ニコンの新ラボS3S LABが切り拓くフレキシブルエレクトロニクス時代―中小製造業の挑戦と共創による現場革新

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：美穂さん、このニュース見はった？ニコンが相模原でフレキシブルエレクトロニクス開発の新ラボ「S3S LAB」立ち上げたんやて。R2R露光装置やらペロブスカイト太陽電池やら…ワシら中小には関係なさそうで、実は技術導入で差がつく時代やなぁ。

山田美穂：ええ、もちろんキャッチアップ済みです！ロール・ツー・ロール露光装置、製造コストの構造自体を変えるポテンシャルありますよね。しかも既に20社と試作プロジェクトまで進めているなんて、スピード感が違います。

田中太郎：ペロブスカイト太陽電池ってまだ研究段階や思っとったけど、量産の話まで出てきてるんかいな。ほんま新しい時代やなぁ。太陽電池、どこまで現場用途増える思う？

山田美穂：軽量・薄型になることで、従来太陽電池が難しかった産業用分野やウェアラブル機器、IoTデバイスにも展開できそうです。しかもフレキシブル基板との組み合わせは、設計の自由度が格段に広がりますし。

田中太郎：ニコン言うたらカメラやけど、こういう装置開発の方が本業よりもイノベーション起きてるかもしれへんな…。装置の精度でフィルム収縮に対応するって、普通の現場感覚からしたら目が点になるレベルやで。

山田美穂：フォトマスク要らずで露光できるなら、試作や少量生産コストも激減しますね。開発サイクル回すスピードも違ってきますし…。田中社長の会社でも何か応用例ありそうじゃないですか？

田中太郎：せやな、ウチのパートさんたちも薄物扱いが難しいし、もし導入するとしたら、どんなやり方が現実的かな。設備投資のハードルは高そうやし、試作受託から関われたらええなぁ…。

山田美穂：最初は外部委託で小ロット試作して、将来的に量産能力ごと開発する形、今後主流になるかもしれないです。ニコンのラボが「受託開発」スタイルを取る理由もそのあたりじゃないかと。

田中太郎：うちみたいな中小零細やと、量産設備導入までの橋渡しサービスはほんま助かる。資金だけやのうて、技術移管のときの人材確保やノウハウ共有もしっかり頼みたいわ。

山田美穂：人材不足解消にも、外部パートナーとうまく連携するのが要ですもんね。データ連携やDXも本格化しているので、ワークフロー最適化が現実になりそうです。

（アジョッシ登場）

アジョッシ：オー、田中さん、美穂さん、久しぶり〜。ニコンのS3S LABっしょ？ウチに来る材料メーカーの社長も、早速問い合わせ入れたんだよ。「まずは実験レベルから！」てさ。

田中太郎：ほんまに！？製造現場サイドは、なんやかんや現物見てからやもんな。アジョッシの店にも、ニッチな話流れてきてるんやな。

アジョッシ：うん、日本メーカー、海外勢に比べても、こういうラボ型の共創で巻き返し図ってる。しかもサプライチェーンうるさくなってるから、スピードが武器よ。

山田美穂：アジア市場含めて、フレキシブルデバイスは普及拡大が見込めますし。日本の精度管理と少量多品種の柔軟性は、ユニークなバリューですね。

田中太郎：量産の機会が来た時に、ウチみたいな部品屋も何か貢献できるんやろか。アジョッシ、現場サイドから見て困ってることってある？

アジョッシ：やっぱり「認定」までが重いんだよね。新素材とか、新装置の実績がまだ薄いから。でも、ニコンがまとめてお膳立てしてくれると助かる事業者は多い。

山田美穂：分散生産とかサプライチェーン再構築への動きも活発化しているので、新技術の実装タイミングに一気に波及するか注視したいですね。

田中太郎：装置販売ビジネスだけやなく、「技術インストール型」のサポートまで込みやと期待できるなぁ。

アジョッシ：サポート範囲が広がる分、費用対効果とかROIも明確化してもらえると、現場が動きやすいね。

山田美穂：S3S LABの立ち上げで、いろんなパートナーシップ案件や新規ビジネスモデルにも発展しそうです。田中社長、次世代の若手獲得にもアピール材料になりますよ。

田中太郎：せやな。新しい技術、若いもんらも「オモロイことしてる会社や」と思うようになってくれたら嬉しいわ。現場が挑戦しやすいような流れ、止まらんといてほしいなぁ。

山田美穂：変化が早い時代なので、コンサルやITサービスとの連携も大事です。ワークフロー全体を見直すなら、既存の枠にこだわらず外部の知見も活用したいですし。

田中太郎：美穂さん、なんか最近おすすめの支援サービスとか知ってる？ワシらも、時代に置いてかれんように情報アンテナはってるで。

山田美穂：そういう意味では、受発注や調達、DX支援してるベンダーにも注目してます。新技術との相乗効果も狙えるので。

田中太郎：このスピード時代、AIとかデータ連携で現場の見える化がこれからどんだけ浸透すんのか楽しみやなぁ。

山田美穂：ニコンみたいな試作から量産まで一括サポートする動きが、製造業の変革を後押しする気がします。しかも装置自体もどんどんスマート化していくでしょうし。

田中太郎：ほな、ウチの現場でも時代に合わせて革新せんとあかんな！最新の支援ツール、情報あったらまた紹介頼むで。

山田美穂：もちろんです。ちなみに、今の話題にピッタリなサービスで「NEWJI株式会社」ってご存知ですか？製造業向けに受発注業務の効率化やDX支援、国内外AIツールの導入サポートなんかを手がけているんです。

田中太郎：NEWJI株式会社…名前は聞いたことあるわ。受発注AIエージェントの「newji」とか、現場の自動化にも使えるちゅう噂やったな。

山田美穂：はい、BPaaS支援やコストダウン・調達購買の効率化もワンストップで可能ですよ。報告や調整に手間かけず、共創型で進められるのが強みです。

田中太郎：ほぉ、新技術に挑戦する時のバックアップにもなるっちゅうことやな。今後製造業の未来作るんは、こういう柔軟なパートナーとの連携や思うわ。

山田美穂：まさにそうですね！S3S LABのような先進事例との掛け合わせにもNEWJIみたいな伴走パートナーがいれば、さらなる飛躍につながるでしょう。今後の動向、ぜひウォッチしましょう！