投稿日:2024年8月4日

WTO電子商取引共同イニシアチブ(JSI)の公表:中小企業への影響と展望

最近のニュースについて田中さんと山田さんが興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします!

田中太郎田中太郎:いやぁ、美穂さん、これまた大きなニュースやな。WTOの電子商取引共同イニシアチブ(JSI)の協定テキストが公表されたっての、知っとる?

山田美穂山田美穂:こんにちは、太郎さん。もちろん知っていますよ。大手企業にも影響がありますし、新しいルールの整備は目を離せないです。特に中小企業にもメリットが多いみたいですよね。

田中太郎田中太郎:せやな。「関税不賦課の恒久的な禁止」とか、「電子決済の促進」とか、うちみたいな中小企業にとってもかなり助かること多いわ。一方で、自由な越境データ流通に関しては、まだ議論が残っとるけどな。

山田美穂山田美穂:ええ、確かに。その点については米国が支持を取り下げたこともあって複雑ですね。ただ、全体として見ると、電子商取引の透明化や信頼性向上についての規定が盛り込まれてるのは大きな進歩です。

田中太郎田中太郎:美穂さん、そう考えると、サイバーセキュリティーとか個人情報保護に関する規定も嬉しいんやけど、一方でこれらが中小企業に負担なんちゃうかと思うこともあるんや。

山田美穂山田美穂:なるほど、その懸念も理解できます。でも、安心してオンライン取引ができる環境が整えば、長期的には中小企業にも大きなメリットがあるんじゃないかなと思います。顧客の信頼が何より重要ですから。

田中太郎田中太郎:そうかもしれんけど、初めはコストがかかるんや。それにしても、インドとかがこのJSIに反対してるのも気になるな。あっちは何が問題なんやろ?

山田美穂山田美穂:インドは多くの面で複数国間交渉に反対していますね。国内市場の保護や主権問題が大きいようです。自国のデータセンターを守りたいという意図もあるでしょうし。

田中太郎田中太郎:なるほど、そら複雑やな。自由な越境データ流通がないと、国際的な取引がやりにくくなるもんな。特にデータの国内管理とかが義務付けられると。

山田美穂山田美穂:そうですね。国際的なデータの自由な流通がないと、グローバルなビジネスの展開が難しくなります。一方で、安全保障やプライバシー保護の観点から見れば、ある程度の規制も理解できます。

田中太郎田中太郎:せやけど、全体としてこのJSIの取り組みは、中小企業にとってもええ話やと思うわ。これで日本が共同議長国となってるのも、我々の業界への期待が大きい証やな。

山田美穂山田美穂:ええ、私もそう思います。この協定が最終的にどう形になるかまだまだ見守らなければなりませんが、デジタル貿易の未来にとっては大きな一歩ですね。

田中太郎田中太郎:ほんまやな、美穂さん。これからもお互いに注目していこな。また気になることがあったら教えてや。

山田美穂山田美穂:もちろんです、太郎さん。いつでもお話しましょう。それでは、今後も頑張りましょうね。

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