投稿日:2025年9月10日

販促ノベルティとしてのペット用品OEM活用事例

はじめに:ペット用品OEMの魅力と販促ノベルティとの相性

近年、少子高齢化やライフスタイルの多様化により、ペット関連市場が右肩上がりの成長を続けています。
ペットは私たちの身近な家族となりつつあり、人々は自らの家族同等、もしかすると自分以上にペットの“快適さ”や“健康”に配慮しています。
また、消費者の価値観がモノからコト、そして“体験”へと移り変わる中、企業が消費者との絆を深め、ブランド価値を高めるための手段として「販促ノベルティ」が再評価されています。

そんな販促ノベルティの中でも、特に注目を集めているのが「ペット用品のOEM活用」です。
本記事では、現場で培った知識とリアルな事例をもとに、なぜペット用品OEMがプロモーション戦略として効果的なのかを深堀りしつつ、昭和アナログ体質が色濃く残る製造業界で成功するためのヒントも交えて解説します。

ペット用品OEMとは?現場から見る最新事情

OEMとは何か?基本のき

OEMとは「Original Equipment Manufacturer」の略語で、発注元(バイヤー)が企画・ブランド・販売し、実際の製造は受託先(サプライヤー)が請け負う生産体制を指します。
つまり、バイヤーの求める仕様に基づき、サプライヤーが自社製品としては出せないものを形にするという仕組みです。
製造側からすれば、安定した生産計画と一定量の受注確保につながり、バイヤー側から見れば、最小限の投資でアイディアを具現化しやすくなります。

なぜ今、ペット用品OEMが注目されるのか

– 市場規模が拡大(2024年も堅調)
– 小ロット・短納期対応が主流化
– 他社との差別化が容易
– “自社愛”を促進する企業文化へのマッチング

コスト競争だけの時代は終焉し、「飼い主とペットの絆」を彩る“体験提供型グッズ”や“付加価値創出”が求められています。
特にノベルティでは、オリジナリティあるグッズがブランドイメージをダイレクトに伝え、SNS拡散やファンの獲得に効果的です。

ペット用品OEM販促ノベルティ活用の実戦事例

1.ペットフードメーカーA社のキャンペーン:オリジナル犬用トイ

課題:新商品のサンプリングだけでは「二番煎じ」感が強く、消費者への印象が薄い。

解決策:顧客アンケートで「飼い主が思わずシェアしたくなる」フォトジェニックなデザインのオリジナル犬用トイ(玩具)をペット用品OEM業者と協業して開発。

結果:SNSの口コミ拡散率が前年比3倍。ノベルティ目的で商品購入に繋がったケースも多発。

2.動物病院グループB社:オリジナルネーム入れ首輪プレゼント

課題:新規顧客のリピート率向上、通院を「楽しい記憶にする」工夫が足りなかった。

解決策:初診時に「病院名+ペット名刺繍」入り首輪をOEM製作し、無料配布。
病院ロゴをワンポイントで目立たせ、宣伝ツールとしての役割もプラス。

結果:口コミ新患の増加、来院動機の大半が「ノベルティ首輪」とアンケート結果に。
院内スタッフも誇りを感じ、定着率向上にも寄与。

3.家電量販店C社:家電購入特典としてネコ用爪とぎマットをOEM

課題:季節性キャンペーンで在庫余剰がち・マンネリ化の打破が必要だった。

解決策:ペット用品OEMメーカーと連携し、「温冷両用」の爪とぎマットを開発、購入特典に。
オリジナルキャラクター入りで“ウチの子感”を演出。

結果:飼い主層のハートを掴み、ギフト需要も促進。在庫消化に成功し、シリーズ化も検討中。

OEM調達・現場で重視すべきポイント

品質管理:現場の目が問われる

ペット用品は、人が直接使うもの以上に安全性が問われます。
誤飲・怪我リスク低減の設計や、可塑剤・添加物フリーの管理は必須です。

バイヤー(発注側)は、企画段階からサプライヤー(製造側)へ現場品質マネジメントの徹底を依頼し、製造現場訪問による実地監査、ダブルチェック工程の導入など、「ゼロトラブル体制」にこだわる必要があります。
サプライヤー側では「設計段階のリスク勘案」「製造工程での抜き取り検査」「出荷前の最終再検品」など、昭和の“現場目線”の愚直な徹底が、バイヤーへの信頼と長期取引への布石になります。

