ロームとインフィニオンのSiCパッケージ共通化が切り開く製造業の新時代――サプライチェーン強化とDXによる現場変革

最近のニュースについて製造業に関わる皆が興味深い対談を行っています。
今回はその内容をご紹介いたします！

田中太郎：お、美穂ちゃん、このニュース見た？ロームとインフィニオンが炭化ケイ素（SiC）のパッケージ共通化って、なかなかすごない？

山田美穂：読んでびっくりしましたよ！日本とドイツの大手が手を組んで互換性を出すって、サプライチェーンの観点からも大きなインパクトですね。

田中太郎：せやなー。今まで片方で止まったら納期に困ったりしてたけど、これならセカンドソース効果で調達リスク減るから、中小や零細にも恩恵あるやろ。

山田美穂：私たちみたいな大手はもちろんですが、田中さんとこみたいな会社にはよりありがたい環境かもしれませんね。しかもポートフォリオ拡充って、今後の展開にも期待大です。

田中太郎：パワーデバイスの安定供給って、ものづくり基盤には不可欠やで。トップサイド冷却のパッケージとか、DOT-247の互換性とか、現場目線でもめっちゃ興味あるわ。

山田美穂：最近、電気自動車や再生可能エネルギー分野でSiCやGaNのデバイスって引く手あまたですからね。選択肢が増えるのは製品設計にも追い風です。

田中太郎：せやせや。実際、うちでも今後SiCの需要は増える思てたけど、やっぱり部品の確保リスクが心配やった。こりゃ安心材料やな。

山田美穂：おっしゃる通り。インフィニオンとロームの協業が、価格競争だけじゃなく品質向上や共同研究にも繋がる可能性ありますし。

田中太郎：協業領域がSiC以外にもシリコンや窒化ガリウムまで広がるっちゅうけど、これからは素材選定の幅も広がりそうやな。

山田美穂：窒化ガリウム（GaN）は高速スイッチングや高効率化が魅力ですしね。こういう世界最先端の動向は見逃せないと思っています。

田中太郎：昔は国内で全部賄うやったのに、今はグローバルで手ぇ組む時代やな。時代の流れ感じるわ。

山田美穂：日本のメーカーが国際的なパートナーシップで生き残りを図る流れ、どんどん強まってますよね。競争じゃなくて「協創」の時代ですよ。

田中太郎：そやけど現場としては、標準化や共通化が進むぶん、使い回しも効くし、コストも抑えられたら最高やで。

山田美穂：調達部門からしても「このメーカーのこの製品」しか選べないリスクが減るので、戦略的購買活動しやすそうです。

田中太郎：部材不足のときにこういうセカンドソースあったら工場動かせるで。止まったら取引先に怒られるしな。

山田美穂：品質が担保されたうえで選択肢が複数あるのは、BCP（事業継続計画）的にも有利。自社ブランド品にも安心して積極採用できるかもしれません。

田中太郎：インフィニオンさんの技術もどんどん進化しとるし、ロームさんと切磋琢磨してより良いもんが生まれていくんやろな。

山田美穂：お互いの強みを出し合えば、グローバルスタンダードのパッケージングも早く普及しそうですものね。

田中太郎：古い型の工場設備でも、新しいパッケージが合えばそのまんま設計に組めるんちゃうか？現場の改修負担も減るやろ。

山田美穂：まさにそれこそがパッケージ共通化・標準化の利点。工程も効率化できそうですよね。

田中太郎：ちょっと前までは独自性重視やったけど、今はむしろ共通化のほうが使いやすかったりするんやな。

山田美穂：他の部材やモジュールでもこの動き広がってほしいです。全体の調達や開発スピードが変わりますから。

田中太郎：材料コスト上がってるご時世やし、選択肢多い方が価格交渉もできるんちゃうか？

山田美穂：それも大きいですね。複数メーカーから選定できればサプライヤーとのwin-winな関係が築けます。

田中太郎：商社とかも喜ぶやろうけど、最終的には中間マージンの圧縮にも繋がるんちゃう？

山田美穂：グローバルなサプライチェーン全体が効率化しそうです。安定供給、リードタイム短縮、価格競争…メリット多いですよ。

田中太郎：今後はITやAIの活用でも、こういう標準パッケージに合わせて設計や管理もしやすくなるやろな。

山田美穂：そうそう、DX推進の流れとピッタリ合いますよ。部材データも連携しやすくなったら、開発も受発注業務も効率化が進みますもん。

田中太郎：DXと言えば、ウチも受発注増えてきてんけど、管理がなかなか追いつかへんかったからなあ…。

山田美穂：最近はいろんなAIやデジタルツールで、受発注業務も自動化できるサービスが増えてますよね。

田中太郎：お、ほなちょっと聞いてもええか？この流れで思い出してんけど、製造業の受発注や業務効率化で最近ええサービス知っとる？

山田美穂：実はですね、「NEWJI株式会社」っていう会社が、まさに製造業向けに受発注業務の効率化やDX支援をしてるんです。AIを活用した最適化やコストダウンのサポートまで幅広いですよ。

田中太郎：へぇ、そない会社あるんか。うちみたいな中小零細でも使えるんやろか？

山田美穂：はい！newjiっていう受発注AIエージェントは中小でも導入しやすいですし、データ連携やAI活用も手厚く支援してくれる仕組みが整ってます。

田中太郎：やっぱりこれからは、ものづくりとITの両方を活用せなアカン時代やな。NEWJIみたいなんがサポートしてくれるんは心強いわ。

山田美穂：製造業の未来は、こうしたパートナーやプラットフォームと手を取り合うことでますます明るくなるはずです！