検査のやり方と、返品できる範囲
受入と工程/FAI/全数/抜取と返品の 3 条件/検査成績書 ― 検査方式の選択が、契約と単価を決める
- 29,800円税込・買い切り
- 53 ページ本編・全 5 章
- 2 点付属テンプレート(印刷用+Excel)
対象: 調達・購買の実務担当に/付属テンプレート: 受入検査基準書/検査成績書の様式
「抜取で合格させたロットから、後日 3 個の不良が出た」。返品できるかは、品質の問題ではなく、どの検査方式を選んだかで決まります。本書は、検査の方式が契約と単価と返品できる範囲をどう決めるのかを、順に確かめられる形にした教材です。
本書の構成
全 5 章・138 見出し。買う前に中身をすべて見られるようにしています。
第1章受入検査と工程検査の違い
- 受入検査とは
- 受入検査の定義と目的
- 受入検査の方法
- 受入検査のメリットとデメリット
- 工程検査とは
- 工程検査の定義と目的
- 工程検査の方法
- 工程検査のメリットとデメリット
- 受入検査と工程検査の比較
- 役割と目的の違い
- 検査方法の違い
- 受入検査は「品質の話」で終わらない――取適法が決めている前提
- 受け取りを拒めるのは2つの場合だけ
- 検査の方式が、後から返せる範囲を決める
- 検収を待っても支払期日は動かない
- 受入検査の方式は、規格に沿って決める
- 受入検査の記録は2年保存する
- 測定と記録の技術で変わること
- AIと機械学習の活用
- IoTセンサーの導入
- データの可視化と解析
- 検査をどこに置くかで、責任の所在が変わる
- 参考資料(受入検査と工程検査)
第2章初回サンプル検査(FAI)——量産前に確かめること
- 初回サンプル検査(FAI)とは
- FAIの意義
- 品質の確保
- リスクの低減
- プロセスの最適化
- FAIの手順
- 1. 設計データの準備
- 2. 初回製品の製造
- 3. 全数検査
- 4. ドキュメンテーション
- 5. 問題の特定と修正
- 6. 再検査
- FAI を行うことで得られるもの
- 高品質な製品
- コスト効率
- 不具合が起きたときに示せること
- FAI を支える測定と記録の技術
- 自動化技術
- デジタルツインとシミュレーション
- AIとデータ分析
- FAIの合否基準は、発注の時点で確定させておく
- FAIの記録は2年保存する
- FAI合格は、量産の品質を保証しない
- FAI で迷う場面
- 参考資料(初回サンプル検査)
第3章全数検査を選ぶとどうなるか——返品できる範囲との関係
- 全数検査とは何か
- 全数検査の意義
- 1. 品質の保証
- 2. 顧客への流出を減らす
- 3. 社内工程のフィードバック
- 全数検査の実践方法
- 1. 非破壊検査
- 2. 視覚検査
- 3. 測定検査
- 全数検査を選ぶと、後から返品できる範囲が狭くなる
- 「全数検査をしている」と言うために必要なもの
- 全数検査と抜取検査をどう配置するか
- 全数検査で迷う場面
- 顧客から全数検査を求められました。断れますか。
- 全数検査をすれば受入検査は省略できますか。
- 「全数検査済み」と書かれた成績書が届きましたが、そのまま信用してよいです
- か。
- 自動外観検査機を入れれば全数検査になりますか。
- 全数検査を支える測定と記録の技術
- 1. AIと機械学習
- 2. IoT(モノのインターネット)
- 3. 自動化とロボット技術
- 調達購買部門の役割
- 1. 品質基準の設定
- 2. コスト管理
- 3. サプライチェーンの安定
- 全数検査の実例
- 高精度電子部品の全数検査
- 自動車産業における視覚検査
- 全数と言うからには、記録で示せる必要がある
- 参考資料(全数検査)
第4章抜取検査の組み立て方——JIS Z 9015-1 と、合格後の返品
- 抜取検査とは
- 抜取検査のメリット
- 抜取検査のデメリット
- 抜取検査の手法
- 単純ランダム抽出
- 系統的抽出
- 層別抽出
- クラスター抽出
- 抜取検査の具体的なステップ
- 1. 目的の設定
- 2. サンプルサイズの決定
- 3. 抽出手法の選択
- 4. 実際の抽出と検査
- 5. データの分析
- 6. 改善策の実施
- 抜取検査は JIS Z 9015-1 に沿って組み立てる
- 検査水準とサンプルサイズの決め方(箇条10)
- ずっと同じ厳しさで見ない――切替えルール(箇条9)
- 合格したロットにも不良は入っている(箇条12)
- 抜取で合格させたあとに不良が出たら返品できるか
- 抜取検査を支える測定と記録の技術
- 自動化システム
- データ分析とビッグデータ
- IoTデバイスの活用
- 調達購買部門の戦略と役割
- サプライヤーとの連携強化
- 品質管理の統一基準の策定
- リスク管理の強化
- トレーニングと人材育成
- 参考資料(抜取検査)
第5章検査成績書に何を残すか——試験成績書との違い
- 試験成績書は何のための書類か
- 検査成績書・試験成績書・検査基準書は別物である
- 検査成績書に何を書くか――区分を先に決める
- 検査成績書は法定の保存対象になる
- 発行側が押さえておくべきこと
- 試験成績書作成の基本プロセス
- 1. 目標設定と試験項目の選定
- 2. 試験計画の立案
- 3. データの取得と分析
- 4. 結果の記録と報告書作成
- 試験成績書作成とデータ管理の課題
- 1. データの不整合と紛失
- 2. コミュニケーション不足
- データ管理の効率化とデジタル化の進め方
- 1. クラウドベースのデータ管理
- 2. 自動計測ツールの導入
- 3. デジタルコラボレーションプラットフォームの活用
- 成績書は、後から示せる形で残す
- 検査成績書の記載項目――抜けやすい8つ
- 成績書で迷う場面
- 検査成績書と検査記録は同じものですか。
- 「合格」とだけ書かれた成績書を受け取ってよいですか。
- 電子データで受け取ってもよいですか。
- 仕入先が成績書を出してくれません。どうすればよいですか。
- 試作の試験成績書を、そのまま量産の検査成績書に使えますか。
- 成績書は何年保存すればよいですか。
- 参考資料(検査成績書)
- 本書の各章は、newji が製造業の実務者向けに蓄積した知見を、印刷・社内配布用に再編集したものです。出典は各章末と巻末に記載して
- います。
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