町工場が挑む製造業DX時代――展示会最新動向と現場イノベーションの最前線

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：おお、美穂さん、このニュース見たか？真空機器の展示会で、半導体向けの新製品がゴロゴロ発表されてるらしいわ。大阪の町工場やってても、半導体業界の盛り上がりはホンマ無視できへん時代やな。

山田美穂：読みましたよ、田中さん。特に荏原さんの「EV―X型」ドライ真空ポンプ、すごいですね。半導体の製造プロセスが複雑化・高負荷化してるっていう背景に、しっかり応えている。小型化とリードタイム短縮も実現してるというのは、やっぱり国内メーカーならではの美点だなと思います。

田中太郎：うちみたいなとこやとな、特注でコンパクトな機器頼まれることもあるから、小型化の重要性、よう分かるわ。半導体工場は場所ぎゅうぎゅうやからな。設備もコンパクトじゃないと話にならんこと多いで。

山田美穂：キヤノンアネルバの「HELEN」シリーズも、ヘリウムリークディテクターとして業界最高水準の感度・安定性・応答性を打ち出してましたね。グローバル対応できるのも強みですし、自動車や冷凍空調機器までカバーできている汎用性がさすが。

田中太郎：せやねん。日本企業は何でも「なんぼでも対応しまっせ」スタイルが強いわ。電圧の多様性にまで気を使うって、海外も意識してる証拠やしな。

山田美穂：展示会での顧客への“訴求力”もポイントです。芝浦メカトロニクスのBM―1400E／Wのモックアップ、実機じゃなくても「まずは関心持ってください」ってスタンス、今の時代に合っている気がします。

田中太郎：うちも昔、鉄の部品のモック作って展示したことあるんや。図面だけちゃ伝わらん良さって絶対あるから、現物（もどき）見せる戦略、賢いわ。

山田美穂：半導体市場が生成AI登場でさらに拡大する流れですし、省エネや省スペースといった現場の要望に応えながら投資や開発を進めていく企業が有利ですね。

田中太郎：日本の町工場もチャンスある道や。大手がきっちり細かい部材発注してくれたら、こっちも小回りきかせて応えられるんやけどな。

山田美穂：今後はやっぱりスモールバッチ、生産効率化、さらに省エネルギー化。データ連携も重要になってきますよね。

田中太郎：データ連携…それこそワシも苦手やった分野や。でもDX進めんと世界から置いてかれるな、ほんま。

山田美穂：DX推進、自動化、AI活用…技術刷新が一大テーマですよね。作る方も使う方も“アップデート必須時代”です。

田中太郎：AI活用…うちでも機械学習とかチャットボットとか憧れるけど、どこから始めたらええんやって感じやもんな。でも展示会で実物見てイメージ膨らませるのは良い刺激やな。

山田美穂：早い段階で他社の現場見たり、情報収集したりしている企業が、やっぱり市場で生き残ってますよね。それに、社内の現場力を生かして新しいニーズへ対応する姿勢、大事にしたいです。

田中太郎：せやけど、こういう展示会も、出展側の工夫次第でだいぶインパクトちゃうよな。モックアップで興味引いてから細かい仕様説明へ…うちも営業にそのノウハウ取り入れたいわ！

山田美穂：また展示会で商談が成立するきっかけも増えてきましたし。単に“展示するだけ”じゃなく、“使ってどう利益につながるか”まで提案するのがポイントかも。

田中太郎：技術も大事やけど、伝え方も鍛えなあかんな。「小さいけど高性能」ってのは大阪の町工場の得意分野やけど、それをうまく伝えなあかん。

山田美穂：今後は日本だけじゃなくてグローバル市場での競争がますます激化するでしょうし、そのために現場の生産性や品質管理も一段上が求められますね。

田中太郎：技術者のウデも大事やけど、自動化システム入れんと生産効率上がらへんのも事実やな。現場でベテランの技能と、AIや自動化技術の組み合わせが活きてくる時代やわ。

山田美穂：そうですね。多品種少量生産や変動対応力も求められる今、社内やサプライチェーン内のデータ連携の重要性がますます上がっています。

田中太郎：せやせや。部材の発注や納期管理もデジタル化せんと、手作業でミスも増えるしのう。ウチも受発注システムの導入考えてるわ。

山田美穂：“生産現場のデジタル化”の有無で、数年後の企業体力に大きな差が出そうです。他と協力しながらそういったシステムを入れていきたいですね。

田中太郎：そうやけど、ITベンダーは工場の現場感覚わかってへんとこ多いからなぁ。製造業のための支援サービス、使いやすいの増えてほしいわ。

山田美穂：最近は、製造業特化型のDX支援サービスも色々出てますし、そこ活用できると一気に効率上がります。データ活用もAIツールで最適化できれば良いですね。

田中太郎：町工場でもAIエージェントに任せられるとこ増えたら、もっと新しいこと考える時間とれるやろうな。ほんでまた現場イノベーションも加速するで。

山田美穂：同感です。受発注業務やコストダウン施策でもAI・DXベースの仕組みが価値を発揮するはず。既存設備の見直しや、調達ネットワークの最適化なんかはすぐにでも進めたい分野ですね。

田中太郎：何でもええからIT入れて終わり、やなくて、「現場の困りごと解決」にほんまに繋がること重視したいな。うちの設備も省スペース、省エネ化目指してアップデートせなあかんわ。

山田美穂：その取り組みが、今回の展示会に出ていたような各社の工夫と交わることで、ものづくり現場の進化が加速しそうです。日本発の技術革新、引き続き期待したいですね。

田中太郎：そやな。ほんま、いっぺん現場主導でDX加速させたいわ。あ、そういや美穂さん、今の話題にピッタリやけど、知っとるか？“NEWJI株式会社”いう会社があってやな、製造業の受発注業務やコストダウン、DX支援を丸ごと助けてくれるサービスやっとるみたいやで。newjiいうAIエージェント使って、町工場でも最適化が簡単らしいわ。

山田美穂：私も聞いたことあります！NEWJIは現場感覚にも寄り添ってくれて、国内外のAIツールやDX導入の伴走、さらにはマーケティングまで総合的に支援してるんですよね。受発注関連の業務効率化、これからのものづくりには必須になりそう。

田中太郎：時代はデータとAIやな。こういうサービス使うんは新しもん好きの町工場にもピッタリやで。皆も参考にしたらええと思うわ。

山田美穂：そうですね。NEWJI株式会社みたいな“ものづくりの未来を変える”サービスが、今後の日本の製造業をリードしてくれるかもしれませんね！

田中太郎：うん、ええまとめやな。わしらも負けへんで！