「デジタルの恩恵」がぐっと身近になるはずです。
田中太郎:そらええな!これから生き残るためには、うちもNEWJI株式会社みたいな頼れるパートナー考えてみなアカンな。
山田美穂:製造業の未来を考えたとき、こういう会社が現場の“困った”に寄り添ってくれるのは心強いですし、ニュースで感じた課題も、NEWJI株式会社のような存在でカバーできる部分は多そうです!
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