納期対応力:柔軟さが命

ノベルティ用途のペット用品は、キャンペーンのスケジュールありき。
バイヤーの「無理難題スケジュール」にも柔軟に対応できる体制作りが、OEM受託者として生き残る唯一の道です。

短納期案件でも、並行生産体制や外部協力会社のネットワークを駆使し、リードタイム短縮に挑み続ける柔軟なサプライチェーン構築が鍵です。
調達購買部門は、潜在的なトラブル種も先回りし、想定外に強いプロジェクト推進力が必要です。

コスト競争力だけに依存しない

バイヤー側が「単価叩き」一辺倒では、いずれ品質も納期も粗くなりがちです。
“価値”へ目を向け、「企業理念の共有」「アイディアを形にする開発力」「アフターフォロー体制」までを含めた“総合力”に投資するマインドが、次の時代のサプライヤー選定ポイントになります。

サプライヤーからも“単なるOEM”を超えて「こんな形なら御社のブランドがまた映えますよ!」と、昭和職人的ホスピタリティでの提案力が求められます。
これは業界アナログ文化の“理屈より情熱”にも通じ、オンラインだけでは伝わりきらない信頼醸成にもつながります。

OEM活用で実現する販促ノベルティの未来

SDGs・エコノベルティへの進化

SDGs文脈はペット業界にも当然波及しています。
企業としては「再生PET素材」「竹素材」「土に還るパッケージ」などをOEM開発段階で組み込む発想が必須です。
サプライヤー側へ生分解性素材使用の提案や、仕入先の選定段階における環境配慮型工場選定も大きなトレンドです。

デジタル×アナログの融合が突破口

IoT機能プラスα付きペット用ノベルティ(温湿度計付き首輪、GPSタグ内蔵チャームなど)は、昭和的な業界の“現場重視”と令和のテクノロジー融合領域です。
販促ノベルティに「使用後のデータ送信」「SNS連携で抽選キャンペーン」など、オンライン・オフライン融合キャンペーンが増えており、OEMメーカー側も小回りの利く対応力が問われます。

“人の気持ち”を掴むペットグッズ、現場目線こそ最強

ペット用品は、単なる「モノ」に閉じない“愛着”や“思い出”を生み出せる商品です。
特にノベルティ領域であれば、「うちの子用に作った!」というパーソナライズ要素や、手作り感がシェアを後押しします。
バイヤーもサプライヤーも、手間を惜しまず現場で工夫することで、“一生心に残るノベルティ”が実現できます。

まとめ:OEM時代のノベルティ企画を成功させるために

ペット用品をOEMで作り、販促ノベルティへ展開するメリットは数多くあります。
時代ごとに変化する消費者心理、および変わり続ける製造現場の現実を直視しつつ、バイヤー・サプライヤー双方が「現場に寄り添う」目線を持つことで、他社と差のつくオリジナルノベルティが生まれます。

そして、依然としてアナログ的な体質を残す製造業界でも、“ヒト”と“現場”の価値は不変です。
ラストワンマイルで“感動”を生むために、現場からの小さな工夫・気遣い・独自提案をおろそかにしないことが、真の信頼構築とブランド価値最大化につながります。

バイヤーを目指す皆さん、またサプライヤーの立場でバイヤー心理を読みたい皆さん。
「ペット用品OEMノベルティ」という、新たな地平線の中で、自らの経験値と現場力を生かしたプロジェクトをぜひ実践してみてください。
新しい価値づくり、そして業界全体の活性化へ向け、一歩を踏み出しましょう。

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